日本の食卓には欠かせない『豆腐』にもアレルギー症状の原因があった

一般的に食べ物によるアレルギーでよく耳にするのが卵アレルギーや蕎麦アレルギーなどですが、意外と豆腐アレルギーに悩まされる方も沢山いらっしゃるのだそうです。卵アレルギーの次に多いのが豆腐アレルギーだとも言われているぐらいです。

豆腐アレルギーでは重篤な症状は出ないと言われてはいますが、その時の体調などにもより、様々なアレルギー反応が顕著に出るようです。豆腐という身近に感じる食材に、いったいどののうなアレルギーの原因があるというのでしょうか？

たんぱく質というのは私たちの身体を作るのに必要不可欠な栄養素で、たんぱく質をアミノ酸に分解して吸収することによって身体を健康に保ってくれます。ですので通常なら健康に良いので積極的に取り入れることを推奨されています。しかし、中にはたんぱく質を身体が分解しきれないという人がいて、体内に残ってしまっているたんぱく質がアレルギーを引き起こす原因となっているようです。これが豆腐アレルギーになってしまう原因とされています。

豆腐の原材料は大豆です。大豆をぎゅっと絞った成分で豆腐は作られます。ですので豆腐アレルギーをお持ちの方の中には大豆にもアレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃるようです。大豆を使った料理や食材は様々なものがありますので、そういった大豆製品にもアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。十分に気を付けましょう。

豆腐アレルギーの症状の中に『身体中に湿疹が出てくる』という症状があります。湿疹が出るだけではなく強い痒みを伴う場合もあります。湿疹の範囲や痒みの強さは個人差があったりその日の体調によっても違ってはくるでしょうが、豆腐を食べてすぐに身体に湿疹が出てきたり痒みが出る場合は豆腐アレルギーを疑いましょう。

もう一つ、豆腐アレルギーの症状として『喉に違和感を感じる』というものもあります。咳が出たり喉が痛かったり、場合によっては少し息苦しさを感じることもあるでしょう。人によっては喉を締め付けられる感じがするという方もいらっしゃるようです。その時の体調などにもよりますが、すぐ治まるだろうと甘く見てはいけません。もし呼吸に違和感を覚えたら、早目に病院を受診されることをおすすめします。

赤ちゃんの離乳食にも柔らかくて栄養満点な豆腐を使う事があるでしょう。しかし注意をして見ていないと、赤ちゃんでも豆腐アレルギーの症状を起こすことは十分にあり得ます。豆腐を食べさせた後に何か変わったことはないかじっかりと見極めましょう。

豆腐を食べさせた後に顔や体に湿疹が出来ていないか、痒みや喉の違和感などでぐずったりしていないか、お母さんはしっかりと自分の子供を観察することが大切です。赤ちゃんは言葉で自分の症状を伝えられないですし、身体が小さいので大人よりもアレルギー反応が強く出てしまう恐れもあります。何か不安な要素がある場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。

『豆腐アレルギーをお持ちの方は大豆にもアレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃる』と先ほど述べましたが、豆腐アレルギーだけど大豆は大丈夫という方ももちろんいらっしゃいます。しかし、そういった方でも『豆乳』にはアレルギー反応を起こしてしまう方がいらっしゃいます。ですので、豆腐アレルギーの方は、豆乳にもアレルギー反応が出てしまう恐れがあります。その時の体調にもよりますが注意は必要でしょう。

以上のように、豆腐と言う身近な食材にもアレルギー反応を起こす方が沢山いらっしゃることがわかりました。豆腐アレルギーは重篤な症状は表れないとは言われていますが、その時の体調などによって症状の重さは変わってきます。少しでも不安な事があれば、早目に病院に行ってアレルギーかどうか調べてもらう必要があるでしょう。