真っ赤で可愛いいちごはみんな大好き！でもアレルギーに気をつけて！

みなさん、いちごは好きですか？
赤い可愛らしい姿で美味しいいちごは、子供から大人にまで人気があります。

いちごはバラ科の多年草の一種であり、正式にはオランダイチゴ属というのに含まれます。
甘みがあり可愛らしい姿から果物と思われがちですが、実は草本性の植物なので野菜として扱われる事もあります。日本では基準がないため、野菜としても果物としても扱われます。
一般的に流通上では、果物の分野とされています。

いちごの栄養はどんなものなのでしょうか？

いちごといえば、ビタミンCたっぷりのイメージがありますね。
その通りで、いちごにはビタミンCが多く含まれています。５～６粒食べると１日の必要ビタミンC量を摂ることができます。ビタミンCは、シミやソバカスの原因となるメラニンを防ぎ、美白効果があります。また、風邪の予防にも効果があります。

また、いちごにはポリフェノールもたっぷりです。ポリフェノールの一種のアントシアニンは疲れ目に効果があり、視力改善に効果があります。

その他にも整腸作用がある食物繊維や貧血予防になる葉酸など、多くの栄養効果があります。

いちごは可愛らしい見た目で栄養もたっぷりの素晴らしい食品だという事が分かりました。
しかし、そのいちごにアレルギーがあるのをご存じですか？

いちごを食べると口の中がイガイガしたり、喉にかゆみを感じたりすることはないでしょうか？
このような症状が出る場合は、いちごアレルギーかもしれません。

実はこのアレルギーの症状は、いちごだけではなく他の果物でも発症する可能性があります。
そして、この果物のアレルギーと花粉症には関連があることをご存知ですか？

いちごのアレルギーは口腔アレルギー症候群とよばれる症状です。口腔アレルギー症候群は、花粉症の方がなりやすいと言われています。

症状は、食べた時に口の中がピリピリと痛かったり、唇が痒くなったり喉の奥がイガイガしたりします。他にも皮膚や粘膜に蕁麻疹が見られたり、目や鼻のかゆみ、下痢や嘔吐、気管支喘息を起こしたりします。

いちごの他にもアレルギーの原因となるので注意が必要な果物があります。

・（ウリ科）メロン、スイカ
・（バラ科）桃、リンゴ
・（マタタビ科）キウイ
・（パイナップル科）パイナップル

アレルギー体質だと思う方は食べる時に注意しましょう。

花粉症の患者さんで、いちごなどの特定の果実によって口腔内のアレルギー症状が起こることが知られるようになり、口腔アレルギー症候群と呼ばれています。

どうして口腔アレルギー症候群と花粉症が関係あるのでしょうか？

それは、花粉症の原因となる種類の花粉と、果物の持つタンパク質が似ている場合、アレルギー症状が出てしまうのだそうです。
口腔アレルギー症候群が更に悪化するとアナフィラキシーショック症状を引き起こします。
アナフィラキシーショック症状とはどんな症状なのでしょうか？

アナフィラキシーショック症状をご存じですか？
近年、アレルギーの方が増えていて、このアナフィラキシーショック症状についてメディアで取り上げられる事も多くなりました。

アナフィラキシーショック症状は、蕁麻疹やかゆみなどの皮膚症状、息苦しさなどの呼吸器症状と、目の痒みや浮腫み、くちびるの腫れなどの粘膜症状が多いです。

また、腹痛や嘔吐などの症状、血圧低下などもみられます。これらの症状が全身に急速にあらわれるのが、アナフィラキシーショック症状の特徴です。油断すると命を落とすことにもなり、大変危険な状態です。

いちごは甘くて美味しいだけではなく、栄養効果も高いことが分かりました。
では、口腔アレルギー症候群への対処法はあるのでしょうか？

◆対処法

・食べるのを控える
・病院でアレルギーの検査をする
・抗アレルギーの薬を飲む

いちごが好きな方は多いと思います。が、残念ながらこのような３点が主な対処法です。
どうしても食べたい！または心配な方は病院で検査する方法もありますので検討してみて下さいね。

いちごのアレルギーについてまとめてみました。いかがでしたか？

いちごは可愛らしい姿で甘くて美味しく人気のある果物です。しかし、そんないちごのアレルギーがあるのが分かりました。特に花粉症の方はいちごのアレルギーが出やすい傾向にありますので、注意が必要です。油断したら、アナフィラキシーショック症状など危険な状態に陥る事もありますので、十分に注意が必要です。

アレルギー体質で心配な方は、一度、専門医で検査してもらうことをおすすめします。