ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/04/12 更新
ナッツアレルギーとは木の実類に分類されるもののアレルギーで、アーモンドやカシューナッツなどがあげられます。ピーナッツアレルギーは、植物学的には豆類に分類され、木の実類のナッツとは異なるアレルギーです。では、ナッツアレルギーの症状はどのようなものなのでしょうか?
【ナッツアレルギー】ナッツアレルギーの原因
ナッツアレルギーは、ナッツによって引き起こされる免疫のメカニズムのことで、その免疫メカニズムがつらい症状をもたらすことをいいます。免疫のメカニズムの中でも、ナッツに対して免疫機能が働く物質が引き起こす即時型アレルギーが問題となっています。
【ナッツアレルギー】乳幼児や小児の食物アレルギーの原因とは?
小児や乳幼児の食物アレルギーの原因となるのは、鶏卵、乳製品、小麦などがアレルゲンとなることが多いとされています。鶏卵や乳製品、小麦などが免疫機能を働かせてしまい、その免疫メカニズムが様々なつらい症状を引き起こします。
しかし、鶏卵や乳製品などの幼児期や小児期の食物アレルギーは、成長とともにアレルゲンに耐性ができるようになって、食べることができるようになっていくことが多いようです。それに対して、乳幼児や小児のナッツアレルギーは、成長してもなかなか耐性ができにくいといわれています。検査でナッツアレルゲンの状況を確認しながら、上手につき合っていく必要があります。
ナッツアレルギー
子どもの頃の食物アレルギーの原因が、鶏卵、乳製品、小麦などが代表的なアレルゲンであるのに対して、大人の食物アレルギーの原因は、果物・野菜が最も多いという報告があります。
果物や野菜とは、具体的にはリンゴ、さくらんぼ、大豆、メロン、キウイ、バナナなどがあげられています。これらの果物や野菜は、花粉症の原因アレルゲンの構造と非常に酷似した構造が存在するために、体が間違えて免疫反応をしてしまうことが原因です。
【ナッツアレルギー】食物依存性運動誘発アナフィラキシー
大人の食物アレルギーの原因アレルゲンの代表は小麦です。大人の小麦アレルギーは、子どもの食物アレルギーと違って、食べるだけでは何もアレルギー症状は起こりません。ところが、小麦を食べたあとに運動をするとアレルギー症状が起こります。
この非常に特徴的なアレルギーは、食物依存性運動誘発アナフィラキシーといわれています。食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因は、まだはっきりと解明されていませんが、日常的に小麦を食べる人の中で、一部の人が毎日小麦を食べているうちに徐々に小麦アレルギーになるのではないかといわれています。
【ナッツアレルギー】皮膚症状
皮膚のアレルギーには、湿疹が代表的な症状で、皮膚の乾燥、かゆみ、じんましん、発疹があります。これらの症状で一般的なのは、じんましんです。じんましんには、アレルギー性のものと非アレルギー性のものがあります。アレルギー性のじんましんは、大人よりも子どものアレルギーの症状としてよく見受けられます。
【ナッツアレルギー】消化器症状
アレルギーの消化器症状には、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、体重の減少などがあげられます。アレルギーの消化器症状は、成人だけでなく、乳幼児や幼少の子どもでも引き起こす症状です。
ナッツアレルギーの検査方法
ナッツアレルギーの検査には、食物負荷試験や血液検査、皮膚テストなどが行われます。アナフィラキシーを引き起こすこともあるナッツのアレルギー検査は、慎重に行われることが多いようです。まず、血液検査や皮膚テストで検査を行い、陰性であればさらに食物負荷試験を行って、原因となるナッツを突き止めていきます。
ナッツアレルギーは、アレルゲンを避けるという治療
ナッツアレルギーは、時間が経ってもなかなかアレルギーを克服しにくいです。アレルギー検査でアレルゲンを突き止めて、アレルゲンと接触をさけることがナッツアレルギーの対策といえます。
ナッツアレルギーは、長い目で向き合う
いかがでしょうか?ナッツアレルギーは、子どもも大人も発症する可能性があります。その原因もさまざまで、他の食品のアレルゲンが反応したからなのか、運動から誘発されたのかなど考えられます。いずれにせよ、ナッツアレルギーはナッツ類を食べないという治療になります。
早めに検査を受ける
また、加工食品には少量ながらもナッツ類が入っている可能性もあります。ナッツアレルギーなのに、知らない間に食べているというケースもあります。なんだか調子が悪いなと感じたら、一度病院で検査を受けることも大切です。
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