2016/05/18
ohoksavak
各地で梅雨入り間近のこの時期、気を付けたいのが食中毒。ある日安いからとたくさん買っておいたもやしからすっぱいにおいが・・・なんてことはありませんか?今回はこの時期だから知っておきたいもやしのすっぱいにおいについてと、そうなる前のもやし大量消費レシピをご紹介。
漢字表記「梅雨」の語源としては、この時期は梅の実が熟す頃であることからという説や、この時期は湿度が高くカビが生えやすいことから「黴雨(ばいう)」と呼ばれ、これが同じ音の「梅雨」に転じたという説、この時期は「毎」日のように雨が降るから「梅」という字が当てられたという説がある。
語源の説のように、梅雨といえばジメジメした日が何日も続き、あちこちカビは生えるし洗濯物は乾かないしで毎年恒例のイヤ~なイベント。
そして梅雨といえば、気を付けたいのがO-157などの食中毒。湿気が多くなる梅雨は食中毒を引き起こす細菌類が増える絶好のチャンスです。保存している食べ物からすっぱい味や臭いなど何か異変を感じたらそれは気を付けるべきサインかもしれません。
わが国の年間を通じた食中毒で最も発生が多いのは細菌性食中毒ですが、原因食品に「野菜、果物」(キノコ、有毒植物は除く)が関係している事件は、近年増加の傾向がみられています。その理由には健康志向によるサラダなど生野菜や減塩した手軽な漬物の摂食機会の増加が考えられます。
食中毒といえばお肉や魚介類などから、というイメージが強いですが、加熱などの工程が不十分になると野菜でも危険な存在になってしまうようですね。
よくスーパーで、びっくりするほどお安く売られている野菜のもやし。茹でてそのまま食べられるし、
どんな調理法にも使えるので、冷蔵庫にたくさん買いだめしている方も多いと思います。でも「なんだかこのもやし、おかしいかも・・・」と思ったことはありませんか?
もやしを料理に使おうと袋を開けた、そうするとなんだかすっぱいにおいが・・・
それはもやしが傷んでいる証拠。
ではそのすっぱいにおいのもやし、食べても大丈夫なのでしょうか?
食べ物からすっぱいにおいや味がしたら、それは菌が食べ物を分解して酸が発生しているということ。その状態は「発酵」とも呼ばれますが、「腐敗」ともまた呼ばれます。つまり、食べるのは危険だという信号です。
■食べられない状態
①酸味のあるような酸っぱい臭いがする
②白い部分が黒っぽく変色している
③芽部分が茶色に変色している
④茎がやわらかくなっている
⑤溶けたようになっている
もやしが傷んでいる症状の例です。
勿体ないからと無理に食べるのは食中毒になってしまう原因に。もやしからすっぱいにおいがしたら思い切って捨ててしまうか、そうなる前に食べきりましょう。
1.買ってきた「もやし」を袋から出します
2.タッパーなどの容器に入れて水を「もやし」が浸かる程度まで入れます
3.タッパーを冷蔵庫に入れて保存します。
※注意してほしいのが毎日容器内の水だけは入れ替えるようにしましょう。
もやしは保存できる期間が短い野菜で、買ってきた袋のまま置いておくとすぐに汁が出て傷みます。タッパーに入れ替て水に浸けておくことで、一週間は保存できるようです。
せっかくなら、たくさん買ったもやしはすっぱいにおいがする前においしく消費したいですよね。そこで簡単にできて、もやしを大量に消費出来てしまうレシピをご紹介します!
材料
もやし 2袋
シーチキン 1缶
作り方
①沸騰したお湯にもやしを入れます。
②蓋をして1分間煮て取り出します。
③もやしの粗熱が取れたら、シーチキンをオイルごとかけます。
④軽くあえて、お好みでポン酢をかけます。
材料
もやし2袋
コーン缶好きな分
バター10g程度
★味噌大さじ1
★酒大さじ1/2
★醤油少々
★砂糖少々
★ニンニクチューブ適量
★すりごま適量
作り方
①★をよく混ぜ合わせ、コーン缶の汁気を切ります。
②もやしをしんなりするまでいため、①を加えてもやしに絡めながら汁気をとばします。
③香ばしいにおいがしたらバターを加えて絡めます。
材料
もやし1袋
塩適量
天ぷら粉適量
小麦粉適量
作り方
①もやしを洗って水気をよく切ります
②①に塩を振ってよく混ぜます。
③②に小麦粉をまぶします。
④③に天ぷら粉をまぶします。
⑤④を油で揚げます。
すっぱいにおいはするけれど、でも大量に余らせているとやっぱり捨てるのは勿体ない、と思うのもまた当然のこと。
すっぱいにおいがするようになったもやしは、こんな風にするといいという意見もあります。
・沸騰したお湯にすっぱいにおいのするもやしを入れ、蓋をして一煮立ちさせます。再び沸騰したら火を止めてゆで汁を捨て、そこに水を張ってもやしを冷まします。
実際にすっぱいにおいが消えたと好評の方法です。
それでもすっぱいにおいが消えなければ、残念ながらあきらめましょう。
すっぱいにおいのするようになったもやしも、始めのうちなら食べられないことはないようです。
しかしこれからの食べ物が傷みやすい梅雨は特に食中毒の危険が高まりますし、それ以外の季節でもお腹の弱い方などは、すっぱいにおいなど食べ物に異変を感じたら無理をしないことが大切です。もやしに限らず、すっぱいにおいなどがしてくる前に消費するか、あまり買いだめしすぎないようにしたいですね。
以上、もやしのすっぱいにおいと大量消費レシピについてお届けしました。
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