使い方次第でヘルシー料理に大活躍！　タジン鍋の上手な使い方

モロッコで広く調理器具として使われている、大きな三角の蓋が独特でかわいらしい土鍋がタジン鍋。加水しないで調理ができ、ヘルシーなスチーム料理が上手に作れ、そのまま食卓にお皿として出せる便利な鍋です。使い方も難しいことはありません。使い方のコツさえ分かれば料理に活かせる便利な鍋です。

タジン鍋の蓋は大きく重いため、中の蒸気や熱が外へ逃げずに鍋の中を巡ります。土鍋と違って穴もないので蒸気は逃げず、圧力鍋と同じようにタジン鍋の中の圧力は高まります。使い方は特に難しくないのに、食材の中に素早く熱が通り、旨みも逃がさず、食材から出る水分だけで調理ができ、焦げ付かないので油の必要もありません。使い方も簡単で、ヘルシーな料理が失敗なく作れる優秀な鍋です。

使い方は簡単です。材料を鍋に入れて火にかけるだけ。タジン鍋の特徴を活かした使い方をしましょう。長く使うために、幾つか注意点があります。使う前には水に浸けておき、火にかける前には鍋の表面の水分はふき取ります。陶磁器やセラミック製の物には必要がありませんが、割れを防ぐために欠かさず行います。使用後は急激な温度変化に弱いので、冷めてから水に浸けましょう。使い方の注意点さえ守れば、優れた調理器具でおすすめです。

蒸し料理が得意なタジン鍋。蒸し料理だけでなく、煮込み料理、焼きもの料理も作れます。火にかけて調理する使い方だけでなく、大きさによっては、電子レンジで調理する使い方、オーブン料理での使い方も。使いやすいシリコン製や、ふたがガラスでできたタジン鍋も市販されています。使い方も工夫され、タジン鍋を使ったレシピも豊富にあります。

タジン鍋の代表的な調理法は、やはり「蒸す」。ポイントは弱火でじっくり蒸すこと。特別なコツはありません。弱火で放置が基本です。水分の多い野菜とお肉、または魚介を入れてもおいしく仕上がります。

タジン鍋はフライパンのようにも使えます。焼いてから蓋をすれば蒸し焼きになりますし、先に焦げ目がつく程度まで焼いてから オーブンに入れて中までじっくり火を通すことも可能です。

煮込み料理も蒸すのと同様、お好みの材料を入れて煮込むだけです。普通の鍋より弱火でも、短時間で調理できます。

使い方が分かったら美味しいタジン鍋料理に挑戦しましょう。蒸す、煮る、焼くと使い方も多彩なタジン鍋。レシピも豊富です。

タジン鍋一つで出来上がるパエリアです。具材を炒めて、煮込んで、蒸し上げるタジン鍋の使い方をすべて利用して美味しいパエリアが作れます。具材は家にあるもの、お好みの物で。タジン鍋ごと食卓にあげれば豪華な夕食になります。

大きめに切ったキャベツとアンチョビをタジン鍋に入れて蒸すだけの簡単サラダです。キャベツ自体の水分だけで蒸しあげます。弱火で20分で出来上がり。甘く蒸しあがったキャベツにアンチョビの塩気がよく合います。彩りの桜えびがきれいで、食卓にそのまま出しても華やかです。

食材の水分をいかして蒸し煮にします。ビールを少し入れることで風味を良くしていますが、日本酒でもかまいません。ふたをして、中火で8分ほどで完成です。他の野菜を加えたり、鶏肉でも楽しめます。肉や野菜の旨味を逃さない、ヘルシーで美味しい料理です。タジン鍋の基本的な使い方です。アレンジは自在ですからいろんな食材で楽しみましょう。

タジン鍋の使い方は多彩。タジン鍋の特徴や使い方が分かったら、和食、洋食、中華、デザート、あらゆる料理に活用できますね。眠らせているのはもったいない。早速、美味しい料理作りに活用してください。