2016/03/29
kuwaoro56
きのこ類は足が早いから、冷蔵庫にあると気になりますね。でも、賞味期限や消費期限の記載がないものが多いようです。例えば「エリンギ」♪ いつ買ったんだっけ?忘れちゃいますね。いざ使うとなると賞味期限は大丈夫? 「エリンギ」の賞味期限について、みていきましょう。
スーパーでもすっかりおなじみのエリンギ。
コリコリした歯ごたえと、アワビのような食感で人気のきのこです。
パッケージの中で、仲良く寄り添う家族のような姿が、印象的ですね。
昔は見かけなかった食材
いつごろから、出回るようになったのでしょうか..。
「足が早い」といわれる、きのこの一種ですから、賞味期限も気になりますね。
エリンギの秘密と賞味期限について、みていきましょう。
イタリア、フランス、ロシア南部、中央アジアなどが原産地で、ヒラタケ科のきのこです。
日本に登場したときに、いろいろ商品名が付けられましたが、いまではすっかり「エリンギ」で定着したようですね。フランス料理やイタリア料理などでは、人気定番食材のひとつです。
きのこ類のパッケージには、賞味期限の表示がありません。
野菜やきのこなどの生鮮品は、食品表示法上、賞味期限表示の規定がないからです。だからこそ、賞味期限や消費期限は気になりますね。しっかりした食感から、他のきのこ類よりも、賞味期限が長いような気がしますが、実際はどうなのでしょう。
エリンギの賞味期限は、鮮度の良いものなら冷蔵保管で1週間~10日日程度です。
流通経路でも時間を経ていますから、購入したらなるべく早く使ってほしい、というのが生産者側からの意見です。買う時は、茎が太くて白く、傘が巻き込んでいるものを選び、3~4日で使いきってしまいましょう。
「傘についた白い粉のようなものって何?」
これはエリンギの胞子です。
きのこそのものなので、加熱調理して食べる分には問題ないようです。
ただし、生ものですから、なるべく早く調理して、賞味期限の間に、おいしく食べたほうがいいでしょうね。
賞味期限切れ・・・?
エリンギは傷んでくると、ぬめりとにおいが変化していきます。
エリンギのにおいとは違う、酸っぱいような腐ったにおいがしている場合は、もう、賞味期限切れですから、食べるのはやめましょう。白い菌糸がたくさん出ている場合は、エリンギの栄養がなくなっており、味も美味しくないことでしょう。たくさん出ている場合は、賞味期限は過ぎている状態と考えて、食べるのはやめておきましょう。
① エリンギは水気に弱いため、保存する際は洗わずに保存しましょう。 ビニール袋などに入れて野菜室へ。乾燥しないようにして保存します。
② 長期保存する場合は、冷凍保存もできます。 冷凍保存なら1カ月ほど保存が可能です。
③ さらに長期保存したいときは、天日干しにすると1年近く保存できるようになります。
100gあたり含まれるミネラル成分
ナトリウム 2mg
カリウム 460mg
カルシウム 1mg
マグネシウム 15mg
カリウムを豊富に含んでいるようです。
エリンギのカリウム含有量は(以下100gあたり)、きのこ類の中でもダントツです。
エリンギ 460mg
まつたけ 410mg
ぶなしめじ 380mg
カリウムは、摂取しすぎたナトリウムを体外に排出する作用があり、大事なミネラル分です。
カリウムは水に溶けやすいので、スープ等、汁ごと飲む料理にすると良いでしょう。
不溶性食物繊維 (100gあたり)
まつたけ 4.7g
エリンギ 4.3g
くろあわびたけ 4.1g
エリンギは食物繊維も豊富です。特に水に溶けない「不溶性食物繊維」は、整腸作用で便秘の改善も期待できます。
エリンギはカルシウムが少ないので、小松菜やチーズと組み合わせた調理で、栄養を補うのがお勧めです。ぜひ、賞味期限のうちに、おいしく料理したいですね。
調理して保存できる簡単レシピをご紹介します。 ヒミツは塩麹♪
<材料>
好みのきのこ(エリンギ・しめじ・えのきだけ等) 500g
ごま油 大匙2
塩麹 大匙3
輪切り赤唐辛子 1本分
<作り方>
① こま油・塩麹・赤唐辛子を混ぜ合わせる。
② きのこ類は、小房に分けて鍋で1-2分ゆでる。十分に水気を切り、熱いうちに、①に漬け込んで味を馴染ませる。
*冷蔵庫で1週間くらい保存できます。
塩麹を入れることで、きのこのうまみがアップして、前菜やおつまみにも、ぴったりの一品になります。買って来たままの状態で賞味期限を心配するよりも、このように、調理して保存しておいたほうが安心です。発酵食品の塩麹と混ざることで、少し長めの賞味期限も確保できます。
賞味期限を知って、おいしく食べよう ♪
エリンギの賞味期限について、ちょっと知っておくだけでも、安心して食べられそうですね。
エリンギは積極的に取り入れたい食材ですから、賞味期限切れで処分してしまうのは、実にもったいないですね。パッケージに賞味期限の目安を書いたり、保存方法に気を使って、賞味期限内で、できるだけ美味しく食べたいものです。
値段もリーズナブルで手に入り易い食材ですから、賞味期限内に上手に活用して、栄養も元気も手にいれましょう!
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