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意外と知らない人が多いかも!?塩の賞味期限と保存方法をご紹介

塩は調味料としてとても身近な食品で、多くの加工食品にも含まれています。そんな塩ですが、料理で使用する際に、賞味期限を気にしたことがあるでしょうか。ほとんどの人が賞味期限を気にせずに使っているのではないでしょうか。塩の賞味期限と保存方法について紹介します。

食品の消費期限・賞味期限について

消費期限・賞味期限って何?

消費期限は、品質劣化が早く保存が長くできない食品に表示されています。例えばお弁当やケーキなどの生菓子、おにぎりなどが挙げられますね。食べても品質的に問題がない期限を表していて、基本的には表示された期限内に食べることが推奨されています。

一方で賞味期限は、常温で保存できる食品に表示されています。おいしく食べられる期限を表していて、未開封であれば、賞味期限が過ぎたからと言って食べられないというわけではありません。賞味期限は、食品をおいしく食べるためのあくまで参考なのです。

しかし消費期限・賞味期限いづれも未開封状態の食品に対する期限なので、一度開封した食品については、期限に関わらず早めに食べる必要がありますね。

消費期限・賞味期限は表示義務がある!

食品には、品質を保持するための情報として、消費期限または賞味期限を表示することが義務付けられています。
消費期限は、品質の劣化が早く製造から約5日以内の期限の食品に対して、賞味期限は、消費期限に該当する食品よりも劣化しづらい食品に対して、期限を表示する必要があるのです。

塩には賞味期限があるの?

多くの食品には品質保持のための消費期限・賞味期限を表示する義務がありますが、塩はどうでしょうか。

実は塩は、他の食品に比べて品質劣化がほとんどなく、腐敗しづらい食品のため、消費期限・賞味期限のいづれも表示する義務がない食品なのです。

そのため塩は、賞味期限を気にせず、何年も使い続けることができます。

同じ調味料でも醤油や酒、みりんなどは賞味期限が表示されていて、その賞味期限を参考にして利用する必要がありますが、塩は気にする必要がないということですね。塩が腐った、賞味期限が切れたから新しく買わなきゃという話を聞いたことがないのも、そのためですね。ちなみに、同じ調味料の砂糖も塩と同様に、賞味期限の表示義務がない食品に該当します。

賞味期限を気にしなくて良い、とは言っても一度買った塩を何年も使い続けるのはちょっと・・・と気になるようであれば、表示されている製造年月日を確認して、一定期間経過しまったら新しい塩を購入するようにすると良いでしょう。

塩の性質

賞味期限がない塩ですが、湿気に弱いという性質があります。
湿度が高い場所に置いておくと、空気中の水分を吸ってしまい、塩の塊となってしまいます。容器に入った塩が固まって出てこなかったことはないでしょうか。まさに水分を吸って固まったしまったことが原因ですね。
また、臭いが強い食品と一緒に保管すると、臭いを吸ってしまう性質もあります。

塩の保存方法

湿気は避けよう!

賞味期限もない塩ですから、固まったり臭いを吸っても品質的には問題がありませんが、湿気の多い場所を避けて保存するようにしましょう。
また保存する時は、空気に触れないように容器の蓋をきちんと閉めた状態で保存しましょう。何度も言いますが、賞味期限はないので品質には問題なしですが、湿気を防ぐためです。

冷蔵庫での保存

常温保存以外では、冷蔵庫での保存が挙げられます。塩を密閉容器に入れた状態で冷蔵庫で保管することで、塩を湿気から防ぐことができます。
ただし、使用時に冷蔵庫から出し入れすることによる温度変化があり、容器内が結露する場合があるので、注意が必要です。

塩のいろいろな湿気対策

塩は密閉容器で保存することが第一ですが、塩の保存容器の中に米粒やパン、コーヒー豆、マカロニなどを入れる方法もあるようです。塩が水分を吸う代わりにそれらの食材が水分を吸収してくれ、塩を湿気から防ぐのです。賞味期限は気にする必要がない塩ですが、湿気は気にかける必要があるので、試してみてはいかがでしょうか。

また、塩が湿気ってしまった場合は、フライパンなどで軽く火にかけると良いでしょう。元のサラサラの状態に戻ります。

塩の賞味期限と保存方法についてのまとめ

塩の賞味期限と保存方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
塩には賞味期限が存在しないということが分かった反面、だから今まで賞味期限を気にせず使ってきたのか、という納得感もあるかもしれませんね。

ぜひ参考にしてみてください。

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