自然の恵み美味しい山菜を食べよう。山菜の種類をご紹介します!
2016/01/16
ののののん
みずは山菜の中でも採りやすく、調理しやすいので人気があります。アク抜きの必要もなく、クセのない味で様々な料理で美味しく食べることができるみずは、山菜の王様もよばれています。山菜は季節を感じさせてくれる食べ物。みずを美味しく調理して食卓から季節を感じましょう。
澄み切った湧き水の流れる所に群生し、名前の通り水気のある所を好む山菜。正式名は「ウワバミソウ」と言い、料理がしやすく、歯ごたえや甘みを楽しむ人気のある山菜です 。北海道から九州まで全国に分布していますが、雪の多い地方ほど良質で、市場には山形県をはじめ、東北や信越地方から入っています。初夏から秋にかけてが旬。他の山菜に比べて長い期間収穫できます。わらびやゼンマイ、タラの芽などと比べて知名度は低いですが、アクや臭みもなく、サッパリ味で人気のある山菜です。
山菜取りに出かけなくても、今はスーパーで購入したり、お取り寄せすも可能です。美味しいみずの見極め方を覚えましょう。
みずは葉付きのまま売られていることが多いので、鮮度は葉の状態で判断できます。葉がしなびているものや干からびているものは避けましょう。育ちすぎているものは固くなっている場合があるので、あまり大きくなっていない物がお勧めです。葉先までみずみずしいものを選びましょう。
山菜・みずを美味しく食べるために必要な作業です。下処理も保存方法も簡単です。
葉を全て取り去り、茎の表面の薄皮を剥きます。葉の付け根から引くようにして皮を剥くか、折って引くようにすると剥きやすいです。根元の赤い部分の皮がむき辛いときは、ナイフを使って、端を引っ掛けて剥きましょう。
皮を剥いたら、ひとつまみの塩を加えた熱湯で茹でます。茎の色が薄い赤から緑に変わったらざるにあげ、水にさらし粗熱を取りましょう。
持ち帰ったら洗わずに、そのまま湿らせた新聞紙でくるみ、ビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜庫に入れておきます。乾燥しないように注意して、なるべく早く調理するようにしましょう。
下処理が済んだみずは水の入った 容器に入れ冷蔵庫で保存します。(保存期間は2~3日)
塩漬けにすると長期間の保存が可能です。下処理したみずをビニール袋に入れ塩をまぶし混ぜます。みずの量に対して塩の量は約5%くらい。常温保存できますが、日陰の涼しいところで保存してください。1年ぐらい保存ができます。使うときには水に浸けて塩抜きしてから調理しましょう。
アクも少なく、クセのないみずは工夫次第でどんなものでもつくれる山菜です。シャキシャキの食感を楽しめる料理がおすすめです。
材料 (2人分)
山菜みず 120g
豚バラ肉 120g
みそ 大さじ3
酒 小さじ1
みりん 大さじ2
サラダ油 大さじ1/2
あっさり味のみずをコクのあるみそ炒めで主菜に。
1・豚バラ肉は3cm幅位に切り、酒と塩各少々(分量外)をもみこんでおく。
2・みそを酒とみりんでのばし、よく混ぜ合わせておく。
3・フライパンにサラダ油をあたため、肉を中火で炒める。肉に火が通ったら、下処理しておいたみずを加え、さっと炒め合わせる。
4・混ぜておいた調味料を加えて全体を混ぜ合わせて完成。
みずを加えてからは炒めすぎず、歯ごたえを残すと美味しいです。お酒の肴にもぴったりです。クセのない山菜みずで作る料理は家族で楽しめます。
材 料(3~4人分)
赤みず 150g
油揚げ 1枚
水 600cc
味噌 大さじ1半弱
出汁の素 小さじ1/2
シンプルに、みずのみそ汁もおすすめです。
1・みずは葉をむしり取り、3~4cmにカットします。油揚げは細切りにしておきます。(下処理したみずを使うことも可能です。)
2・鍋に水、みずと油揚げを入れて火にかけ沸騰したら3~4分煮ます。
3・味噌と出汁の素を入れ沸騰寸前に火を止めて完成です。
出汁の素を使わずに、出汁をとって本格的に作ってももちろん美味しいです。簡単ながらも旬を味わえる山菜のみそ汁です。みずの加熱具合はお好みで。シャキシャキでも、軟らかく煮ても美味しいです。
材料 約3人分
山菜みず 適量
塩昆布 適量
ゴマ油 少々
簡単レシピで箸休めにピッタリな一品です。クセのない山菜なので誰にでも喜ばれる味わいです。
1・みずは葉を落とし、食べやすい長さに切る。
2・フライパンを熱し、ゴマ油を入れてみずを炒めます。みずに火が通ったら、塩昆布を入れる。
3・味が全体に回ったら、火を止め完成。
みずのシャキシャキした食感と塩昆布の味が美味しいです。塩昆布の量はお好みで調整して入れて下さい。
山菜・みずは魅力的な山菜です。一度食べたら忘れられない美味しさ。下処理も、調理法も簡単なところも人気の秘密でしょう。山菜は日本の食文化に深く根付いたもので、季節も感じられ、体にも良く、もっと積極的にとり入れたい食べ物です。山菜のみずを美味しく調理して、ほっとする、季節感のある食卓を楽しみましょう。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局