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トマトの上手な保存方法!その後の加工に合わせた保存のすすめ

栄養素や美容効果も定評があるトマト!真っ赤に熟れておいしそうなトマトがあったらその日のメニューに使わなくてもぜひ買っておきたいですね。トマトを上手に保存して、日々の食卓にとりいれましょう♪調理法に合わせたトマトの保存方法のご紹介です。

トマト基礎知識☆

世界中で栽培され、日本でもどんどん新しい品種が見られるようになっているトマトの旬は夏です。しかし日本の気候としてはトマトが一番おいしいのは暑すぎない春か秋と言われています。夏場は高地の涼しい地域で栽培されたものや、完熟してから収穫される地元のトマトがよりおいしくいただけるでしょう。

トマトの赤はリコピンの赤です。生活習慣病や老化防止に効果があるリコピンと、美肌効果に役立つビタミンC、老化抑制のビタミンEなど積極的に摂りたい栄養素がバランスよく含まれています。

また、日本でなじみのあるふっくらと丸いトマトは生食にむいていますが、イタリアやスペインなどの品種のとがった形のトマトは、果肉も厚く加熱調理でもおいしさを発揮します。日本での栽培も広がっているので調理法によって使い分けてもいいでしょう。

そのまま使うトマトの保存方法

基本は野菜室で冷蔵保存

熟したトマトの保存は、ラップかビニール袋に入れて野菜室での保存がオススメです。できるだけ重さが一点に集中しないよう平らに、そしてヘタを下にして保存するのがベストです。真夏にキンキンに冷えた冷やしトマトにしたいときは食べる前に普通の冷蔵室に移しましょう。

青いトマトは常温保存で追熟可能

まだ少し青いトマトは風通しのいい状態で常温保存で追熟できます。赤くなったら上の方法で冷蔵保存に切り替えましょう。

加熱・加工用のトマトの保存方法

冷凍保存

当分使わないトマトは加工用として冷凍保存ができます。しっかり赤く熟したトマトなら冷凍保存後、水で洗うだけで皮がきれいにむけるので滑らかな食感をだしたいソースやスープにも便利です。また、凍ったまますりおろしたりでき、扱いやすくなります。

トマトを加工してからの保存

ドライトマト

長期保存もできる加工がドライトマトです。使いやすい大きさに切り、塩をして水気を出してから低温のオーブンでしっかり乾かします。かんかん照りで雨の心配がないならざるなどに広げての天日干しの方がおすすめです。乾燥が足りなかったらオーブンで仕上げましょう。

特にオーブンを使うと2〜3時間かかることもあります。少しでも時短にしたい方はタネを除いた果肉の部分だけ使ったり、小さめのトマトやカットにしてください。外国種の加熱用トマトがむいていますが、最近の果肉が厚いトマトもおいしく仕上がります。

ドライトマトにした後の保存方法

ドライトマトでも多少日持ちしますが、水分が残ってる場合に常温保存ではカビや傷みは防げません。ドライトマトをそのまま冷凍保存、もしくはオイルにつけての保存ならば密封容器で常温保存も可能です。

さらにオイル漬けにするならば、一緒にハーブやニンニクを漬けて香りをつけるアレンジも楽しめます。保存のために漬けたオイルにもトマトのおいしさがうつっていますので、パスタやドレッシングにもぜひ活用してください。

トマトソースベース

ミートソースやトマトソースをよく作る方ならトマトソースのベースの形で保存しておくと便利です。トマトを煮てきちんと火が通った状態で冷凍保存すれば3ヶ月ほど楽しめます。ベースの時点で調味料やニンニクを入れておくとその後使うときにさらに便利になります。

トマトペースト

少しいれるだけでトマトの旨味とコクがプラスできるトマトペーストもトマトの長期保存の方法にぴったりです。オリーブオイルでトマトを煮込んで裏ごし、その後オーブンに広げて時々まぜながら水分をとばします。この状態で冷凍もできますし、消毒・密封した瓶なら常温保存もできます。

トマトの栄養もおいしさも目一杯活用して元気な毎日を♪

よく出回る時期やおいしい時期のトマトを上手に保存することで、旬以外の時期にも旬のトマトのおいしさや栄養をしっかり活用することができます。また、保存方法によって旨味が凝縮されたり扱いやすくなったり、さらにはトマトのおいしさのつまったオイルができたりと、うれしい二次的な効果もでてきます。

旬の時期に新鮮なものをそのままいただくのが一番の贅沢ですが、ぜひご紹介した保存方法を活用して、トマトのいいところを一年通して楽しんでいただきたいです。そしてトマトの新しい魅力を発見していただけたらうれしいです。

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