油断大敵！いろんな食品に潜むエビアレルギーの症状と対処法

エビアレルギーのアレルギー反応は多くは食べてから1時間以内に症状が現れます。2つ以上の臓器に症状が現れるアナフィラキシーが約6割あり、重篤で緊急的な症状のアナフィラキシーが約2%程あります。エビアレルギー反応ではアナフィラキシーのような重篤な症状が見れる事は珍しくありません。

このアレルギー反応はアレルギーの原因となる食べ物を食べた後に運動をする事で誘発されるアレルギー反応です。このアレルギー反応で最も多いのは小麦で次点でエビが多いです。

エビを食べる以外に料理にするときに殻をむくなどしたときに手や体がかゆくなると接触じんましんです。こうした人は実際に食べる時にアレルギー反応が出る人と食べてもアレルギー反応が出ない人の2通りあります。

エビアレルギーと考えられる人は自分がどのような状況でどの程度の量を食べたら、アレルギー反応が出るとか確認しておく必要があります。

エビアレルギーで口やのどがかゆくなる症状でこの症状はエビアレルギーの初期症状としても多いと考えられます。敏感な部分ではアレルギー対象が触れるだけでかゆみが現れます。エビを食べたときに口やのどに違和感を感じたら、エビアレルギーを疑ったほうがいいです。

エビアレルギーの症状に胃痛、腹痛や下痢と消化器が不調があります。これは体に異物が入った時に外に出そうとする働きで食べ過ぎや悪い物を食べたときの症状と区別がつきにくいこともあります。あまりアレルギーであると断定しにくい症状です。エビアレルギーでは生の状態で食べたら、強く反応します。火を通したエビでもアレルギー反応はあるのですが、火を通した場合では問題なくても、生で食べたときにたびたび体調が崩れる場合はエビアレルギーを疑いましょう。

じんましんや体のかゆみはエビアレルギーの典型的症状でエビを食べたり、触ったりしてもこの症状が起きます。ひどくなると全身真っ赤になり、顔も誰かわからなくなるほどに腫れあがります。

また、エビを触った後に皮膚が赤くなったり、かゆくなる傾向に気が付いた場合、一度検査をするほうがいいでしょう。

エビアレルギーの中で最も危険な状態に引き起こす可能性があるのが呼吸困難です。呼吸困難はのどが腫れ、気道が潰れて呼吸ができない状態で意識を失い、最悪死に至る恐ろしいアレルギー反応です。すぐに救急車を呼びましょう。

また、エビアレルギーになると部屋を念入りに掃除する必要があります。エビアレルギーの原因物質がダニやノミにも含まれていて、ダニやノミで呼吸困難になってしまうという事もありえます。

ごく稀なのですが複数のアレルギー症状が重なり、ショック症状で血圧が急激に低下する事があります。この血圧低下で意識障害を起こし、命を落としてしまう、緊急性の高い症状で救急車を呼ばないと大変危険です。

原因はトロポミオシンというタンパク質でエビやカニといった甲殻類の他にイカやタコなどの軟体動物にも含まれています。なので、エビアレルギーになるとイカやタコでもアレルギー反応を起こす可能性があります。

エビアレルギーの一番の発症原因は食べる事です。直接だけでなく、エビのエキスなどの間接的や手で直接も触れることもエビアレルギー発症の原因です。

例外としては、エビの筋肉に含まれるトロポミオシンの他に殻に含まれるキトサンでアレルギー反応も起こします。そのキトサンは化粧品にも配合されていて、その化粧品を使うとアレルギー反応を起こす事もあります。

ではエビアレルギーの検査はどこで行う事ができるのか？小児科や内科、アレルギー科がある病院に行くと検査できます。アレルギー検査の方法は血液検査で注射で血液を採取し、血液の成分を調べることでアレルギーを調べます。

検査費用は健康保険が適用され、3割負担の4,000円~8,000円で行っている病院が多いようです。

我慢できる程度の症状では短時間で治まる場合が多く、かゆみなどがある場合にはその部分を洗い流しましょう。しばらく待っていると治まっている場合があります。

アレルギー症状が酷い人はエピペンというアナフィラキシーショックを一時的に緩和する薬で自分が使える場合は自分で使い、出来ない場合は周囲の人に使ってもらいます。

エピペンの使い方がわからない場合やない場合は直ぐに救急車を呼びましょう。発作を起こした人を一人にせずに周囲になるべく多くの人を集めておきましょう。

一歩間違えるととんでもない事になるエビアレルギーですがエビを食べて違和感を感じたら、すぐに検査を行きましょう。体があなたへの警告を誰よりも早く教えてくれます。

発症してもお医者さんの言うことを聞き、うまく付き合いましょう。