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意外と知らない?じゃがいもアレルギーの原因とその症状について

様々な料理の材料として使われることが多いじゃがいも。安くてお腹も膨れるし何より美味しいので口にする機会も多いかと思います。普段何気なく食べているじゃがいもですが、アレルギー症状が出ることもあるようです。アレルギーになる原因と症状はどのようなものなのでしょうか?

じゃがいもアレルギーについて

意外と多いじゃがいもアレルギー

じゃがいもアレルギーという言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、実はじゃがいもアレルギーは野菜の中で最もアレルギーが出やすいと言われています。命に関わるような重大なアレルギーが現在のところ確認されていないようですが、症状の度合いは人それぞれですので何とも言えません。

子供の方が反応しやすい

そして小さな子供は大人に比べて症状が重く、呼吸器に症状が出る場合もあります。また、大人は加熱したじゃがいもであれば大丈夫ですが、子どもは加熱したじゃがいもでもアレルギーが出る場合もあるようです。

じゃがいもアレルギーの原因について

じゃがいもに含まれる○○が原因!?

じゃがいもと言えば沢山含まれている栄養素として『たんぱく質』を思い浮かべると思います。なんと、このたんぱく質がアレルギーの原因となってしまっているようなんです。しかしたんぱく質はじゃがいもだけではなく他の食材にも含まれていますよね?では何故じゃがいもに含まれているたんぱく質がアレルギーを引き起こすのかという点が疑問になってきます。

なぜたんぱく質がアレルギーの原因になるの?

たんぱく質は通常アミノ酸という栄養素に分解されます。アミノ酸というのは私たちの身体を作る大切な栄養素です。しかしじゃがいもにはたんぱく質が多く含まれているため、アミノ酸に分解しきれずにそのままたんぱく質として吸収されてしまう場合があります。この時、分解しきれなかったたんぱく質を身体が排除しようとする働きが起こる人がいるそうで、これがじゃがいもアレルギーの原因だとされています。

じゃがいもアレルギーの症状について

口や顔まわりが赤く腫れる

よく見られるアレルギー症状として、じゃがいもを食べた後に口や顔の周りが赤く腫れてきて痒くなることが挙げられます。アレルギー症状はアレルゲンを含んですぐに表れる場合が多いですので、口や顔の周りに痒みが出てきたら要注意です。

喉がイガイガしたり咳が出る

じゃがいもアレルギーの症状の中には、呼吸器系に症状が現れる方もいらっしゃいます。なんだか喉がイガイガしたり、咳が出る、少し息苦しいなどといった症状が見られた場合は完璧なアレルギー症状ですので、じゃがいもを食べるのをストップしてください!!

赤ちゃんの離乳食には要注意!!

赤ちゃんの離乳食には、柔らかくしてからすりつぶした果物や野菜を使うかと思います。その中にはじゃがいもも登場することでしょう。この時、じゃがいもを食べさせてから赤ちゃんの口や顔が赤く腫れていないか、痒がっていないか、どこか具合が悪そうじゃないかというのをしっかりと確認してください。大人よりも小さな子供の方がアレルギー症状は出やすいとされています。また、赤ちゃんは自分で体の不調を訴えることが出来ません。もし少しでも疑わしいと思ったら、お医者さんに相談するのが良策です。

じゃがいもが関係しているものにも要注意

デンプン

じゃがいもアレルギーをお持ちの方で、ごく稀にデンプンにもアレルギー反応が出てしまうという方もいらっしゃるようです。片栗粉はじゃがいもに含まれているデンプンから作られていますので、ひどい方は片栗粉にもアレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃいます。片栗粉もじゃがいもと同様に色々な料理に使われている材料ですので注意が必要です。特にじゃがいもアレルギーをお持ちの小さなお子様は、大人に比べてアレルギー反応が出やすいのでさらに注意が必要かもしれません。

イネ科の植物

毎年5月〜8月頃がイネ科による花粉症のピークとされていますが、この時期に花粉症にかかる人はじゃがいもアレルギーになる恐れがありますので要注意です。何故イネ科とじゃがいもが関係しているのか。それは、イネ科の花粉症をお持ちの方は食物アレルギーに反応しやすいそうで、その中にじゃがいもも含まれているからです。ですので、自分がイネ科のアレルギーがあると自覚している方は。症状が出ている時はじゃがいもを極力食べない方が無難かもしれません。

疑わしい時は病院へ!!

何はともあれ、じゃがいもアレルギーが疑わしい時はなるべく早く病院に行くことが望ましいです。
「そんなに症状もひどくないし大丈夫だろう」と甘く見ていると、どんどんアレルギー症状がひどくなってしまう場合もあります。
アレルギーというのは時に死を招く原因となることもあります。じゃがいもアレルギーは他の食物アレルギーに比べてそこまでひどくはないと言われてはいますが、それはあくまでも今までの事例であるだけで、万人に当てはまるとは限りません。
お医者さんにしっかりと見てもらう事をおすすめします。

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