2016/02/22
kento08
2016/02/12 更新
仕事がはかどらない時や、徹夜で仕事をしなくてはならないときにどうしても頼ってしまうのがコーヒーなどのカフェインの入った飲み物。しかし、そうした飲み物を取りすぎると中毒になり、最悪死に至ることも。今回はカフェインに関する知識とカフェイン中毒について紹介します。
カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶などの他、ココアやコーラなどの飲み物にも含まれています。これらの飲み物は身近にあり、簡単に入手できるので知らないうちにカフェインを摂取していることがしばしば。では、カフェインの効果とはどのようなものでしょうか。
カフェイン(英: caffeine, 独: Coffein)は、アルカロイドの1種であり、プリン環を持ったキサンチンの誘導体として知られている。興奮作用を持ち精神刺激薬のひとつである。
カフェインの効能
カフェインといえば眠気ざましとしての効果が一番有名ですが、その他に利尿作用や解熱・鎮痛作用、強心作用などがあります。また、集中力が高まり作業効率も上がるため、適度なカフェインの入った飲み物の摂取は仕事や作業をする上で非常に効果的なのです。
適量を守って飲めば有益なカフェイン入りの飲み物。コーヒーや紅茶、緑茶などの他、栄養ドリンクや最近では海外からも多種多様のエナジードリンクが輸入され、カフェイン入り飲料の需要も高まるとともにそういった飲み物の利用者も増えてきました。このような飲み物に含まれているカフェインの量はいったいどのくらいなのでしょうか。
コーヒー、紅茶、緑茶などの飲み物(一杯あたり)
コーヒー(インスタント、150ml):68mg
コーヒー(ドリップ、150ml):135mg
コーヒー(エスプレッソ、50ml):140mg
紅茶:30mg
緑茶(150ml):30mg
抹茶(150ml):45ml
玉露(150ml):150mg
栄養ドリンク・エナジードリンク(一本あたり)
一般の栄養ドリンク(100ml):30mg
モンスターエナジー(355ml):142mg
玄米茶(150ml):15mg
烏龍茶(150ml):30mg
ほうじ茶(150ml):30mg
ココア(150ml):45mg
コーラ(500ml):50mg
適用を守れば効果が絶大ため、仕事や勉強の御供としてコーヒーや栄養ドリンク、エナジードリンクなどの飲み物を重用している人は多いかと思われます。でもある日飲んでも全然効果が表れず、いつもより多めにカフェインの入った飲み物を摂取する…という経験もあるかと思われます。
実はカフェインには依存性があり、しかも耐性がつきやすいのでその摂取量はどんどん増えていってしまうのです。そのため効果がどんどん薄れていき、それを補うために摂取する飲み物の量もそれに比例してどんどん増えていくのです。そして増えていった結果カフェイン中毒という恐ろしい状態に陥ってしまいます。
カフェイン中毒は1日250mgカフェインを摂取した結果陥る症状で、精神や身体にも激しい苦痛を与え、日常生活に異常をきたしてしまうほど恐ろしいものなのです。この項目ではそのカフェイン中毒の詳しい症状を説明します。
精神症状
落ち着きがなくなる、緊張感、感覚過敏、多弁、不安、焦燥感、気分高揚、一時的な不眠症を生じる。重症になると、精神錯乱、妄想、幻覚、幻聴、パニック発作、取り乱す、衝動性などが現れ、酷いと自殺行為に及ぶ場合まである。神経質な人やうつ病、不安障害、パニック障害などを患っている人は重症化しやすく、症状の悪化をきたしやすい。
身体症状
胃痛、胸痛、吐気、嘔吐などの消化器症状、心拍数の増加(時に不整脈)、心筋収縮の促進、心室細動、血流増大、動悸、呼吸が速くなる、頻尿など、循環器の症状。また一時的な筋骨格の持久力増進、振戦、むずむず感を生じる。重症化すると、足がつるなどの痙攣を起こし、歩行が困難になる。また、瞳孔拡大や顔が赤くなったり、頭痛を引き起こす。
カフェインの入った飲み物に換算するとどのくらい?
1日に250mgのカフェインを飲み物で摂取するというのはインスタントコーヒーに換算すると大体4杯ほど。意外と少ない量でカフェイン中毒に陥るということが分かります。また、1時間以内に6.5mg/kgほどカフェインを摂取すると半数の人が、3時間以内に17mg/kgほど摂取するとすべての人が急性中毒症状を引き起こすといわれています。
去年、アルバイト店員がカフェインの過剰摂取で死亡した事故は記憶に新しいことと存じます。しかし毎年件数は少ないながらもカフェインによる死亡事故は発生しており、原因はカフェインの入った飲み物の過剰摂取がほとんどです。
カフェインの致死量は飲み物に換算するとどのくらい?
一般的な成人の場合10g~20gを一度に摂取すると死に至る危険性があるといわれています。これはコーヒーで換算すると大体150杯以上飲むと達する計算です。流石に一日にそれほど飲む人はいないだろうと思われますが、それでも身近な飲み物にほとんどカフェインは含まれているので注意することは大切です。
ノンカフェイン飲み物の代表といえばたんぽぽコーヒー。コーヒーの代用品としてだけでなく、ホルモンバランスの改善や利尿作用、胃腸や肝臓の機能改善や冷え性、便秘などに効果があり、健康的な飲み物としても注目されています。この項目ではタンポポコーヒーの作り方をご説明します。
タンポポコーヒー(材料)
たんぽぽの根っこできるだけ沢山
1
たんぽぽの根っこを掘る。
2
根っこを切る。きれいに水洗いしする。
3
1センチくらいに細かくする。天日干し3日程度。
4
焙煎する。
弱火にかけて炒る。
焦げる手前で止める。約20分程度。
炒った根っこをミルサーにかける。
硬い部分は残りやすい。
6
コーヒードリッパーでおとす。
カフェイン入りの飲み物はあくまで仕事や勉強を効率よく行うために補助的に用いる分には害を及ぼしません。そしてカフェイン入りの飲み物に頼る以上に劇的に作業効率を上げる方法があります。それは睡眠です。十分な睡眠は疲労を取り、集中力が上がり作業の能率もよくなります。
疲れた時はしっかり睡眠をとろう
一般的に、毎日の睡眠時間が6時間未満だと48時間徹夜したのと同じくらい集中力が低下するといわれています。また、一日徹夜しただけでも記憶力や集中力の低下がみられ、結果作業効率が悪くなるともいわれています。カフェインの入った飲み物を飲んでも疲労による能力低下は防げないのです。
以上、カフェインの効能からカフェイン中毒の怖さについて簡単に説明させていただきました。何事も過剰に取りすぎると心身ともに悪影響を及ぼすものです。適量さえ守ればカフェイン入りの飲み物を飲用することは能率アップにつながります。あくまで過剰摂取せずに適宜に利用することが大切なのです。
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