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【塩の賞味期限】塩に賞味期限が無いってホント!?【塩の保存方法】

お料理の強い味方、保存食作りでも活躍する塩。気になるのは賞味期限ですが、実は、塩には賞味期限が無いのをご存知ですか?では、なぜ賞味期限が無いのか。賞味期限が無い分、気を付けるべきは保存です。そこで、塩の正しい保存方法も一緒にご紹介いたします。

【塩の賞味期限】塩には賞味期限が無い!?

【塩には賞味期限が無い】。
その根拠はどこにあるのでしょう?

【塩の賞味期限】食品表示法における塩の賞味期限

食品表示法では、塩の賞味期限について、次のように記載されています。

(賞味期限・保存方法の表示省略に関する法令等)

◎食品表示法(平成25年法律第70号)第4条第1項の規定に基づく食品表示基準 第3条第3項において、"同表の下欄に掲げる区分に該当する食品"は、保存の方法と、消費期限又は賞味期限の表示を省略できると規定されています。
"同表の下欄に掲げる区分に該当する食品"
※消費期限又は賞味期限 6食塩及びうま味調味料
※保存の方法 6食塩

出典:http://www.shiojigyo.com

どうして塩は、賞味期限と保存方法の表示を省略できるのでしょうか?

【塩の賞味期限】塩は腐らないから賞味期限が無い!?

塩は時間の経過による品質の変化が極めて少ない食品です

出典:http://www.shiojigyo.com

塩は腐りません。
保存食を作る際に塩が使用されるのも、塩自身が腐らないからです。

塩は腐らないので、賞味期限も定められていないのです。
塩は、賞味期限を気にする必要の無い調味料なんです!

しかし、賞味期限が無いからといって、保存に気を付けていなければ、【状態】は悪くなります。

【塩の賞味期限】塩は湿度の影響を受けやすい!

賞味期限を気にしなくていい分、気を付けてあげたいのが保存方法です。

塩の保存にとって、水分は大敵!

ちょっと見ないうちに、容器の中の塩がゴロゴロのかたまりになっていた……。
そういう経験はありませんか?

塩が固まってしまうのは、空気中の水分を塩が吸収してしまうからです。

せっかく賞味期限を気にせずに使える塩なのに、こうなってしまっては使いづらいですよね。

そこで、固くなってしまった塩をサラサラに戻す方法と、固くならない正しい保存方法をご紹介いたします。

固くなった塩をサラサラに復活させる方法

いかに吸着された水分を取り除くかがカギとなります。

定番の方法として、【フライパンで炒る】というやり方があります。

フライパンに油は敷きません。
何も敷かない状態のフライパンで、固まった塩を炒ります。

【電子レンジ】で加熱する方法もあります。

大さじ1杯程度の塩のかたまりなら、500wの電子レンジで30秒が時間の目安となります。

塩のかたまりが硬すぎる場合

まず、塩をやわらかくしてください。
少しの量のお湯の中につけるという方法がよいでしょう。

そうしてやわらかくした塩を、フライパンで炒ります。
すると、水分が蒸発して、頑固なかたまりも解消されます。

お手軽! 固まった塩をサラサラの状態に復活させる方法

フライパンで炒るのは面倒……そういう方にオススメの、お手軽な方法もご紹介します。

塩の入った保存容器に乾燥マカロニを入れて、一晩置いておいておく!
これだけです!

塩に含まれている水分をマカロニが吸収してくれるので、翌日には塩はサラサラになっています。

【塩の賞味期限】塩にはニオイが付きやすい!

塩には、ニオイを吸着しやすいという特徴があります。

塩はニオイの強いもののそばには置かないよう気を付けましょう。

【塩の賞味期限】正しい保存方法 常温保存の場合

塩を保存する容器は、湿気防止のため、なるべく密封性の高いものを選びましょう。
また、プラスチックの容器は、容器のニオイ移りが心配なので、避けた方が無難かと思います。
とにかく塩はしけらせないこと。
保存容器の中に、炒った米や、乾燥剤を入れておくというやり方もあります。

塩を保存する場所も重要です。
コンロ付近や流し台など、湿気の多い場所は避けましょう。

ニオイ移り防止のため、洗剤などのそばにも置かないようにしましょう。

【塩の賞味期限】正しい保存方法 冷蔵保存の場合

塩は、冷蔵庫での保管も可能です。
しかし、冷蔵庫から取り出した際、急激な温度変化によって、保存容器や包装の内側が結露する可能性があります。
結露が発生すると、塩が固まる原因になります。
料理で使用する際は、容器は早めに冷蔵庫へ戻しましょう。

【塩の賞味期限】おわりに

塩の賞味期限についての記事をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

賞味期限を気にしなくていいのは、食事はもちろん、調理をする上でも便利ですよね。

だからこそ、保存の方法に気を付けて、塩と正しいお付き合いをしましょう。

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