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今が旬の時期!牡蠣を美味しく食べるために知っておきたいこと。

『海のミルク』と呼ばれ、栄養豊富でクリーミィで濃厚且つジューシーな味わいの牡蠣。お鍋にグラタンフライなど、料理の種類も豊富です。でももう時期外れなんじゃ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は牡蠣の旬の時期は3月からが本番なのです。

牡蠣が一番おいしい時期は実は春

牡蠣といえば牡蠣鍋等々冬が旬の時期のイメージがある方も多いと思います。実際、11月ごろから牡蠣は美味しくなりはじめ、『生食用』として流通し始めます。そして2月を過ぎるて3月から4月にかけては『加熱用』として流通しますが、実はこの3月から4月の春の時期こそが一番おいしい時期なのです。

春が一番おいしい理由

何故春が一番牡蠣の美味しい時期なのでしょうか。それには牡蠣の産卵の時期が関係しています。11月頃、牡蠣は産卵を終え次の産卵の時期になるまで旨味のもとである栄養(グリコーゲン)を蓄えます。その間の抱卵期である3月から4月は産卵のための栄養がもっとも多く蓄えられている時期なのです。

食中時に気を付けて!牡蠣を食べたら危険な時期

欧米では『”er”と”r”がつかない月の牡蠣は食べるな』とよく言われますが、これはこの時期(5月~8月)は初夏から晩夏にかけては食中毒の危険性が高まるのと、産卵時期なので栄養が少なくなってあまり美味しくないという理由があります。

岩牡蠣は例外

ですが、岩牡蠣は例外的に夏が旬の時期とされています。これは岩牡蠣は牡蠣(真牡蠣)よりも3倍ほどの大きさになり、産卵も数ヶ月ゆっくり時間をかけて行うため産卵時期でも旨味の元となる栄養が減らないためです。だから夏でも岩牡蠣は美味しく召し上がることができるというわけです。

生牡蠣はご注意を!!

生でそのまま召上るのは牡蠣の最もおいしい食べ方の一つとされています。しかしながら生の牡蠣には腸炎ビブリオの他特に今の時期はノロウィルスなどによって汚染されていたりする可能性もあるため、安全な食べ方とは言えません。食中毒が不安な方はなるべく加熱して召し上がったほうが安心して美味しく召し上がれます。

鍋、グラタン、カキフライetc…。なるべく加熱して美味しく召し上がりましょう。

春が牡蠣の旬の時期★美味しく召上るためのレシピ♪①『サクサクぷっくり☆おいしいカキフライ』

ここからは旬の時期の牡蠣を美味しく召し上がるためのレシピをご紹介します。最初は『サクサクぷっくり☆おいしいカキフライ』です。カラッと揚がったサクサクの衣に濃厚で熱々の牡蠣の旨味が口中に広がる定番メニューです。冷めないうちに召上れ♪

材料(2人分)

牡蠣(加熱用)10~15個
片栗粉大さじ2〜3
☆小麦粉適量
☆卵1個
☆パン粉適量
油 適量

作り方①

牡蠣の洗い方→軽く水で流したら片栗粉をまぶす。それをボールの中で優しく4~5回きれいに洗い流す。牡蠣を傷つけないように♡

作り方②

キッチンペーパーに並べてラップをして冷蔵庫で20分ほど寝かす。

作り方③

☆の材料で衣をつける。
小麦粉→溶き卵→パン粉
※溶き卵は少し水で薄めておくと良いです。

作り方④

180度の油であげる…返しながらこんがり色づくように。ぷっくり膨らんで弾ける音が変わったら中まで火が通った合図です。

作り方⑤

ペーパーや新聞紙の上に乗せて油を落としてください。1分後くらいにひっくり返しておくとムレを防げます。サクサクのコツです。

春が牡蠣の旬の時期★美味しく召上るためのレシピ♪②『冬限定カフェメニュー@牡蠣と長葱の和風スパゲッティ 』

次にご紹介します旬の時期に召上りたい牡蠣料理のレシピは『冬限定カフェメニュー@牡蠣と長葱の和風スパゲッティ 』です。冬限定とありますが、3月の一番美味しい時期の牡蠣を使えばよりいっそう美味しいパスタが出来上がります♪ぷりぷりとクリーミィな牡蠣がたまりません♪

材料(2人分)

スパゲッティ(1.4~1.6mm)200g
生牡蠣1パック
・片栗粉大さじ1~2
長葱1本
ベーコン(ハーフ)1パック
ニンニク1片
鷹の爪1本
オリーブオイル大さじ1
白ワイン大さじ2
パスタの茹で汁50~75cc
塩昆布大さじ2
醤油小さじ1弱
ブラックペッパー適量
仕上げ用バター小さじ1

作り方①

生牡蠣はパックから出して水を切り、ボウルに入れる。
片栗粉を入れて優しく揉み、ヒダヒダの中の汚れを掻き出す。

作り方②

4~5回水を換えながら、牡蠣がきれいになるまで濯ぐ。
ザルにあげ、水気を切っておく。

作り方③

ベーコンと長葱は短冊切りに。
ニンニクはみじん切にし、鷹の爪は種を取る。
手際よく炒めるために、材料を全て用意しておく。

作り方④

たっぷりの湯を沸かし、塩(分量外)を入れスパゲッティを茹で始める。
※ややしょっぱい程度の塩加減にする

作り方⑤

フライパンにオリーブオイルとニンニク、鷹の爪を入れて弱火にかける。

作り方⑥

ニンニクの香りが立ってきたら強めの中火にし、ベーコン、長葱の順に入れて炒める。

作り方⑦

長葱がしんなりしてきたら牡蠣を加えてさっと炒める。
白ワインを回しかけたら蓋をし、火を弱くして1分ほど蒸らす。

作り方⑧

牡蠣がプリっとしたらパスタの茹で汁と塩昆布、醤油を加える。

作り方⑨

茹であがったスパゲッティを投入し、スープをパスタにからませるように混ぜる。

作り方⑩

仕上げにバターを落とし、ブラックペッパーを多めに振り、全体にからませたら完成。

春が牡蠣の旬の時期★美味しく召上るためのレシピ♪③『牡蠣とホウレン草の豆乳グラタン』

次にご紹介します旬の時期に召上りたい牡蠣料理のレシピは『牡蠣とホウレン草の豆乳グラタン』です。まだまだ肌寒い時期にピッタリの、あったかメニューです。トロトロのチーズに濃厚プリプリな牡蠣の組み合わせが絶品の栄養満点な一品です。

材料(2人分)

牡蠣(加熱用) 6~8個
ホウレン草 1束
小麦粉 大匙1
バター 8㌘
●豆乳 300ml
●小麦粉 大匙1
●チキンコンソメ 小匙1(キューブ1/2個)
ピザ用チーズ 20㌘(~お好み量)

作り方①

ホウレン草は洗って軽く茹で冷水に取り絞って2cm長さに切ります。

作り方②

鍋またはフライパンに●を全て入れ泡だて器でよく混ぜる。軽く混ぜながら弱めの中火で加熱沸々して来たら弱火で2分煮て豆乳ホワイトソースを作ります。

作り方③

ホワイトソースの鍋にホウレン草を入れ木べらなどで全体を混ぜ火を止めます。
オーブンを200°に余熱始めます。

作り方④

牡蠣はよく洗い水分をしっかり拭き除き小麦粉を全体に塗し弱め中火でバターを溶かしたフライパンで焼きます。

作り方⑤

耐熱皿に分量外のオリーブオイルまたはサラダ油を薄く塗りホウレン草を入れたホワイトソースを入れ牡蠣を乗せチーズを散らしオーブンで12~15分焼きます。

春が牡蠣の旬の時期★美味しく召上るためのレシピ♪④『かきの土手鍋』

次にご紹介します旬の時期に召上りたい牡蠣料理のレシピは『かきの土手鍋』です。牡蠣の土手鍋は牡蠣の産地である広島の郷土料理で、一説によると味噌を鍋の周り塗りつける様子から”土手鍋”と名付けられたそうです。まだまだ肌寒い日が続くこの時期にぴったりのあったかメニューです。

材料(4人分)

かきのむき身 250g
ごぼう 1本
春菊 1わ
しめじ 1パック
ねぎ 1本
だし汁 2と1/2カップ
合わせみそ
 八丁みそ 100g
 白みそ 50g
 みりん 大さじ1~2
 砂糖 大さじ1
塩 酒

作り方①

合わせみその材料を混ぜ合わせる。最初に2つのみそをよく混ぜ、なめらかになったら、みりんと砂糖を加える。

作り方②

ボールにかきを入れ、塩小さじ1をふって混ぜる。汚れが出てきたら水で洗い、きれいになるまでこの作業を2~3回繰り返す。たっぷりの熱湯にかきを入れ、張りが出たら氷水にとり、水けをきる。

作り方③

ごぼうは皮をこそげ、ささがきにして10分ほど水にさらし、水けをきる。春菊は根元を落とし、長さ4cm程度に切る。しめじは石づきを切り、食べやすい大きさにほぐす。ねぎは幅2cmの斜め切りにする。

作り方④

土鍋の側面に、合わせみそをぐるりと塗る(底には塗らない)。酒1/4カップを入れて中火にかけ、煮立ってきたら、だし汁を加える。再び煮立ってきたら、かき、ごぼう、しめじ、春菊、ねぎを入れ、みそを少しずつ溶かしながら、味をととのえる。

春が牡蠣の旬の時期★美味しく召上るためのレシピ♪⑤『舞茸と牡蠣のおこわ』

最後にご紹介します旬の時期に召上りたい牡蠣料理のレシピは『舞茸と牡蠣のおこわ』です。旨みたっぷりの春牡蠣に舞茸の風味豊かなおこわの決め手は丁寧に取った昆布だし。おいしさがギュッと詰まったこの一品、是非お試しくださいね。

材料(4人分)

舞茸 200g 一口サイズにする
むき牡蠣 300g よく洗い水気きりをする
もち米 3合 一晩水につけて、10分間水切りする
人参 適量 さいの目に切り、ボイルする
あさつき 適量 小口切りにする
■ご飯地
昆布出汁 385cc
薄口醤油 25cc
酒 25cc
■昆布出汁(作りやすい分量)
水 1000cc
真昆布 10g

作り方①

鍋に水に真昆布を一晩漬ける。そして火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。
冷めたら480ccを計り、そのほかのご飯地の材料とボウルに混ぜておく。

作り方②

土鍋に水切りしたもち米、舞茸、ご飯地を入れて強火で沸かす。

作り方③

沸いたら弱火にして10分間火にかける。その後火を止めて牡蠣、人参を入れて10分間蒸らす。

作り方④

器にご飯を盛り、あさつきを散らして完成。

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