2016/03/29
kuwaoro56
小麦粉っていつまでも使えると思っていませんか? 実は賞味期限があります。 小麦粉を中心とする粉類は、湿気に弱いので、シンクの下などに保存してしまうと賞味期限が短くなってしまいます。 パン作り・お好み焼きと万能食材の小麦粉のきちんとした保存方法を勉強しましょう。
小麦粉とは、小麦を挽いて作られた穀粉の事を指します。 小麦粉は、成分の7~8割がデンプンで出来ていて、残りの約1割は、タンパク質で出来ています。 主なタンパク質はグリアジンとグルテニンで、これらの成分は水を吸収すると粘りのあるグルテンと変化します。 この粘りのあるグルテン成分が、小麦粉独特の料理を生み出して、様々な食品に使われます。
やっぱり家に無いといざという時に使えずに困る小麦粉。 小麦粉といっても、色々な種類あります。 小麦粉に含まれるタンパク質の割合と、形成されるグルテンの性質によって、薄力粉、中力粉、強力粉に分類されます。 その他にも、表皮や麦芽も丸ごと粉にした全粒子・パスタの原料として有名なギュラム小麦から作られたデュラムセモリナなども、小麦粉の一種です。 これらの小麦粉、特徴は、湿気が苦手なので、シンクの下や床下などの湿気のこもりやすい場所での保存は避けましょう。 そうしないと賞味期限がぐっと短くなってしまいます。
賞味期限の長い小麦粉ですが、きちんと保存をしないと賞味期限が切れる前にダメにしてしまう事もあるので注意が必要です。 賞味期限を保つ保存方法としては、開封した小麦粉は、湿気防止のため密閉できるタッパーなどに袋のまま入れて、直射日光の当たらない涼しい場所(冷暗所)で保存してください。
小麦粉にはダニや虫が付きやすいとも言われており、賞味期限が切れる前にダメにしてしまう要因にもなってしまいます。 そのため、心配な場合は、タッパーの重ね使いをして、タッパー同士の間に乾燥剤を入れて保存して下さい。 そうすれば賞味期限が保てます。
又は、タッパーに入れて冷蔵庫で保存すると、虫がわくのを防ぎつつ、賞味期限を保てるのでお勧めです。 ただし、使うときに冷蔵庫から出して常温に置きっぱなしにすると、温度の差から、結露が発生することがあり、賞味期限に影響してきてしまうので、気を付けて下さい。
薄力粉や中力粉の賞味期限は、約1年間持ちます。
強力粉の賞味期限は少し短く、約6か月です。
賞味期限がとても長い食材ですが、どんな小麦粉でも、開封した後はできるだけ賞味期限内で使い切りましょう。
小麦粉の賞味期限がもっと延びるかな?と冷凍保存をするのは避けましょう。 というのも小麦粉は粉物ですから、湿気を嫌います。 冷凍保存は、冷蔵庫での保存以上に、出した時の外気との温度差が激しくなり、湿気が付きやすくなってしまいますので、逆に冷凍保存をすると賞味期限をぐっと短縮してしまいます。
小麦粉をもう使わない方が良いかな?と賞味期限の目安に出来るのは:
・ カビが生えてきた
・ 酸っぱい匂いなど、変な匂いがする
・ 小麦粉の味も酸っぱくなってきた
・ 賞味期限を大幅に過ぎた小麦粉
・ 直射日光に当ててしまったり、高温多湿の中においていたような、保存状態が悪いもの
小麦粉は湿気を吸着すると、カビが生えてきたり腐ったりして、賞味期限が切れていなくてもダメになる可能性があります。 保存状態が良ければ、小麦粉の賞味期限を数年過ぎたとしても、食べることが出来るのですが、基本的にやはり、期限を守って開封したら早めに、賞味期限内で使い切るるようにしましょう。
いかがでしたか?
あまり気にしたことの無い、小麦粉の賞味期限。 食材ですからもちろん賞味期限がありますよね? なのにあまりにも賞味期限が長くて、つい忘れがちに…
なので、普段からお菓子作りや粉物を良く食べない場合は、大きな袋に入った小麦粉を購入してしまうよりも、サイズの小さい小麦粉を購入し、賞味期限内で使い切っていく方が、やはり品質的には安心ですね。
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