瀬戸内海を包む中国地方の中心、多彩ながらも奥深き、広島の郷土料理
2016/04/24
ryune
東北の日本海側に位置する秋田県。秋田といえば「あきたこまち」や「なまはげ」で有名ですね。今回はそんな秋田県の郷土料理をご紹介します。お土産にもおすすめのおしゃれな郷土料理のオイル漬けや、見た目も美しい丼ものなどちょっと新しい郷土料理もご紹介します。
秋田県といえば思いつくのは「秋田美人」「なまはげ」「米どころ」というイメージでしょうか。
お米はもっちりとした食感の「あきたこまち」が有名ですよね。
そんな秋田の郷土料理といえば頭にすぐ思い浮かぶのはなんでしょうか?
これからご紹介しますね!
秋田の郷土料理といえば、何といってもきりたんぽです。
どうして「きりたんぽ」というのかというと・・・
「きりたんぽ」の「たんぽ」とは槍の刃の部分のカバーのことで、棒に巻きつけた形がそれに似ていることから「たんぽ」と呼ばれ、「きりたんぽ」は鍋に入れる際、切って入れることから「切りたんぽ」・・「きりたんぽ」と称されるようになったといわれています
切った「たんぽ」が由来だったんですね
ちなみに、焼くときに醤油をつければ醤油たんぽ、味噌をつければ味噌たんぽというそうです。こちらも美味しそうですね。
秋田の郷土料理、きりたんぽ鍋は、醤油ベースのツユに鶏肉、きのこ、長ネギ、せり、しらたき、ごぼうなどの具材が入ります。セリの根っこは香りがよく、きりたんぽとの相性も抜群なので根も捨てずに入れるのが本場秋田式です!
次に紹介する秋田の郷土料理は「稲庭うどん」です。
稲庭うどんは讃岐うどんと並ぶ日本三大うどんの一つですから、これも知らない人はいない有名な郷土料理ですね。
稲庭うどんは白くて平たい形をしており、柔らかいのにコシもありのど越しがいい郷土料理です。茹でる時間が短いのも特徴の一つですね。
ちなみに、秋田の給食では食育として郷土料理がコラボしたきりたんぽ入り稲庭うどんが出ることもあるようですよ。
お次の秋田の郷土料理は「いぶりがっこ」です。どうして「いぶりがっこ」というかご存知ですか。
「いぶりがっこ」とは、漬物として使う干し大根が凍ってしまうのを防ぐために、大根を囲炉裏の上に吊るして燻し、米ぬかで漬け込んだ雪国秋田の伝統的な漬物です。秋田の方言で漬物のことを「がっこ」と呼ぶことからその名がつけられました
いぶりがっことは、いぶった漬物という意味だったんですね。
味は、大根の燻製してあるだけあって、スモーキーです。食感はパリパリして噛みごたえがあり、噛むほどに口の中にスモーキー感が広がります。食べ方はそのまま食べたり、お茶漬けにして食べたりするようです。
ここで秋田の郷土料理「いぶりがっこ」の美味しい食べ方をご紹介します。
材料
いぶりがっこ 適宜
クリームチーズ 適宜
スライスアーモンド 適宜
1.いぶりがっこを4mmにスライスする。
2.クリームチーズは室温に戻して練っておく。
3.アーモンドスライスをトースターでロースト。フライパンで炒っても良い
お酒のおつまみなどのおすすめです!
次の秋田の郷土料理は「じゅんさい」です。秋田県はじゅんさいの生産日本一です。
じゅんさいの旬は初夏から夏。和え物や冷製スープなどで見かける高級食材です。
驚いたことに秋田には「三種じゅんさい丼」なる丼ものが存在しました。
梅を混ぜた酢飯の上にじゅんさいを散らし、その上に薄焼き玉子で茶巾包みにしたじゅんさいを乗せた見た目も美しい丼です。薄焼き玉子を破るとじゅんさいが出てくる仕組みになっているようです。この新たな秋田の郷土料理、食べてみたいですね。
秋田といえば思い浮かぶのが「ハタハタ」。漁獲量が多いことでも知られていますね。
ハタハタは、ウロコがなく淡白な身が特徴で、プリプリとした卵は「ブリ子」と呼ばれて珍重されているようです。
ハタハタを使った秋田の郷土料理、「ハタハタ鍋」です。ハタハタを丸ごと入れるんですね。ハタハタ鍋にはしょっつるを入れるのが秋田式です。
しょっつるとは、やはり秋田の郷土料理で、ハタハタなどの魚を醗酵させて作った魚醤です。
しょっつるが入った鍋のことをしょっつる鍋といい、これまた秋田の郷土料理になっています。
こちらは秋田の郷土料理ハタハタを燻製にして塩漬けにした後、ニンニク、バジル、コリアンダーとともにオイル漬けにした「はたはたのおいる漬け」です。そのまま食べても、オイルごと料理に使っても良いようです。パスタに和えるのもおすすめだそう。お土産にも喜ばれそうなオシャレな郷土料理ですね。
秋田の郷土料理をご紹介しました。
郷土料理といっても、伝統的な食べ方もあれば、アレンジした新しい食べ方もあり、
伝統を守りつつ時代と共に進化していくのだな~と感じました。
秋田に行ったらぜひ郷土料理を堪能してみてはいかがでしょうか。
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