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正しく保存して健康・美容に良いパプリカの栄養素を取り込みましょう

パプリカは色が鮮やかで健康・美容に良い栄養素をたくさん含んでいます。しかし正しく保存しないと美味しさも栄養素も失われてしまいます。パプリカの保存方法を知ることで栄養素を余すことなく取り入れ、美味しく食べられるようになりましょう。

パプリカはこんな野菜

パプリカは色鮮やかな野菜です。

日本では赤・橙・黄のパプリカがよく売られていますが紫・茶などのパプリカもあります。

パプリカはナス科トウガラシ属です。日本では赤・橙・黄色のパプリカがよく売られていますが、他にも紫・茶・緑・黒・白のパプリカがあります。
日本でよく売られているパプリカの中で橙のパプリカは3種類の中で最も栄養素が高くビタミンはピーマンのは3倍、βカロテンはピーマンの20倍以上あります。
赤色のパプリカは「カプサイシン」が含まれている赤い色素を持っており、この成分は強い抗酸化作用があります。また赤パプリカが一番甘味が強いのです。
黄色のパプリカですがこちらは赤や橙ほど栄養がないのですが、やはりピーマンより多くのビタミンCを含んでいます。

パプリカとカラーピーマンの違い

カラーピーマンは緑色のピーマンが熟したものです。

未熟なピーマンが緑、熟していくうちに黄色、赤へと変化します。

パプリカ・ピーマン共にナス科トウガラシ属です。
スーパーで売られているピーマンが緑色なのは完熟前に収穫されるからです。そのまま収穫せずに熟すと黄色、そして赤になります。これがカラーピーマンです。熟した赤色のピーマンは苦みはあまりありません。
パプリカとピーマンの大きな違いは果肉の厚さと形の違いぐらいしかありません。肉厚で大きなものがパプリカ、細長くて小さいものがピーマンです。

新鮮なパプリカの見分け方

新鮮なパプリカの特徴は「皮が張っている」、「艶がある」、「色が均一で濃い」です。
パプリカは輸入物が多い為、販売されているものは収穫から時間が経ってしまっています。皮の張りや艶、色だけでなくヘタの部分の切り口が綺麗なものを選ぶようにしましょう。大きいものは育ちすぎなので中ぐらいのものを選びましょう。

パプリカが腐るとどうなる?

赤いパプリカが腐ると黒くなります。

黒いパプリカとは違う色です。

パプリカは腐ると明らかに色が変わって、柔らかくなります。また異臭を放ったり、中の種の部分からカビが生えたりします。

パプリカの保存方法① 常温保存する

パプリカは常温でも保存できます。

保存温度は10度以下です。

パプリカは気温が低ければ常温保存が可能です。気温が10度以下であれば外での保存もできますが水分が抜けないように水を張ったボールなどに漬けて保存したり、キッチンペーパーや新聞紙で包んで保存すると水分が抜けにくくなります。保存の目安は1週間から10日です。

パプリカの保存方法② 冷蔵する

一番ポピュラーなのが冷蔵です。

冷蔵庫では野菜室に入れましょう。

すぐに使うのであれば冷蔵庫での保存をお勧めします、保存期間は10日程度です。
常温保存と同じように水を張ったボールに浸けたり、キッチンペーパーや新聞紙で包んで保存すると水分が抜けにくくなります。

パプリカの保存方法③ 冷凍する

パプリカは冷凍保存できます。

切ってから保存すると調理する時に使いやすいです。

パプリカの冷凍での保存期間は1~2ヶ月です。それ以上の期間でも食べられますが味も栄養素も落ちてきます。
冷凍する時はワタや種を取り、きちんと水分をふき取ってから調理に使いやすい大きさに切って冷凍保存するとそのまま料理に仕えて便利です。

パプリカの保存方法④ 干し野菜にする

パプリカも干せます。

干し野菜は生野菜に比べて日持ちします。

パプリカは干し野菜にする事ができます。パプリカの発色の良さは失われますが保存期間が長くなります。半日から1日干して半生の場合としっかりと水分を抜いてからからに干した場合では保存期間が異なります。

パプリカの保存方法⑤ 酢漬けにする

パプリカをピクルスなどの酢漬けにします。

酢につけると保存期間が長くなります。

酢漬けの保存期間は3~5日が目安です。
酢は殺菌力が強いので腐敗はしませんが、漬けたものから水分が出てくるので早めに食べきった方が良いでしょう。

パプリカの保存方法⑥ オイル漬けにする

パプリカはオイル漬けもできます。

火を入れてからオイルに漬けるだけです。

オイル漬けの保存期間は1~2週間が目安です。
パプリカを炒めて粗熱を取ってオイルに漬ける、パプリカの皮を焼いて皮を剥いてからオイルに漬けるなどの方法があります。

パプリカの保存方法⑦ 調味料にして保存する

マッサという名前の調味料です。

ポルトガルの万能調味料です。

ポルトガルの万能調味料マッサは保存期間が1~2ヶ月です。パプリカと塩のみを使用したマッサはビタミンCやβカロテンが豊富なのが魅力です。
作り方も簡単で4等分にしたパプリカのヘタや種を取り除き水気をふき取った後、パプリカ1つに対し大匙2杯の塩をまぶし、1週間冷蔵庫で寝かせます。1週間寝かせたパプリカを冷蔵庫から取り出して半日から1日天日干し、フードプロセッサー等で細かくして出来上がりです。

パプリカの保存方法をまとめてみて

パプリカはビタミンCやβカロテンを多く含み、抗酸化作用のある健康にも美容にも嬉しい野菜です。
パプリカの栄養素を保ちつつより多くの栄養素を体に取り入れる為に、適切な保存をすることが大事だとわかりました。是非正しく保存してより栄養たっぷりなパプリカを美味しく食べてください。

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