ペーパータオルはどう使う?使い方いろいろ!ペーパータオルの実力
2016/04/18
ohoksavak
ツルンとした表面がとっても美しい漆器。おめでたい日の食卓に漆器があるとグッと上品になりますよね。使い方が難しそうで敬遠しがちだった漆器を使ってみませんか?思ったよりも簡単に使えますよ!美しい日本の伝統、漆器の使い方についてまとめてみました。
木製の器などに漆(うるし)を塗り重ねた工芸品です。
日本では昔から実用的な器としても、芸術品としても親しまれていました。
一般的に漆器というと黒と朱と溜色があり、つややかな表面が特徴的です。
近年では顔料の進歩によって、カラフルな漆器もあるそうです。
ウルシノキという木から採れる樹液を加工した天然樹脂塗料です。
塗料としてはもちろん、接着剤にも使えてしまう最強の天然塗料です。
本来は乳白色をしています。
漆器などで漆塗りにするときは顔料を混ぜて着色しているのですが、溜色は着色をせずに素地の木目やベースになる漆色を活かした仕上がりにしています。
天然素材を使用した漆器だからこそ、「使い方が難しそう…」と敬遠されがちです。
しかし注意点さえ覚えておけば、意外と簡単に使えるんですよ♪
まずは漆器を選ぶ所からはじめましょう。
漆器といえば「木製の漆塗り」というのが一般的かと思いますが、実は結構種類も豊富。
木製の漆塗りが高級品で扱いにくい…というニーズに応えて「漆器」として様々な商品が販売されています。
漆器の種類として大きく分けるとすれば、まずは素地にあります。
素地とは、漆を塗る前のベースの素材の事です。
使い方が大きく変わるのはこの素地の違いにあります。
木製
溜色だと美しい木目が味わえる木製の漆器。
昔ながらのあたたかみのある器です。
木製の漆器は、保温性と断熱性に優れています。
温かいお料理が冷めにくいばかりでなく、熱い汁物などを器に入れても手に持った時に熱くありません。
木製ならではの独特のぬくもりが、食卓を和やかに演出します。
軽くて扱いやすいのも嬉しいです。
天然素材なので、壊れてしまった時に修理して使うことができます。
合成樹脂製
飲食店などでよく見る「漆器かな?」という器がこれです。
手に取れば、木製漆塗りの漆器とは違うことがすぐにわかると思います。
お手頃な価格から手に入れる事ができる合成樹脂製の漆器は、飲食店で目にする機会も多いはず。
合成樹脂製は、気候や温度に強いため、経年劣化しにくく丈夫です。
使い方も簡単で、長時間冷蔵庫に入れていてもOK!
性能として木製漆器には劣りますが、神経質な使い方をせず気軽に使えるのがメリット◎
漆器の素地の上に塗られている漆塗りの部分にも違いがあります。
ひとえに「漆器」と言っても伝統的な昔ながらの「漆器」でない事もあるんです。
漆
ツルンとした見た目とすべすべの肌触りが美しい仕上がり。
これぞ「漆器」です。
ウルシノキの樹液を加工した漆を使い、仕上げた漆器です。
耐酸性、耐アルカリ性、耐水性に優れており、最も優れた天然塗料と言えそうです。
使い続けていくことで色が変化していき、漆独特の風合いが出てきます。
ウレタン塗料
漆塗りのものよりも、さらにツルンとした見た目なのがわかりますか?
漆に似せた質感で、漆よりも紫外線や熱に強いです。
漆と違って色の変化がなく、購入した時のままずっと使い続ける事ができます。
漆の手に馴染むようなしっとりとなめらかな風合いにはなりませんが、漆の漆器よりもお手頃価格で手に入るので、日常使いにもぴったりです。
伝統ある美しい漆器ですから、おめでたい日のお食事や日常使いのうつわとして取り入れてみてください。
難しそう…と敬遠していた方も、「漆は最強の天然塗料」と聞けばなんとなく安心しませんか?
漆器はていねいに扱えば長く付き合っていける素敵なうつわです。
使い方のコツをまとめてみたので、是非参考にしてみてください♪
木製の漆器はデリケート。
ですが合成樹脂製の漆器については比較的丈夫なため、傷をつけたりオーブンに入れたりと、よほど無茶な使い方をしなければ普通に使っていくことができます。
カジュアルに漆器を使いたい方は合成樹脂製をオススメします。
壊れてしまった時に修理して長く付き合っていくような使い方をしたい方には、木製の漆塗りがオススメです。
漆塗りの漆器は「寝かせ」が充分でないと漆特有の香りを感じる事があります。
そんな時はにおい抜きをしましょう!
すぐに使いたい時は、40℃前後のぬるま湯で洗い、酢か酒を霧吹きで吹きかけて布巾で磨くと、独特の香りを抑える事ができます。
もし時間があるのなら、半年くらい陰干ししておくのが最良です。
木製の漆器は乾燥がとても苦手です。
使わずにしまいこんでおいたりすると、乾燥が進んでひび割れなどの原因になります。
日常的に使う事で適度な水分が与えられ、漆器にとって良い環境を維持する事ができます。
お重など頻繁に使用しない漆器の場合は、時々洗って陰干しをしましょう。
そうする事で乾燥による傷みを防ぐ事ができます。
しまっておいた漆器を使う時、いきなり熱い料理を入れると塗料が剥がれる事があります。
使う前にぬるま湯につけて温めて、布で拭いてから使いましょう♪
合成樹脂製のものなどは例外ですが、基本的には電子レンジ・食器洗浄機・直火はNGです。
合成樹脂製のものの中には電子レンジや食器洗浄機で使えるものもあります。
使いやすい使い方ができる漆器を選びましょう♪
漆塗りの漆器を冷蔵庫に入れっぱなしにしておくのもNGです。
乾燥が進んでしまい、ヒビ割れの原因になります。
中に水分の多い食材を入れたまま放置したり、洗い桶に入れたままにしておいたり…
というようなのはなるべく避けたい使い方です。
特に長期間使っていて傷ができているような漆器は、その傷から水分が入り込み、更に傷んでしまう可能性が高いです。
グツグツ煮えたぎるような熱いものを注ぐのはやめましょう。
漆が白く変色してしまう可能性があります。
元に戻す事ができないので気をつけましょう。
漆器の使い方で最も気をつけたいのが「洗い方」です!
漆器は他の食器に比べると傷つきやすいため、他の素材で作られた食器と一緒に洗うと傷ついてしまうことが。
一番安心な使い方は、他の食器とは分けて漆器は漆器だけで洗うこと。
乾燥させる時は、他の食器と避けておけば洗いざらしで大丈夫ですが、できれば布で拭いてあげたほうが長持ちしますよ♪
漆器の使い方といっても、難しいことはありません。
気をつけなければいけない点を守っていれば日常的に手軽に使うことができます。
使い方を覚えて、是非家庭の食卓にも漆器を取り入れてみませんか?
伝統の美しい輝きが、上品さを演出しますよ♪
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