アイスホッケーと製紙工場だけじゃない!苫小牧のおすすめグルメ!
2016/05/26
きたま
冬といえば牡蠣がおいしい季節です♪でも、注意が必要な牡蠣アレルギー。鍋やカキフライなど子供に食べさせる前に知っておきたい牡蠣アレルギーについて今回はまとめました。アレルギーだと思っていたら食中毒だったかも!?詳しい知識をこの記事を読んで身に着けてください。
牡蠣アレルギーはその名の通り牡蠣を食べる事によって出るアレルギー反応です。
牡蠣を食べたり牡蠣を含む食品を食べた後、アレルギー反応が起こり、じんましんや発疹が出たり下痢や腹痛、嘔吐などが症状として出てきます。
また、牡蠣アレルギーは命に関わるアレルギー反応である「アナフィラキシーショック」を起こす可能性があると言われています。
アナフィラキシーショックとは、アレルギー物質に対してすでにできた抗体が過剰に反応し、血液低下、意識障害、呼吸困難などを起こすものです。
命に関わる場合もあるので早急に救急車を呼ぶ必要もあります。日本でもこのアナフィラキシーショックの死亡例が定期的に報告されているそうです。
ですから、牡蠣アレルギーを持つと判明した場合十分に注意が必要になります。
牡蠣アレルギーの原因は、牡蠣の中に含まれるトロポミオシンが原因とされています。トロポミオシンは筋肉に含まれるたんぱく質で人間の筋肉にも存在し、アレルギー反応を起こすものとそうでないものがあります。牡蠣はアレルギーを起こしやすいトロポミオシンに分類されるようです。
症状が似ているため、食中毒としばしば間違われることが多いです。
食中毒の症状の多くは、腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・発熱などです。この食中毒は主に細菌またはノロウィルスなどのウィルスが原因で起こります。そのため生牡蠣での発症が多いとされています。牡蠣を十分に加熱すれば防げるものです。
また食中毒になると潜伏期間が1日〜2日あり、多くの食中毒は3日ほどあれば回復するとされています。
食中毒に対し牡蠣アレルギーは潜伏期間がなく、食後早い時間で1〜2時間で症状が出ること、牡蠣を食べるたびに症状が出ることも大きな違いです。症状も腹痛や吐き気だけでなく、じんましんや湿疹も起こします。
加熱の有無に関わらず、食後比較的早く症状が出ること、食べるたびに症状が出ている場合は牡蠣アレルギーの疑いが強いかと思いますので、気になる場合は病院を受診しましょう。
先に述べた通り、アナフィラキシーショックを起こす場合もありますので、牡蠣を食べたことがない場合などは十分に注意が必要です。
二枚貝によくみられる貝毒による食中毒もあります。これは、有毒プランクトンを貝が食べることで毒素ができ、食中毒を起こします。ノロウィルスと比べると発症率は少ないですが、気を付けるにこしたことはありません。
スーパーなどで売っている貝は、出荷規制されているので貝毒を持っていることはありません。ですが、潮干狩りなどで採ったものに関しては、注意が必要になります。なので貝を採った場所が出荷規制などされてないか調べるとよいでしょう。貝毒は、加熱調理しても毒はなくならないので気を付けてください。
だいたい全体の80%~90%の人が、皮膚症状を引き起こします。皮膚のアレルギー反応は、比較的に早く現れます。痒みを伴い、蚊に刺されたような膨らみがでてきて重症の場合は、全身に広がり痒みもとても強くなります。通常、発症してから2~3時間で消えていきます。消えた後は、跡も残らず、きれいに元通りになるようです。
呼吸器のアレルギー症状は全体の20~30%の人が発症します。皮膚症状の次に多い症状になります。
くしゃみ、咳、ゼーゼーやヒューヒューする呼吸音、呼吸困難などの症状が現れます。変な音の咳をしたり、咳が止まらなかったり、呼吸音がひどいようなら注意が必要です
皮膚症状、呼吸器症状、次に発症しやすいのが、粘膜症状です。見た目に分かる症状と身体の内側で起こる症状の2種類があります。まず、見た目に分かりやすい症状として唇やまぶたの腫れなどの症状がでます。
また内側に現れる症状としてのどの粘膜が腫れるため気道が狭くなってしまい、声がかれたり、出なくなったりします。また重症化してしまうと窒息の恐れも出てくるので早急に対応しなければなりません。
皮膚症状や見た目現れやすい症状はひどくなっても命にかかわるほどの危険性はないと言われています。ですが、のどの粘膜が腫れたりする症状はきけんなので、声がでなくなったり、息苦しそうな状態にきづいたらすぐ救急車を呼ばなければなりません。
消化器症状は、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れます。これは、全体の10%くらいになります。
アレルギー物質を追い出そうとする症状になるので食べた直後に体に異変を感じたら、すぐに吐き出した方がいいでしょう。
牡蠣アレルギー反応を起こした場合は、抗アレルギー剤を服用します。しかし牡蠣アレルギーを治すことは難しく、アナフィラキシーショックも起こす可能性のあるアレルギーのため、アレルギーがわかった場合は牡蠣の含まれる食品を口にすることは一切禁止されます。
近年、減感作療法といって医師の指導のもと、少しずつアレルギー物質であるアレルゲンを身体に取り込むことで、徐々に濃度を増やし、最終的に食べられるようにするという治療法が出てきています。
ただこの治療は、かなり根気のいるもので、必ずしも自分の希望に沿ったアレルギーの治療を行えるとは限りません。
牡蠣アレルギーは牡蠣に含まれるアレルギー物質が原因で発生するものであり、この物質は熱を加えたりどんな調理をしても変化するものではありません。ですから、牡蠣アレルギーを発症しない調理法がないのです。
牡蠣アレルギーは牡蠣に含まれるアレルギー物質が原因で起こるものですので、牡蠣のエキスが原料として含まれているオイスターソースも食べることができません。
また牡蠣が入っている鍋も鍋のスープの中に牡蠣エキスが流れ出ていますので、食べることができません。
牡蠣アレルギーと判明してしまった場合、とにかく牡蠣を食べることを避けなければなりません。徹底的に除去を行う必要があります。牡蠣の粉末等でもアレルギー反応を引き起こす可能性がありますので成分表を必ず、確認しましょう。
牡蠣を大好物とする人も多く、おいしい料理として出されることが多い牡蠣ですから、牡蠣アレルギーを持つ人にとってみればとてもつらいものです。また牡蠣アレルギーについて一般的にあまりよく知られていないため、食事の席などでつらい思いをする人も多いといいます。
しかし牡蠣アレルギーは命の危険にかかわることもあります。日頃から周囲の人には牡蠣アレルギーである旨を伝え、対処を求めておくと食事の席などでつらい思いをすることも減るかもしれません。
牡蠣アレルギーは世の中にたくさん存在します。周りにも事前に伝えて理解を持ってもらうことで、口にする可能性を減らしましょう。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局