ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
突然ですが、いちごを食べたら口の周りが痒くなったということはないでしょうか?それはもしかしたら「いちごアレルギー」かもしれません。いちごアレルギーとはどのようなものなのか、何がきっかけでいちごアレルギーになるのか、気になる点をいろいろみていきましょう。
いちごアレルギー
いちごアレルギーの症状は、いちごを食べた時に、口のまわりが痒くなる、赤いプツプツが出来る、くちびるや舌が腫れる、顔や目が腫れあがる、喉がイガイガしてかゆくなるというような、いちごが直接触れた皮膚や粘膜にアレルギー症状が出る場合もあります。
いちごアレルギーの症状
その他にも、じんましんが出る、腹痛、下痢、嘔吐など体全体にアレルギー症状として出る場合もあります。場合によっては、急性のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックや呼吸困難を起こすような重篤な症状になってしまう事も稀にあります。
【いちごアレルギー】30分以内に症状が起きる
いちごアレルギーになった場合は、いちごを食べた30分以内ぐらいに唇や舌、のどの奥などがイガイガして痒くなります。子どもなら、「口が痛い」や「のどがチクチクする」などと訴えることもあります。
【いちごアレルギー】口腔内アレルギー
多くの場合、いちごアレルギーの症状は、口腔内のアレルギー症状がほとんどです。それは、アレルギーの原因となるタンパク質が消化液で分解されることが多いため、口の痒みや喉のイガイガだけで、全身症状は伴わないケースが少なくないからです。
【いちごアレルギー】すぐに食べるのをやめる
症状が出た場合は、すぐに食べるのをやめて、手や口を洗ったり、拭いたりして下さい。そして、症状が悪化しないかしばらくは注意深く様子を見て下さい。ひどくなる様なら病院へ行きましょう。
いちごアレルギーの原因は?
いちごでアレルギーとは意外な感じがしますが、いちごのみならず、果物や野菜、ナッツ類にはアレルギー反応を起こす原因になる食べ物が多くあります。特にいちごやリンゴ、桃、梨、ビワ、など果実、アーモンドなど種子などの、バラ科の食物はアレルギー症状を起こしやすい事で知られています。
果物アレルギーを起こす多くの場合は、何らかの原因で、最初に草木の花粉に対して花粉症になった後、「交差抗原性」と言って、その花粉と似た構造のタンパク質が含まれる果物を食べることによって生じます。
いちごアレルギーと花粉症
いちごアレルギー(果物アレルギー)は食物アレルギーの一種で、実は花粉症とも大変密接に関係する事が分かっています。厚生労働科学研究報告書の報告によると、食品によるアレルギー全体の約6%を果物アレルギーが占めているとのことです。
白樺の花粉症のある人の約半数は、何らかの口腔アレルギーがみられると言われており、バラ科であるいちごに反応してしまう人も少なくありません。また、ブタクサの花粉症のある人は、メロンやきゅうりなどウリ科の果物やバナナによってアレルギーが生じやすく、カモガヤの花粉症に反応のある人は、オレンジやトマトによってアレルギー起こりやすいと言われています。
密接な関係
花粉症を患う人が増えるに従って増加傾向にあるとも推測されています。花粉症の季節には、果物アレルギーの症状が悪化することもあります。いちごアレルギーと花粉症には、密接な関係があるので、注意しましょう。
加熱調理
アレルギーになり得る果物は、火を通すことにより、タンパク質が変化してアレルギーが起こりにくくなる場合があります。反対に、調理方法によっては新しくできたタンパク質が別の型でアレルギー源になる事もあり得ますので注意が必要です。
いちごアレルギー
いかがでしょうか?今までは大丈夫だったという食べ物でも、急に症状が出る場合もあります。アレルギーの症状が出てしまった場合は、残念ですが、とにかくその食品を食べるのをやめる事です。一度アレルギー反応が起ったものはなかなか治らないので注意が必要です。
できれば、病院で血液検査を受ければ、具体的に何がダメなのかが分かるので安心かもしれませんね。また、花粉症との密接な関係があるので、アレルギーの症状によってはいちごアレルギーと気づかない方もいらっしゃいます。加熱調理で食べられるようになるのか、いちご自体食べないほうが良いのかは、検査によって判別するのが良いでしょう。
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