ホントのところはどうなの?魅惑のプルプル☆ゼラチンアレルギーの話
2016/04/18
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2016/04/17 更新
ゼリーやグミなど子供が大好きなおやつにゼラチンが使われているのをご存じの方は多いと思いますが、そんなゼラチンのアレルギーがあるのを知っていましたか?油断したら危険な症状が現れることもあるそうです。今回はゼラチンのアレルギーについて調べてみました!
ゼラチンとはゼリーなどに入っているイメージがある方が多いと思いますが、ゼラチンとはそもそも何からできているのでしょうか?
ゼラチンとは動物の皮膚などから抽出したものなのですね。
ゼラチンとはいつからあるものなのでしょうか?
ゼラチンは、今から5000年以上昔の古代エジプトの時代まで遡ります。
古代エジプトの「ニカワ」製造が起源ではといわれているそうです。「ニカワ」とは、動物の皮革から採られた強力な糊のこと。ゼラチンは、長い間、糊のような接着剤として使用されていました。
19世紀頃から食用のゼリーに使われ始めたそうです。
そして、現在は食用だけではなく工業用や医療用など幅広く使われています。
アレルギーという言葉はよく聞きますが、アレルギーとはいったいどういう症状なのでしょうか?
アレルギーとは、あるものに対して過敏に反応する状態で、免疫反応が関係するものをいいます。免疫とは、からだを守るための防御システムで、体内に入ってきた異物(細菌やウイルス)に対して抗体を作って対抗しようとします。アレルギーは、食物やダニ、花粉など、本来は病原性のないものに対して特別な抗体IgEをつくって、過剰な反応を起こしてしまう現象です。
ゼリーやプリンなど様々な食品に使われているゼラチン。
そのゼラチンのアレルギーがあるのをご存じですか?
ゼラチンは、子供が大好きなおやつに含まれている事が多いので、実は気をつけなければいけないものでもあります。世界的にはゼラチンのアレルギーは少ない方ですが、日本ではゼラチンのアレルギーは多いと言われているそうです。
ではゼラチンのアレルギーの症状はどんなものなのでしょうか?
ゼラチンのアレルギー症状はどんなものなのでしょうか?
ゼラチンのアレルギーで起こる症状は、口のまわりや全身の痒み、腫れや赤み。皮膚や粘膜に蕁麻疹が見られたり、目や鼻のかゆみ、下痢や嘔吐、気管支喘息を起こしたりします。
更に悪化するとぐったりしたり、呼吸困難になるなど危険なアナフィラキシーショック症状が起こることもありますので注意が必要です。アレルギー体質だと思う方は十分に注意しましょう。
アナフィラキシーショック症状をご存じですか?
アレルギーの方が増えている日本では、このアナフィラキシーショック症状についてメディアで取り上げられる事も多くなりました。
アナフィラキシーショック症状は、蕁麻疹などのかゆみなどの皮膚症状、息苦しいなどの呼吸器症状と、目のかゆみやむくみ、くちびるの腫れなどの粘膜症状が多いです。
また、腹痛や嘔吐などの症状、血圧低下などもみられ、これらの症状が全身に急速にあらわれるのが、アナフィラキシーショック症状の特徴です。油断すると命を落とすことにもなり、大変危険な状態です。アナフィラキシーショック症状と思われる症状が出た場合は、すぐに救急車を呼ぶなど迅速な対応が必要です。
ゼラチンにアレルギーがある事が分かりました。
ゼラチンというと、ゼリーやプリン、グミなどお菓子に含まれているのは知っている方は多いと思いますが、その他にもゼラチンが含まれている食べ物はたくさんあります。まとめてみましょう。
ゼラチンが含まれている食品は、ゼリーやグミ、またマシュマロにもゼラチンは使われています。子供向けのヨーグルトにはゼラチンが入っているものもあります。またババロアなどにもゼラチンは使われています。
増粘剤・安定剤としてゼラチンが使われているのは、クリームチーズ・ハム・ソーセージや焼肉のタレなども原材料を見てみると使われている事が多いのです。
アレルギーの方が心配なゼラチンですが、ゼラチンを含んでいるものは食べ物だけではありません。
医療用として、実は、錠剤・トローチ剤・座薬などにもゼラチンは使われています。また、薬やサプリメントなどのカプセルもゼラチンが使われているのです。
病院で薬をもらう際、ゼラチンのアレルギーが心配な方は伝えた方が良いでしょう。
では、ゼラチンアレルギーの予防はできるのでしょうか?
一度ゼラチンアレルギーを発症したら、次からはゼラチンを徹底的に避けるようにしなければなりません。もうゼラチンアレルギーを引き起こさないように、ゼラチンが入っているお菓子やゼリーなどを避けましょう。
ゼリーのかわりに寒天などゼラチンが入っていないものにしましょうね。
また、アレルギーが心配な方は、一度、病院できちんとアレルギーの検査をしてもらう事をおすすめします。
ゼラチンのアレルギーについて調べてみました。いかがでしたか?
ゼラチンはすぐに思い浮かぶゼリーやグミなどお菓子の他にも薬のカプセルなど、他の身近なものにも含まれていることが分かりました。アレルギーが心配な方は一度病院できちんと検査してもらうと安心ですね。
アレルギーは、油断するとアナフィラキシーショック症状のような危険な症状が出る事もありますので、十分に気を付けましょう。
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