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たけのこはもう大丈夫!保存法いろいろ・上手なたけのこの保存方法

茹でたけのこを購入するのは手軽ですが、たけのこは旬に丸ごと料理するのが一番美味しい。思いがけず、たけのこが2本、3本と手に入って困ることはありませんか?慌てずに、上手に下処理して保存したいですね。保存方法はいろいろ。簡単で美味しい!上手な保存方法を教えます。

保存の前に・美味しいたけのこの選び方

古事記にも記されているたけのこ。日本で古くから食べられていたことが分かります。現在一般的に食べられている孟宗竹(もうそうちく)が日本に入ってきたのは江戸時代のこと。旬の時期にはスーパーの店頭にも並ぶたけのこは鮮度が命。美味しいたけのこを見極めましょう。

*皮がしっとりしていて乾いていないもの。艶があるもの。
*頭が黄色く開いていないもの。(緑色になったものは、育ちすぎ。えぐみが強く固い)
*形はずんぐりしていて、ずっしりと重いもの。
*根もとの周りの赤いぶつぶつが少ないもの。

新鮮で美味しいたけのこを選んだら、なるべく早くアク抜きをしましょう。たけのこは収穫と同時にアクが強くなってきます。時間との勝負です。

保存の前に・たけのこの茹で方

たけのこは収穫と同時にアクが増し、えぐみが出てきます。たけのこを購入したらすぐに茹でることが、美味しいたけのこを上手に保存し、美味しく食べるための一番のポイントです。

たけのこの茹で方

材料

たけのこ
米ぬか(たけのこをゆでる際、2リットルの水に米ぬか30g程度が目安)
鷹の爪…お好みで

1・外皮の2~3枚をはがし、根元の固い部分を削り落とす。穂先は斜めに切り落とす。
2・上から縦に1本、深く切り目を入れる。(中身が切れないギリギリのところまで包丁を入れると火の通りもよくなり、後で皮がむきやすくなります。)
3・大きな鍋にたけのこを入れ、たっぷりの水、米ぬか、鷹の爪を入れ、火にかける。
4・沸騰したら、たけのこが浮いてこないようにお皿で落しぶたをし、中~弱火にして50~60分ほど煮る。(水が減ったら足しながら煮ます。)

5・竹串を太い部分に刺してやわらかければ火を止める。
6・ゆで汁は捨てないで、そのまま自然に冷ます。
7・縦に入れた切り目から皮を開くようにむく。
8・米ぬかを洗い落とし完成。

皮を付けたまま、米ぬかで茹でることでたけのこのアクが抜けます。茹で汁につけたまま冷ますのも美味しく茹でるポイントです。

たけのこの保存方法・短期保存

たけのこは生のまま保存はできない食べ物。収穫した時からアクが増して、えぐみが出るので素早く茹でて下処理をすますのが基本。下茹でしたたけのこの保存方法はいろいろあります。上手に下処理をすませたたけのこは長期保存が可能です。

たけのこの保存法①・冷蔵

茹でたたけのこは密閉容器に入れ、水に浸けた状態で冷蔵庫で保存しましょう。茹でたあともアクが出てくるため、 水は毎日交換します。水の代わりに、濃い塩水に浸けると、保存可能期間がが長くなります。食べるときには薄い塩水に浸けてたけのこから塩を抜いて調理します。水に浸けて冷蔵庫で保存した場合は1週間、塩水の場合は1か月程度保存が可能です。

たけのこの保存法②・冷凍

茹でたたけのこは薄くスライスするか、千切りにする、 もしくは、細かく切って フリーザーバッグに入れて冷凍保存します。使う時は、解凍せずに調理するので、料理に合った切り方をしてから冷凍しましょう。炒め物やたけのこご飯、汁物の具や煮物に使うのがおすすめです。冷凍するときに、水気はしっかりとるのがポイント。冷凍保存では1か月程度が保存の目安です。

たけのこの保存方法・長期保存

たけのこの保存法③・瓶詰め

たけのこの長期保存には瓶詰めがおすすめです。

1・アク抜きしたたけのこは詰めやすい大きさに切り、 瓶に詰めます。
2・瓶の口いっぱいまで水を入れて、ふたを軽く締めます。
3・瓶の肩までつかるくらいのお湯に入れて、鍋を火にかける。

4・ 沸騰してから30分程煮たら取り出して 蓋をしっかりと閉めます。
5・今度は、瓶全体がお湯につかるように入れて 再度30分程度煮ます。
6・ 瓶を取り出して、逆さにして自然冷却します。 冷めたら完成。

冷暗所で保存してください。開封しなければ1年程度保存が可能です。

たけのこの保存法④・塩漬け

瓶での保存より手軽な塩漬け。場所も取らず、長期保存が可能です。

1・茹でたたけのこを適当な大きさに切り、大きい保存容器にしっかりしたビニール袋を置き、重ならないようにたけのこを入れて塩をまんべんなく振る。
2・ビニールの口を輪ゴムで縛って、保存容器の蓋を閉める。塩が馴染むまで1日置く。
3・1日置いて水が出てきたら、追加用の塩を表面にパラパラとかけ、ビニール袋の空気を抜いて口を縛り、保存容器の蓋を閉めて完成。

しっかり密閉し、直射日光が当たらない暗所で保存します。塩は惜しまず、たっぷり使うのがポイント。食べる時は流水で塩を流し、水に漬けて塩をしっかり抜いて使用します。

たけのこの保存法⑤・乾燥

たけのこの保存は乾燥もおすすめ。長期保存が可能です。

1・茹でたたけのこを適当な大きさにスライスする。
2・薄くスライスしたたけのこはざるなどに重ならないように並べ、天日でカラカラになるまで、しっかり乾燥させます。
3・天気が良ければ2~3日で完成。保存袋などに入れて保存しましょう。

食べる時は、水に1時間くらい浸けてから良く洗い、鍋に入れて水から茹でます。

たけのこの保存法を極めたら

たけのこは季節を楽しめる食べ物。旬の美味しさを上手に保存できたらたけのこ料理がもっと楽しめます。保存法はどれも簡単。目的に合わせて、いろいろ試してみましょう。たけのこの保存法をマスターしたら、もう料理上手の仲間入りです。

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