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大好きなのに食べられない。ヨーグルトにもアレルギーあるんです。

毎朝の朝食に、デザートに。毎日でも食べたいヨーグルト。みなさん知っていましたか?ヨーグルトにもアレルギーがあるんです。食べられずにアレルギーに苦しんでいる人にも、知人にアレルギーを持っている人にも見て欲しい。上手に付き合う方法お教えします。

そもそもヨーグルトってどうやってできているの?

ヨーグルト作りに必要なモノは、生乳と乳酸菌です。40度くらいに温めた生乳に乳酸菌を加え、温度が下がらないように保温し固まったのを確認したら冷やして出来上がりです。自宅で簡単にヨーグルトを作るなら乳酸菌の代わりにプレーンヨーグルトを混ぜる事によって乳酸菌と同じ働きをしてくれます。

ヨーグルトの栄養と効果

アレルギーの前に一つ、栄養と効果についてお話します。

ヨーグルトの栄養

ヨーグルトに含まれる栄養成分は、牛乳とほぼ同じでたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルです。ヨーグルトのたんぱく質は乳酸菌の作用によって分解され、ペプチドやアミノ酸を多く含み消化吸収に優れています。また、カルシウムもたんぱく質や乳酸と結びつき消化されやすい仕組みになっています。

効果と美容のことも知りたい!

さて、アレルギーのお話をする前に美容のお話を少ししたいと思います。常にダイエット・美容の最前線にあり私たちのキレイ味方をしてくれるヨーグルトです。いったいどのような効果があるのでしょうか?ヨーグルトにはビタミンB群を多く含み新陳代謝を活発化させ痩せ体質に変化させる効果があります。肌のターンオーバーが促進され美肌に繋がります。また、乳酸菌の効果で善玉菌が増え悪玉菌を減らすことで腸の調子を整え快便に繋がり、老廃物の排出に一役買っています。

アレルギーが起こる理由

美容に健康に不可欠のヨーグルト。ではなぜアレルギーが起こるのでしょうか?アレルギーの謎にせまります。まず、発効する過程でたんぱく質が変化し反応してしまう場合。次にカゼインなどの乳たんぱく質がとても多く、ペプチドまで分解できずにアレルギー反応がおこる場合もあります。一番多いのは、牛乳アレルギーを持つ人が同じく牛乳でつくられるヨーグルトを摂取する事によりアレルギーを引き起こすと考えられます。

アレルギーが起こるとどうなるの?

アレルギーの症状として多いのは、食べて15分ほど経過すると、口の周りが赤くなり口腔内が赤く腫れる場合があります。湿疹や蕁麻疹、下痢、嘔吐、腹痛、最悪の場合はアナフィラキシーを起こすことも考えられます。乳幼児にヨーグルトを食べさせる場合は注意が必要です。意思表示がはっきりわからないのでアレルギー反応が起こっても見落としがちになります。

こんなものにもヨーグルトが使われている。

ドレッシング

ドレッシングにヨーグルトを使うのはポピュラーです。シーザードレッシング、サウザンドレッシングなどよく使われます。ファミレスなどで無料でだされる場合はアレルギーに用心です。

かぼちゃサラダ
ポテトサラダ

かぼちゃサラダやポテトサラダに酸味やまろやかさを出すためにヨーグルトを使う事があります。最近ではマヨネーズよりカロリーが低いので使われることも。アレルギーに用心が必要です。

ステーキ
ハンバーグ

お料理をする人ではないと見落としてしまうのが、下処理用のヨーグルトの使用です。お肉のたんぱく質を分解する事でリーズナブルなお肉も柔らかく仕上げる事ができます。アレルギーを持っている人にはここまで見分けるのは至難の業です。

アレルギーを治すヨーグルト!

近年、花粉アレルギー対策にヨーグルトが良いとの研究結果が発表されました。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の作用で腸内環境が改善されて免疫力が上がりアレルギーの花粉症状が緩和されるというのです。花粉症やアトピー性皮膚炎の原因でアレルギー症状が起こるのは「Th1」「Th2」という2種類の免疫細胞のバランスの崩れだと考えられています。ヨーグルトを食べればすぐ治るわけではなく、花粉アレルギーが流行りだす2~3ヶ月前にヨーグルトを規定量食べて腸内環境を整えておく必要があります。

アレルギーと上手に付き合う方法。

ヨーグルトアレルギーの怖さ、またヨーグルトで花粉アレルギーを緩和する作用。2つのヨーグルトとアレルギーの関係について述べて来ました。今、アレルギーの方向けに色々な商品が発売されています。牛乳のアレルギーによりヨーグルトを食べられない方には豆乳ヨーグルトがお薦めです。乳酸菌によるアレルギーについての研究も進んでいます。美味しくヨーグルトを食べらる日もそう遠くはないのでしょうか。

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