たけのこって免疫力を高めてくれる栄養があるって知っていましたか？

“たけのこ”は、竹の地下茎から出てくる若芽です。

掘りたてのものは生でも食べられますが、時間とともにかたくなる部分が増えてくるので、なるべく早めに、茹でてあく抜きをすることが必要です。

普段私たちが“たけのこ”というと、孟宗竹のことですが、東北地方で、”たけのこ”というと主に根曲がり竹のことを言います。

根曲がり竹は姫竹とも言います。根曲がり竹は竹ではなく、笹の若芽なので、孟宗竹の筍と比べるととても細く小さいです。比較的細めのハチクに近い感じです。

5月から6月にかけて収穫されます。

この根曲がり竹は、孟宗竹とは違った食感と味が楽しめます。どんな食材とも相性がいいです。

“たけのこ”は、カロリーが低く、食物繊維が豊富な食べ物です。

“たけのこ”の栄養で特徴的なのはアミノ酸の一種でチロシンという栄養があることです。チロシンは“たけのこ”に多く含まれているのです。

“たけのこ”のほかには、鰯、チーズ、カツオ節、タラコ、しらす干し、ごぼう、キャベツなどにも、このチロシンという栄養素が含まれています。

“たけのこ”独特の味わいは、チロシンによるものだったのです。

アミノ酸と言えば、脳内神経伝達物質を構成しています。

脳内伝達物質とは、セロトニンやドーパミン、アセチルコリンなどがその代表です。これらは記憶や学習、睡眠、情動など様々な脳の働きをコントロールしている物質です。

このように、脳の大切な役割を担っているアミノ酸ですが、そのアミノ酸の一種のチロシンには疲労回復、やる気回復、うつ病効果、集中力を高めたり、ストレス解消の効果が有るのです。

脳がどんどん発達している子どもが、アミノ酸を摂取することが大切なことは云われていますが、“たけのこ”も脳を活性化してくれる栄養素が含まれているとは頼もしい限りです。

たけのこの栄養の一つにカリウムもあります。カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれるので高血圧の予防や改善に役立ちます。

カリウムは水に溶出して失われやすいミネラルですが、タケノコのカリウムは茹でてもあまり減らない特徴があります。

“たけのこ”は食物繊維がとても豊富です。

食物繊維は腸で消化吸収されませんので、便通を良くしたり、腸内の発がん物質やコレステロールなどの有害物質を吸着し体内に排出する役割があります。

コレステロールの体内吸収を防ぐため、動脈硬化の予防にも役立ちます。

“たけのこ”の栄養には、他にカルシウムやビタミンＢ2という栄養素も含まれています

栄養素のカルシウムは、筋肉や神経の働きをサポートする役割を持つ栄養素です。

栄養素のビタミンＢ2は、三大栄養素をエネルギーに変える栄養素です。

ダイエットにも役立ちそうな栄養素も含まれているのですね。

根曲がり竹も鮮度が大切です。

根曲がり竹は収穫してから時間とともに根元からかたくなっていきますので、なるべく早く火を通すことが必要です。

下ゆでをしても、たけのこの栄養は壊れません。

湯掻いた後、根元の方のかたいところを切り落とします。節と節の間は柔らかいところがあるのでその部分は使います。節のかたい部分は切って捨てます。

“たけのこ”の栄養は火を通しても、湯掻いても壊れない栄養素なので、安心して気軽に料理が出来ます。

“たけのこ”の栄養についての記事はいかがでしたか？“たけのこ”の栄養にチロシンという脳に良い栄養があったことに驚きました。

“たけのこ”の根曲がり竹はとても扱いやすいので、料理をして食べることが大好きでしたが、これからは健康に良い栄養が豊富な食べ物として食事に取り入れていきます。

タンパク質が多く、食物繊維も豊富ということでダイエットにも使えそうです。