2016/03/09
むむみみ
今だいぶ話題になりつつあるトランス脂肪酸食品。トランス脂肪酸食品ってなに?!と思われますが、毎日口にしている可能性のある食品が結構あるんです!きちんと理解した上で摂取しないと体にも影響してしまいます。そんなトランス脂肪酸食品について色々ご紹介したいと思います。
トランス脂肪酸食品は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素をくわえて硬化させた硬化油に含まれる成分で、人間の口にはいる割合のほとんどが人工的に加工した脂分に含まれているものです。
えっ?!牛にも!
トランス脂肪酸は牛などの反芻動物の肉や乳にも脂質のうち2~5%を占めます。
★でも安心してください!
天然のトランス脂肪酸です!
【トランス脂肪酸食品】
・マーガリン
・ショートニング
・植物性油脂
・スナック菓子やクッキーなど
・カレールウ、シチュールウ
・マヨネーズ
・インスタント食品、レトルト食品
・揚げ物やてんぷら、フライ
【マーガリン】
食品メーカーによって異なりますが、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸の含有量は約10~14%とかなり高いです。(規制国は2%以下)
【ファットスプレッド】
油脂の少ないマーガリン類
【ショートニング】
揚げ物にはからっとした食感になる。食感改善効果が高いため、ビスケット、パン、ケーキ、スナック菓子などの小麦粉加工食品にも多く使用。
【食用油】
サラダ油やなたね油、てんぷら油、大豆油では1~2.5%程度です。
【古い揚げ物油】
揚げ物をする場合に古い油を何度も使えば、トランス脂肪酸の含有量は増えますので注意。また、酸化した油はトランス脂肪酸以上に明瞭な毒です。
普段気にせず食べている食品の中にこんなにもトランス脂肪酸食品があるとは驚きですね。
トランス脂肪酸食品は、善玉コレステロールを減少させて悪玉コレステロールを増加させるなど、人間の健康に悪影響を与えると言われています。その結果、トランス脂肪酸食品を大量に摂取し続けると、様々な病気を引き起こす危険があります。現代の多くの油に大量に含まれるトランス脂肪酸には体の役に立つ機能がありません。そればかりか、老化やガンの原因になる活性酸素をたくさんつくったり、他の重要な脂肪酸の機能を妨げるなど、さまざまな悪い働きをします。なかでも危険なのは、トランス脂肪酸が細胞膜にダイレクトに悪影響を及ぼすということです。
【とりすぎ注意!トランス脂肪酸の影響】
・動脈硬化や心臓病
・がん
・糖尿病
・アレルギー
・脳へのダメージ
・アルコール依存症
・認知症
・慢性疲労症候群
・月経前症候群(PMS)
・カンジダ症
・ウイルス感染
・免疫機能
【天然の油】
・オリーブオイル
(エクストラバージンオイル)
・キャノーラ油
・ピーナッツ油
・米ぬか油
・マカデミアンナッツ油
・シソ油
・亜麻仁油
【青魚】
青魚に含まれるDHA/EPAはトランス脂肪酸を抑制させる食材です。
【天然のトランス脂肪酸】
人体に悪影響を与えるのは、人口のトランス脂肪酸で、天然のトランス脂肪酸なら大丈夫とも言われています。バターは牛や羊などの反芻動物(はんすうどうぶつ)の体内にある天然のトランス脂肪酸なので安全と言えます。
日本においてトランス脂肪酸食品の低減を発表している企業は欧米と違い、非常に少ない。企業によっては、一部の製品のみ軽減の場合があるため注意が必要です。トランス脂肪酸を減らすべく製法を変更したり他の原料に切り替えるなどの食品対策が各企業において実施されています。日本ではまだトランス脂肪酸食品の影響についてあまり浸透していないが、今後外食等が増えてくることを考えるとこうした低減措置をしてくれる企業が増えることを願いたいですね。
【菓子パン】
・セブン&
アイ・ホールディングス (一部低減)
・フランソア(一部低減)
・pasco(油脂見直し低減)
・神戸屋(油脂見直し低減)
【ファーストフード】
・モスバーガー (油脂切替)
・ロッテリア (油脂切替)
・日本ウェンディーズ(油脂切替)
・ミスタードーナツ(油脂見直し低減)
【その他】
・日清オイリオグループ(低減)
・ブルボン(低減)
トランス脂肪酸食品をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?日本では海外程摂取している量も少ないので、暴飲暴食さえしなければそこまでトランス脂肪酸食品を徹底的に排除しなくても良いと思います。適量であれば手軽で便利な食品ばかりなので気を付けたいですね。
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