日本人なら米にこだわろう!産地別美味しいブランド米と県産米の種類
2016/05/19
az2az
お正月になると、当たり前のように目にするおせち料理ですが、具材や種類は何種類くらいあるのでしょうか?なぜ、お正月におせち料理を食べるのか?!いつから食べるようになったのか?!実は、おせち料理の種類ひとつひとつに意味があるのです。
そもそも「おせち料理」って何だろう?って思ったことありませんか?毎年 お正月になると何となく食べていますが、おせち料理の歴史はなんと弥生時代からあったと言われています。弥生時代の人々は、自然の恵みを大切にし、自分達がとった作物を神様にお供えしていたそうです。そして、節句の時期にその供えた物を料理して豊作を願い食べた料理を「節句料理」と言いました。節句の中で1番重要とされるお正月に食べる料理のことを「節句料理」と呼ぶようになり、これが今では「お節料理」、つまり「おせち料理」となったと言われています。しかしこの頃は、高盛りしたご飯などを指したもので、種類も豊富ではなく 現在のおせちの基礎が出来上がったのが、江戸時代からなんです。おせち料理には長い歴史がありますね
皆さん、どんな種類のおせち料理が好きですか?また、どんな種類のものなら手作りできますか?おせち料理は地域によって品数は異なりますが、すべて揃えると種類は全部で20〜30種類になります。ただ、どの地方でも日持ちする具材、縁起のいい具材を使用して作るようです。また、おせち料理の重箱の段数ですが、昔は四段重が一般的でしたが、現代は働いている人も多いため、料理の種類が減り三段重が一般的になってきています。ひとつひとつの料理に家族の1年間の健康や幸せを祈る願いをこめて、食材の名前や形、色などで 縁起を担いだものばかりなんです☆
お節料理に黒豆を食べ出したのは室町時代に砂糖がないためこんにゃくと炊き合わせて「座禅豆」と呼ばれ食べられていたものが起源と言われます。 「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。
田作りは字の通り、田を作るという意味があります。昔、片口いわしを農作物の肥料として使った田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願いおせち料理に作られるようにおなりました。
漢字では「金団」と書くので、黄金にたとえて金運を呼ぶ縁起物です。栗きんとんは その色から金塊や金の小判などに例えられ商売繁盛・金運・財運をもたらす福食として、正月のおせち料理の定番となったのです。多くの種類があるおせち料理、意味も深いですね
にしんの腹子の数の子は、卵の数が多いことから子宝祈願と子孫繁栄を願う縁起ものです。お正月やお祝いの席で数の子を食べるようになったのは 室町時代後期からと言われています。
海老の場合は、その長いひげを老人に例えたことから海の老人=「海老」と漢字で書かれるようになったと言われています。長いひげや曲がった腰は長生きをした人間の象徴と考えられ、同じ姿をした海老に、長寿の願いを込めたことからおせちの食材として用いられるようになったのです。由来を聞くとお正月には欠かせないですね!
江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が、伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたので伊達巻と呼ばれるようになったようです。また、昔は大事な文書や絵は巻物にしていたので、伊達巻のような形で表されたと言われています。
おせち料理は日本の懐石料理と同じくコース料理のようになっており、大きく分けて、「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」の5種類で、それぞれの種類の料理におめでたい意味やいわれがあります。
おせちの中でも重要で、代表的なものとされる『祝い肴三種』が揃えば、おせちが整うといわれています。祝い肴三種は関東では『田作り・かずのこ・黒豆』、関西では『田作り・かずのこ・たたきごぼう』となっています。
生ものが保存できなかった時代、魚介類にしっかりと火を入れていたことから、今もおせちでは、鯛や海老などしっかりと焼いたものが使われています。
代表的なのものは紅白なま酢です。濃い味付けが目立つおせち料理、さっぱりといただくための箸休めとして、入れられていることが多いようです。お酢の保存効果も昔からの知恵ですね。色々な種類のおせち料理を考え、昔の人はすごいですね!
おせち料理は、季節の野菜の煮しめがその始まりと言われています。四の重には、筑前煮、野菜の煮しめなど季節のおいしい野菜をふんだんに使った煮物を盛ります
五の重は控えの重で、空になっている場合が多いようです
おせち料理の種類を紹介させていただきましたが いかがでしたでしょうか?何気なく小さな頃から食べてきたおせち料理ですが、具材一つ一つにちゃんと意味があるんですね。おせち料理の由来や意味を知るとただ漠然を食べていた頃に比べると、有難みや感謝の気持ちが起き、そして何より伝統を受け継ぐ事への自負のようなものが芽生えてきますね。たくさんの種類のおせち料理を作ってきた昔の人たちの伝統を受け継ぎ ご家族とおせち料理の意味など話しながらお正月を迎えるのも良いですね☆
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