2016/05/28
K_naho
旬に関係なく食材が手に入り、食材から季節を感じられない時代ですが、栗が店頭に並ぶのは秋だけ。栗は手間がかかるし、保存方法も難しいと諦めていませんか?栗は正しい保存方法で上手に保存すると、甘さも増して美味しくなります。栗の美味しい保存方法を教えます。
栗は正しい保存方法で上手に保存すると甘さも増して美味しくなります。旬の栗の美味しさを味わうために、美味しい栗を選んで、正しく下処理して、上手な保存方法で保存しましょう。
鬼皮が硬く張りがあり、傷がなく、艶々した光沢があって、ふっくらとした丸みのある栗を選びましょう。古い栗は水分が減っていて、重みがなく、味も風味も落ちています。ずっしりと重みがあるかをしっかり確かめてください。小さな穴が開いている栗は虫が入っている可能性が高いです。注意しましょう。
栗の保存方法には、生のまま保存する方法と、ゆでてから保存する方法があります。ゆで栗の保存方法を試す前に、栗を美味しくゆでる必要があります。栗の美味しい茹で方をご紹介します。
おいしいゆで栗のゆで時間/栗のゆで方
•栗 … 適量
•塩 … 水1Lに対して大さじ1/2強
※およそ1%の塩分になります。
ゆでる前に半日程度水に浸しておくことを忘れずにしましょう。この作業によって、たとえ栗の中に虫がいても、追い出すことができるので安心して食べられます。ゆでた後は、鍋を火からおろしてそのまま冷まします。塩味が染み込み、栗の甘さが引き立ち、アクが取れて、しっとりと仕上がります。
生栗の常温保存は可能ですが、おすすめできません。虫がついていた場合、そのまま保存していては虫に食われてしまって食べられなくなります。どうしても常温で保存しなければならない時には皮付きのまま新聞紙に包んで、日の当たらない、涼しいところで保存しましょう。生栗の常温での保存方法では1週間が保存の限度です。ゆで栗は常温保存はできません。
生栗の常温保存には水に浸けておく保存方法もあります。毎日水をとりかえて、涼しい場所で保存すると、1~2週間は鮮度の劣化を防ぐことができますが、虫がついている場合を考えて、1週間で食べきりましょう。
栗は寒い環境に置くと糖度が増します。栗の甘さを楽しむために、冷蔵保存はおすすめです。皮付きのままの栗を一日程度、天日干しにしてから新聞紙に包み、ビニール袋に入れて、冷蔵庫のチルド室で保存します。チルド室が無理な場合は、冷蔵庫で一番冷える場所に。(通常は下の奥)新聞紙が湿ったら取り替えましょう。湿気があるとカビが発生しますので注意してください。保存期間は1~3か月です。
生栗の保存方法 簡単
栗 あるだけ
お湯 適量
通気性の良い袋 1枚
下処理して、生栗に近い状態の栗を冷蔵庫で保存する手軽な保存方法です。80度のお湯で1分ゆでた後、陰干しをして栗を乾かします。穴をあけて通気性を良くしたビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。虫の心配もなく、2カ月ほど安心して保存できます。
美味しくゆでた栗は3日程度なら冷蔵庫で保存できます。ゆであがった栗の粗熱をとってから、しっかりと水気をとり、保存容器やビニール袋に入れます。空気にできるだけ触れないようにして冷蔵庫へ。味は落ちてくるので、できるだけ早く消費しましょう。
生栗は冷凍で長期間保存が可能です。冷凍保存の前に、冷蔵の保存方法で栗の甘みを増してから冷凍しましょう。冷凍の保存方法は皮付きのままの栗でも、皮をむいた状態の栗でも長期間保存が可能です。栗の皮をむいて冷凍する時には、一回に使い切れる量に小分けして、栗に砂糖をまぶしてから保存袋に入れましょう。冷凍後に料理する時には凍ったまま使えるので、料理に合わせて皮をむいて冷凍するのがおすすめです。皮付きの栗はゆで栗に適しています。冷凍は1年間保存可能。長期間保存したい場合におすすめの保存方法です。
万能!茹で栗冷凍保存
栗 保存したい量
冷凍保存袋
ゆで栗はそのままの状態で冷凍もできますが、半分に割って、中身をくりぬき、細かくしてから保存すると料理に使いやすくて便利です。この保存方法では栗が簡単に調理できる状態で長期間保存ができます。栗のケーキやペーストなどお菓子作り用の栗の保存方法として最適です。
栗の保存方法で一番のポイントは下処理です。栗を手に入れたらそのまま放置せずに、できるだけ早く水に浸けましょう。お店で購入した栗は虫対策を施している場合が多いですが、半日水に浸けることで、嫌な思いをする心配はなくなります。下処理後も生の状態で放置せずに適切に保存しましょう。
秋に収穫した栗を美味しく、長く楽しむために、保存方法を組み合わせて栗を上手に保存しましょう。栗の料理は豊富です。料理に合うように保存できたら調理も簡単になって便利ですね。美味しい栗を上手に保存して、栗料理を楽しんでください。
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