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えっ!卵の消費期限ってそんなに長いの!?正しい保存方法は?

身近な食材「卵」。消費期限が過ぎたからといってすぐに廃棄したりしていませんか?正しい卵の保存方法で消費期限は思った以上に延ばせるんです!そんな卵の消費期限を延ばす裏ワザをご紹介します。ぜひ実践して、卵を長く美味しく味わってください!

知らなかった!意外に深い、「卵」の世界

卵を美味しく食べるには保存方法が大切!
卵の正しい保存方法、知っていますか?

正しい保存をしていないと、消費期限がどんどん短くなってしまうかも。正しい知識をつければ消費期限は長くなります!

お弁当の定番卵焼き、簡単美味しい卵かけご飯・・・。身近でかつ栄養豊富な卵!でも卵について、正しい知識は持っていますか?消費期限は意識していますか?正しい保存方法をしていないと卵自体の劣化を早めるだけでなく、食中毒につながることも。ここでは今まで知ってるようで知らなかった、卵の消費期限、正しい保存方法、美味しく長持ちさせる、消費期限を延ばす工夫など、まとめてご紹介します!

えっ!卵の消費期限は2ヶ月もある!?

卵のパックには「賞味期限」が標記されています。実はこれ、「生食で美味しく食べられる」期限のこと。

それでは「消費期限」はいつなのでしょう?消費期限について正しい知識をつけましょう。

「賞味期限」は生食で美味しく食べられる期限。でも卵って色々なお料理に使えて、しかもほとんど加熱調理しますよね。加熱するのであれば卵の「消費期限」はもっと長いのです。
卵パックには採卵から2週間程度までを「賞味期限」として標記しているようですが、実は保存温度によって変わります。

・夏期(28℃前後)   採卵後16日以内
・春秋期(22℃前後)  採卵後25日以内
・冬期(10℃前後)   採卵後57日以内

となっています。なんと!冬であれば約2ヶ月保存できるのです。
ただ、卵の殻の状態が悪いと内部に細菌等が入り腐ってしまいます。腐ってしまうと食べられる代物ではありませんので、いわゆるそれが「消費期限」ということでしょうか。
それでは次に卵が腐ってしまう原因をご説明します!原因を知って、卵の消費期限を延ばしましょう!

卵の殻にはサルモネラ菌!?

卵の殻にはサルモネラ菌がついており、食中毒の原因となることも。

卵が腐る原因は、殻が割れていたりして卵の内部が微生物(カビや細菌)に感染し増殖することです。卵が腐ると卵の黄が黒く変色したり、内容物全体が黄色く変色したりと、原因微生物によってその変化は様々です。腐った卵は大変な腐敗臭がするのですぐ気付きます。
また、食中毒の原因となるサルモネラ菌も卵の殻についていると言われています。新しいうちは菌の数も少なく、万が一体の中に入っても胃で消化されるので問題ありません。しかし保存温度が36℃ですと1日で食中毒を引き起こすまで増殖してしまいます。夏期は特に注意が必要ですね。夏期は一年の中で一番消費期限が短いといえるでしょう。

それは消費期限を短くしてる!?正しい卵の知識をつけましょう

サルモネラ菌が増殖すると食中毒を引き起こすというご説明をしました。

それではサルモネラ菌の増殖を予防するにはどうしたら良いでしょうか?

あなたは卵を常温で保存していますか?冷蔵庫へ入れていますか?

卵は季節に関係なく常温で保存することができます。(夏期は食中毒の観点から冷蔵保存をおすすめ)
しかしスーパーで冷蔵保存してある卵を買ってきた場合は冷蔵庫で保存するようにしましょう。冷やされていたものの温度が大きく変化した場合、たまごの鮮度を低下させたり菌の増殖の原因となります。また、涼しい所にあったものを常温に置いておくと結露が発生します。卵の殻には1万個以上の気孔があり、そこから結露を伝って卵の内部に菌が侵入する可能性があります。

同じ理由で、卵を洗ってから保存するのも良くないでしょう。殻が汚れていたとしも洗わず拭く程度にしておいた方が良さそうです。なお、使用する直前には卵を洗ってもいいですが、水滴が料理に入らないように割る前に卵を拭いてから使用するのが良いでしょう。

話が少しずれましたが、夏期以外であれば常温保存でもよさそうです。
冷蔵庫に入れた場合、冬期の常温保存と環境が似ているので約2ヶ月は保存できます。
卵パックに書かれている期限よりも消費期限は長いんです!消費期限を過ぎたからと言って、すぐに廃棄してしまってはもったいないですね。

冷凍保存もできる!?卵の保存方法、工夫のいろいろ

あなたはどうやって卵を保存していますか?
消費期限を延ばせる保存方法をいくつかご紹介します!

正しい知識を身に付け、消費期限を延ばしましょう!

・スーパーで冷蔵で売られていたものは自宅でも冷蔵庫保存
・保存の前に水で洗わない。どうしても洗いたい場合は調理の直前に。

この2点はすでにご説明した通りです。これだけでも「私は今まで消費期限を短くしていたんだ…」との後悔が聞こえてきそうです。
この他にもまだまだ消費期限を延ばす裏ワザがあります!

・冷蔵庫のドアポケットでの保存は避ける
 扉の開閉時に振動が加わり、殻にひびが入る恐れがあります。

・ドアポケットに卵入れがある場合、パックのまま保存する
 卵入れに入れ替えるよりも鮮度が長持ちします。

・卵のとがった方を下にして保存する
 丸い方よりもとがった方は殻の強度が高いみたいです。

・卵は冷凍保存が可能。しかしそのまま冷凍すると中身が膨張して殻が割れてします。卵を割って溶いてから密閉容器で保存します。自然解凍しましょう。

・卵黄と卵白を別にして冷凍保存する場合。卵黄は一度冷凍すると固まった状態のまま元に戻らなくなるので冷凍は避けて。卵白は解凍後少し水っぽくはなりますが、冷凍も大丈夫。冷凍の前に固く泡立てたメレンゲを作り、それを密閉容器で保存するといいでしょう。自然解凍しましょう。

・加熱調理したものを冷凍保存するのはOK。解凍はレンジでチン。


卵っていざとなれば冷凍保存できるんですね。特に消費期限が短い夏期は、消費期限が切れそうになったら冷凍保存すればいいんですね!
これなら一人暮らしで消費期限までに卵パック全部を使いきれない、ということもなくなりそうですし、消費期限が近いからといって1日にいくつも卵を食べる、ということもなくなりそうです。

卵の消費期限を延ばす、まとめ

卵は身近な食材ですが、「知らなかった!」と思ったことも多いのでは?

いかがでしたでしょうか。
卵は季節によって消費期限が異なります。常温保存でも冷蔵保存でもどちらでも大丈夫ですが、冷蔵庫保存であれば約2カ月保存できるのはすごい!賞味期限を過ぎたものは生食は避けた方が良さそうですが、加熱調理するのであれば「賞味期限が過ぎたから!」と捨ててしまう必要もないわけです。卵の消費期限を少しでも延ばす為に、保存方法を見直してみてください!

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