2016/06/07
りーかーまま
ごまには、あの小さな粒にたくさんの栄養素が含まれていることをご存知でしょうか?あまり知られてはいないかもしれませんが、実はごまにはたくさんの効果もあるのです。ここでは、ごまの栄養素と健康効果についてご紹介させて頂きます。
ごまにはたくさんの栄養素が含まれていることをご存知ですか?実はあの小さなひと粒ひと粒の中には、たくさんの栄養素が含まれているのです!また、ごまは総合的に栄養素を含んでいることから、滋養強壮に役立つとも言われており、薬効効果が高い食材ともされてきたのです。では、ごまにはどのような栄養素が含まれているのでしょう?
ごまには必須アミノ酸をバランス良く含むタンパク質や不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、カルシウムやマグネシウム、鉄分、リン、亜鉛等のミネラル、食物繊維、ナイアシン、ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンE、葉酸などの栄養素がしっかりと含まれているのです。あの小さなひと粒に!?と驚くかもしれませんが、こんなにたくさんの栄養素が詰まっているのです!また、栄養だけでなくその効果にも素晴らしいものがあるのです!
中国最古の薬物書「神農本草経」にもごまは不老長寿の秘薬として記述されており、古くから老化防止効果がある食材として認められていました。現代の研究でも「ゴマリグナン」と呼ばれる抗酸化物質が含まれていることから、老化防止効果は認められているのです。
ゴマリグナンはセサミン、セサモール、セサモリン、セサモリノール、セサミノール、ピノレジノールなどのリグナンの総称で、強い抗酸化作用の効果を持っていると言われています。また黒ゴマの場合はブルーベリーなどの成分としてよく知られている色素成分「アントシアニン」などのポリフェノール類が含まれていますから、相乗してより高い抗酸化作用の効果を発揮するとも言われています。
ゴマリグナンで最も強い抗酸化力を持つと言われているのが、サプリメントなどでも見かける「セサミン」です。セサミンの摂取目安量は1日10mg=ごま約3000粒と言われています。3000粒と聞くと大量にごまを食べなくては!と思うかもしれませんが、実は皮付きごまの場合は1000粒で大体2.5g前後と言われており、3000粒=7.5g、大さじ1杯(約9g)にも満たない量ですので、大さじ1杯のごまを食べれば、高い抗酸化作用効果が期待できるのです。
ゴマリグナン(セサミン)の強力な抗酸化作用の効果は、過酸化脂質の生成抑制・悪玉コレステロール増加抑制にも効果があります。またごまに含まれているオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸にもコレステロールを低下させる効果があり、動脈硬化や心筋梗塞などの予防にも効果を発揮します。これらの成分が複合することで生活習慣病の予防に効果があると言われています。
また、ゴマリグナン(セサミン))は、肝機能の働きを活性化させることでアルコールの解毒を助ける効果もあり、肝臓がアルコールを分解する際に発生するアセドアルデヒドの生成を抑えることから二日酔いの予防効果も得られます。そのため、お酒を飲む前にごまを食べていると悪酔いや二日酔いの予防効果も得られますから、よくお酒を飲む人は積極的にごまを食べるように心がけると良いかもしれませんね。
ごまは全体の約1割、100gあたり10.8gが食物繊維なのです。そのため、仮に大さじ1杯を料理に加えるだけでもトマトやオレンジを100g食べた時と同じ程度の食物繊維が摂取できることになるのです。そのため、便秘気味の人は特に、意識してごまを摂取するようにすれば、便秘解消効果も得られるようになります。
もちろん食物繊維以外にも、ごまには腸内で潤滑油として便の移動や排泄をスムーズにする働きを持つオレイン酸も含んでいるのです。薬膳などでもごまは潤燥滑腸=腸管を滋潤することによって便通を促す食材として便秘、便意はあるのに排便が困難な方・排便後に疲れが出る方に効果があるとも言われています。便が固かったり、コロコロした形状の人は、ごまを毎日摂取してみると、その効果が実感できるかもしれません。
いかがでしたか?ごまには実に多くの栄養素が含まれており、その効果も素晴らしいものでしたね。ごまの小さなひと粒の中にそれほどまでの栄養素と効果が詰まっているなんて、驚きますよね。また、ごまにはカルシウムもたっぷり含まれていることから、ストレス対策にも効果があるとも言われています。成長期の子どもだけでなく、大人も積極的にごまを摂取したいものですね。
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