疲れた体に活力をつける一粒を!にんにくの摂り方と人間の与える効果
2016/05/31
ryune
健康的なイメージのにんにくですが、美肌やダイエットにも効果的なんですよ!これからの季節、痩せたいけど夏バテには注意、という方におすすめのにんにく。健康に良いだけではなく美味しく美肌にアンチエイジングなどたくさんの効果をご紹介します!
にんにくが健康に良いということはずいぶん昔から知られていたようで、なんと古代エジプトなど6000年前から食用にされていたらしいです。日本では「古事記」にも書かれています。
当時は成分分析など無理でしたから、その効果は「あれ?健康になった!?」と実際に体感していたということですね。にんにく恐るべし!
にんにくと言えば「パワーをつける」「夏バテを防ぐ」といった健康的なイメージがあると思いますが、ダイエット効果もありますし、その他いろいろな効果があるのです。
にんにくの効果としては、疲労回復、高血圧予防、動脈硬化予防など多くの健康効果が知られていますが、ここでは主に女性が特に気になる5つの効果についてご紹介しています。
にんにくの健康薬効のひとつに血液サラサラ効果があります。忙しい現代人は手軽なハンバーガーなどの肉食が多くなってしまいがちで、さらに食生活が不規則、日々のストレス、などから血液がドロドロになりやすい生活をしています。高血圧や動脈硬化などの原因ですね。
にんにくの有効成分のアリシンには抗血栓作用があり、血液をサラサラで健康な状態にしてくれます。さらに、コレステロール抑制作用もありますし、抗酸化作用で血液を健康に若返らせてくれるのです。
冷えは女性の敵!冷え性で悩んでいる方は多いと思います。にんにくは冷え性に効果のある食材としても知られています。上記の血液サラサラ健康効果で血行がよくなり、体中に血が回りやすくなることが理由のひとつです。
さらに、にんにくの有効成分のスコルジニンは末梢血管を拡張する効能があるため、血の通いにくい足先などの冷えを改善する効果があるのです。
しかしながら、研究論文等で冷え性改善効果に言及しているものは多くないため、それほど期待できる効果ではないかもしれません。
にんにくに含まれるアリシンには整腸作用があり、さらに胃腸を刺激するため、便秘や下痢を改善する健康効果が期待できます。
また、にんにくには食物繊維が多く含まれているので、便秘にも効果大。ほとんどの常習タイプの便秘に効果があると言われています。
にんにくには2つのアンチエイジング効果が期待できます。1つめは抗酸化作用です。お肌のシワやシミ、髪の白髪化、生活習慣病など、老化に関する症状を防いでくれるのが抗酸化作用です。
もう一つは①でも紹介した血液サラサラ健康効果です。血液サラサラによって血管のアンチエイジング効果を促します。血行を良くして体中に栄養を行き渡らせ、健康になれるだけでなく美肌その他の効果もあるのです。
二日酔いには「にんにく注射」が効果的と聞いたことがありますか?実は注射にはにんにくは入っていなくて、ビタミンなどにんにくに多く多く含まれる成分が入っているのでこう呼ばれます。
実際、にんにくは二日酔いにも効果的です。アルコールが体内に入るとその代謝のために大量のビタミンB1が必要となります。にんにくはビタミンB1の吸収作用とともに貯蓄する効果もあるため、ビタミンB1を体内に維持できるのです。また、にんにくの解毒作用は肝機能を補助し、アルコールの代謝を促進してくれます。
さらに、にんにくと一緒に豚肉などビタミンB1を多く含む食品を食べるとより効果的です。
このように、にんにくには健康や美容に効果的な成分が豊富に含まれています。ただし、食べ過ぎには気をつけて下さい。にんにくを食べ過ぎると、腹痛、めまい、皮膚荒れのような症状が起きる場合があります。
特に、生のにんにくを食べ過ぎると問題が起きやすいのですが、調理したにんにくでも食べ過ぎは禁物です。
適量の目安は次の通りです。
生にんにく(おろしにんにくなど) 1片/1日
火を通したにんにく 2~3片/1日
(子供は半量)
適量を毎日食べて健康的に美しくなりましょう。
焦がしにんにくのコンソメスープ
にんにく 大1片
玉ねぎ 1/4
ベーコン 1枚
オリーブオイル 小2
水 300cc
コンソメ粒 1個
塩コショウ 適量
空腹時にたっぷりスープで満足感の高い一品です。脂肪の吸収を抑える効果があるとされているオリーブオイルを使うこともポイント!
手順1 玉ねぎは薄切りにし、ベーコンは5mm程度の細切りにしておきます。
手順2 深めのフライパンに、にんにくとオリーブオイルを入れ、弱火に掛けます。フライパンが浅い場合は傾けながら、にんにくを数分間揚げるように加熱します。
手順3 フライパンに薄切りの玉ねぎを加え、弱火のまま8分ほど炒めます。だんだん、玉ねぎとにんにくの良い香りがしてくるとともに、色が茶色っぽくなってきます。美味しそうな「焦がし」になってきたらOKです。
手順4 さらにベーコンを加えて2分ほど炒めたのち、火を消します。フライパンに水とコンソ粒を加え、中火に掛けて煮立たせます。フライパンでそのままスープを作るのがポイントです。焦がした香りをそのまま残し、玉ねぎとにんにくの旨みを閉じ込めます。
手順5 フライパンが沸騰したら弱火にして、塩コショウで味を調えます。
<ポイント>
玉ねぎとにんにくの「焦がし」を作る際に、常に菜箸で混ぜて焦がさないように注意しましょう。じっくりと炒めて美味しそうな色になれば成功です。にんにくその他の健康的な栄養価で、バランスの良いダイエットレシピです。
鶏肉のにんにく醤油焼き
<材料> 4人分
鶏むね肉 2枚
にんにく醤油
■にんにく 1片
■醤油 大3
■酒 大2
■砂糖 大1
サラダ油 大さじ1と1/2
小麦粉 適量
サラダ菜、レモン、パセリ、七味とうがらし 好みの量
ダイエット中でも満足できる、健康的なメイン料理。一人分約250カロリー。
手順1 にんにくはすり下ろす。器に醤油、酒、砂糖を合わせてにんにく醤油を作る。
手順2 鶏肉を一口大に切り、手順1で作ったにんにく醤油に漬けて味を染み込ませておく。
手順3 フライパンにサラダ油を中火で熱する。油の温度が十分あがったら、手順2の鶏肉をにんにく醤油から取り出し、周囲に小麦粉をまぶして、両面がこんがりとするまでよく揚げる。残ったにんにく醤油は捨てないで取っておく。
手順4 鶏肉をすべて揚げ終わったら油を処理し、フライパンをキッチンペーパーで軽く拭く。手順3で取っておいたにんにく醤油をフライパンで中火にかけます。揚げた鶏肉をフライパンに戻してタレに絡めます。
手順5 皿に適量のサラダ菜を敷き、揚げた鶏肉を盛りつけます。好みで、レモン、七味とうがらし、パセリなどを加えます。
にんにくが、健康と美容に良いのは、たくさんの栄養価が含まれているからなのですね。臭いが気になりますし、食べ過ぎは良くありませんが、上手く食事に組み入れればこんな強い味方はありませんね!ダイエットにも効果的ですから、痩せたいけど健康と夏バテには気をつけなければいけないこれからの季節、大いに取り入れてみてください。
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