ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
くるみには抗酸化作用のあるポリフェノールと悪玉コレステロールを抑制する効果がある不飽和脂肪酸が含まれています。身体に良いイメージがあるくるみですが、時にはアレルギー症状の原因となることがあります。今回は、くるみとアレルギーについてまとめてみました。
くるみの栄養価
くるみに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があること、不飽和脂肪酸に悪玉コレステロールを抑制する働きがあることも広く知られ、人気が高まっています。
身体によい成分がたくさん含まれている一方、含まれているたんぱく質は体内に入った時に異物として認識され免疫の過剰反応がおきるアレルギーの原因ともなっています。全ての人にアレルギー反応が出るわけではありませんが、その発症率は決して低くはありません。
他のアレルギーと同様、くるみアレルギーも人により症状の出現方法と重症度が異なるので、注意が必要です。
アレルギーの症状は人により、発現部位も重症度も違います。
≪皮膚症状≫ 痒み、発赤、蕁麻疹
≪呼吸器症状≫ せき、呼吸困難、喘鳴
≪消化器症状≫ 吐き気、下痢、嘔吐
≪粘膜症状≫ 唇や口内、喉のかゆみ、発疹、まぶたの腫れ
アナフィラキシーショックに注意!!
呼吸困難などの症状が現れた場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。
アナフィラキシーショックとは内臓にまで及ぶアレルギー症状(アナフィラキシー)が血圧低下(ショック)のことです。アナフィラキシーショックというとピーナッツが有名ですが、くるみアレルギーもナッツ類アレルギーの1つ。他の食品と比べてアナフィラキシーショックなど、症状が重篤化しやすい傾向があるので十分注意が必要です。
アナフィラキシーショックが起きやすいアレルギー原因食物として有名なのはピーナッツですが、くるみアレルギーもナッツ類アレルギーの1つ。他の食品と比べて重篤化しやすい傾向があります。
くるみを食べないようにしよう!
くるみアレルギーの最も簡単な対処方法はくるみを食べないことです。
くるみを食べなければ免疫反応も過剰反応しませんので、当然アレルギー反応が起きません。特に重篤なアレルギー反応が起きる人は、完全除去が望ましいです。
医師に相談しよう!
アレルギー症状が出ていても、それが本当にくるみの影響なのか自信がない場合には、医師に相談しましょう。
医療機関ではアレルギーの原因食物の特定が行えるので、誤った食材除去を避けることができます。アレルギーの症状次第で経過観察となったり抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤、場合によってはアドレナリン自己注射薬などの対処方法を教えてもらえます。
くるみパン
とパンにくるみが含まれているケースは多いように感じます。
くるみパンとしての販売の他、他の果物と一緒にパンの中にくるみが練り込まれていたり、パウンドケーキの中に入っていたりするので、食べる前の確認が欠かせません。
くるみゆべし
多くの地域で食べられているゆべし。くるみが入っている商品も数多くあります。単に「ゆべし」と表記されている商品でも、注意深く原材料を確認するとくるみが入っているケースもあるのでアレルギー患者には要注意です。
見ただけでくるみが入っていることが分かりやすい食べ物は避けやすいですね。しかし、風味づけにぴったりなくるみは見た目を変えて料理に使われていることもたくさんあります。
五平餅
一見どこにくるみが入っているかわかりませんが、じつはたれの部分にくるみが使われているんです。
五平餅に限らず、郷土料理には風味付けのための隠し味としてくるみを使うケースが多いので、くるみアレルギーの人は気が抜けません!
ドレッシング
胡麻ドレッシングにはくるみが含まれていることが多いようです。
ドレッシングと同じようなくるみの使い方として『ゴマダレ」があります。特にしゃぶしゃぶのゴマダレには、隠し味として使われることが多いので、くるみアレルギーの人にはポン酢ダレをお勧めします。
焼き舞茸と春菊のくるみ白和え
白和えにもアクセントとしてくるみが含まれている場合があります。
飲食店ではくるみのような任意表示の食材は表記されていないので、アレルギー原因食品が入っていないかを尋ねる必要があります。勇気がいりますが、最近では食物アレルギーが広く認知された事もあり、飲食店でも食物アレルギーの対応を柔軟に行ってくれます。
いかがでしたか?
意外にも多くの食品にくるみが含まれていることに気づかされますね。
食事は私たちの生命維持に欠かせないものですから、食物アレルギーと上手に付き合って毎日の食事を楽しみたいですね。
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