2016/03/06
syunsyun
鯛 種類の24種の中にはタイ科以外の種類の鯛も含まれますが、色や形が近いので鯛と認識されています。刺身、昆布締め、塩焼き、煮付け、蒸し焼き、干物、混ぜご飯など様々な種類に調理され、冠婚葬祭等の祭礼に欠かせない食材です。見た目も味も日本料理の金字塔!
真鯛(まだい)、血鯛(ちだい)、黄鯛(きだい)、平鯛(へだい)、黒鯛(くろだい)、キチヌ、石鯛(いしだい)、石垣鯛(いしがきだい)、白甘鯛(しろあまだい)、赤甘鯛(あかあまだい)、糸縒鯛(いとよりだい)、疣鯛(いぼだい)、目鯛(めだい)、金目鯛(きんめだい)、的鯛(まとうだい)、鷹羽鯛(たかのはだい)、コショウダイ、コロダイ、テンジクダイ、笛鯛(ふえだい)、黒星笛鯛(くろほしふえだい)、ウメイロ、目一鯛(めいちだい)、浜笛吹(はまふえふき)
真鯛
条鰭綱:スズキ目:タイ科:マダイ属:マダイRed seabream
姿が美しく、桜色に輝く魚体に眼の上や体の側面に宝石のアクアマリンを思い出すようなきれいな水色が点在しています。味の上からも上品でいて深みのある白身も第一級品です。
ちだい
尾鰭の後縁は黒くなく、鰓膜は鮮血色。背鰭第3・4棘が糸状に伸長することが特徴。体側には鮮やかな青色の斑点が散らばる。
キダイ
歯は円錐歯のみであり、体色はその名の通り黄色っぽい。体側背部に黄色斑が3つあり、鰭は赤い。側線上方の背鰭棘条部中央下横列鱗数は4.5枚で側線鱗数は46~50枚である。
ヘダイ
体色はクロダイと比較し白っぽい。側線より上の背鰭棘条部中央下の横列鱗数は6.5枚、臀鰭軟条数も10~12本と他の日本産ヘダイ亜科の種よりも多く、体高も高い。体側に何本も縦線が走っており、腹鰭と臀鰭は幼魚で特に黄色っぽい。
クロダイ
体色は黒っぽい燻し銀。側線より上の背鰭棘条部中央下の横列鱗数は5.5枚以上で、側線鱗数は48~57枚とされる。若魚までは体側に数本の横帯が見られ、幼魚の各鰭は黄色っぽくなることもあり、時たまキチヌと間違われることもあるようだ。
キチヌ
体色はクロダイと比較し白っぽい。側線より上の背鰭棘条部中央下の横列鱗数は3.5枚と少なく、体高も高いのでクロダイよりも扁平な印象を受ける。また、腹鰭と臀鰭、および尾鰭下葉の下部が黄色いことは名前の由来でもあり、大きな特徴の一つといえる。
イシダイ
白地に7本の黒色横帯が入る縞々模様が入る特徴的な体色をしている。ただし,幼魚は白が黄色味がかることもある。
いしがきだい
白地に黒色の石垣模様が入る特徴的な体色をしている。老成魚では石垣模様が不明瞭になり、一様に燻し銀のような色合いとなって口の周辺は白くなる。
アカアマダイ
条鰭綱:スズキ目:スズキ亜目 :キツネアマダイ科 :アマダイ科:アマダイ属 :英名Tilefish, lanquillo
全長は20-60cmほど。体は前後に細長く、側扁する。頭部は額と顎が角張った方形で、目は額の近くにある。体表は鈍い光沢のある鱗に覆われる。体色はピンク色-赤褐色で、腹側は白っぽい。
目 : スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
科 : イトヨリダイ科 Nemipteridae
属 : Nemipterus
種 : イトヨリダイ N. virgatus
体色は背部が鮮やかな桃色で、腹部は淡色、体側には6-8本の幅の狭い黄色縦帯をもつ。背鰭は10棘9軟条で、他の日本産イトヨリダイ属と同様だが、臀鰭は3棘8軟条と軟条数が多い
イボダイ
: スズキ目 Perciformes
亜目 : イボダイ亜目 Stromateoidei
科 : イボダイ科 Centrolophidae
属 : イボダイ属 Psenopsis
種 : イボダイ P. anomala
成魚は全長30cmに達するが、漁獲されるのは20cm前後のものが多い。体は楕円形で側扁し、体高が高い。口吻は尖らず、頭部は丸い。体色は鈍い光沢のある銀灰色で、鰓蓋の上に褐色の斑点が一つある。
メダイ
スズキ目イボダイ亜目イボダイ科メダイ属 英名/Bream,Ruffe,Japanese butterfish
80センチ前後になる。身体は細長く、身体に対して目が大きい。体表からの粘液でぬるぬるする。
体色は鮮やかな赤色。体高はやや低く、体長は体高の2.5倍以上。フウセンキンメに似ているが、後鼻孔は細長いスリット状になること、体背部の鱗の後縁の鋸歯状突起がないことで区別できる。
マトウダイ
背鰭は10棘で、そのうちの数本は長く伸長する。体側には白く縁取られた、明瞭な黒斑がある。口は伸縮する。背鰭・臀鰭の基部に大きな棘を有する。体長は普通40cmまでだが、50cm以上のものもいる。
タカノハダイ
目 : スズキ目 Perciformes
科 : タカノハダイ科 Cheilodactylidae
属 : タカノハダイ属 Cheilodactylus
種 : タカノハダイ C. zonatus
タカノハダイ科の魚は、胸鰭下部軟条が肥厚し長いことでゴンベ科の魚と良く似ているが、背鰭棘の先端に小さな糸状突起をもたないことで区別できる。本種は、体側に茶褐色の斜帯をもつこと、尾鰭も茶褐色で白色の円形斑が多数あるのが特徴。体長35cmになる。
コショウダイ
、全身が黒く胸びれと尾びれが白い。4年で40cmほどになる。体の側面に3本の斜帯があるほか、後方の背側面に黒褐色の斑点がある。
学名:Plectorhynchus cinctus 英名:Grunt
地方名:ブタノクチ、コロダイ
脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−イサキ科
学名:Diagramma pictum 英名:Blackall
地方名:シマイッサキ、カワコダイ
脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−イサキ科
全身はしつりん(後部表面に小さなとげがあるうろこ)でおおわれている。幼魚では体に2本の幅広い黒色帯が入っているが、成魚では灰青色で黄色い褐色の斑紋が散らばっている。成魚はタイやアジアコショウダイに似ているが背びれのとげの数が少なく、体がやや細長いことから区別できる。
学名:Apogon lineatus 英名:Cardinal fish
地方名:イシモチ、モチウオ
脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−テンジクダイ科
体の縞はだいたい10〜12本である。底引き網で多量に漁獲されるが食用魚としての価値は低く、ほとんどが練り物の原料となり、すり身の天ぷらに調理するとおいしい。
綱 : 条鰭綱 : スズキ目 Perciformes:スズキ亜目 Percoidei: フエダイ科 Lutjanidae : フエダイ亜科 Lutjaninae: フエダイ属 Lutjanus: フエダイ L. stellatus
全長約40センチメートル。体は楕円形で,体高が大きく側扁する。吻(ふん)がやや突き出し,口は大きい。体色は赤色を帯びた黄褐色で,ひれは黄褐色。タイの仲間ではないが,食用魚として美味。
特徴は背中の黒い斑点が特徴できれいな魚です。佐伯では、この魚のことを「モンツキ」呼んでいます。料理方法ですが、刺身・焼き物など鯛と同じ調理方法で食べれますが、上品で癖がない味なので刺身が一番美味しい魚
条鰭綱:スズキ目 :スズキ亜目 : フエダイ科:アメフエダイ亜科 :アオダイ属 : ウメイロ P. xanthura
全長約45cm。頭が丸く、体は整った楕円形で、尾鰭の後縁が深く切れ込んでいる。
背の胸鰭の上部辺りから尾鰭にかけてが明黄褐色。 それ以外の部分は青灰色をしている。腹はやや淡い。
メイチダイ
体高が高く、本種の体長は体高の2.2倍以下。幼魚には暗色の横帯が体側と頭部に複数ありよく目立つ。うち、頭部のものは眼を通る。尾鰭は中央部が透明。成魚では横帯が不明瞭になる。これらのはまた、瞬時に出したり消したりできるようだ。
スズキ目フエフキダイ科
ハマフエフキ
標準和名:ハマフエフキ
学名:Lethrinus nebulosus (Forsskål,1775 )
属:スズキ目フエフキダイ科フエフキダイ属
宮崎地方名:クチビ
体長1メートル近くになる。側扁形(左右に平たい)。無紋(全体に)。顔の周辺にコバルト色の細い筋が見られる。頭は突出して尖っている。鱗(うろこ)は大きく、硬い。口の中が赤い。
その名の通りに吻の形状が口笛を吹くような尖った姿が名の由来だろう。
フエフキダイの仲間は熱帯では重要な食用魚。
熱帯系の魚の中でも上質な白身で、クセがない。
万人向きの味わいで人気が高い。
スズキ系スズキ目スズキ亜目アマダイ科アマダイ属
漢字 白尼鯛、白甘鯛
由来・語源 アマダイで白いものの意味。
アマダイ3種(アカアマダイ、キアマダイ、シロアマダイ)のなかでもっとも高級とされている。
以上が鯛の24種類です。
但し、タイ科以外の魚でも、鯛の特徴を持つ魚には「○○ダイ」と呼ばれますので今回いっしょの鯛の種類としました。種類的にはちょっと遠い種類も含みます。
日本では馴染みの深い魚で、赤い色が「めでたい」として、お祝いの席ではよく出てきます。
七福神の一人恵比須は釣竿で鯛を釣り上げた姿をしています。
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