コンビニのおでん!人気おでんの秘密。一番人気なおでんの具は何?
2016/06/02
Auntie
寒くなると急に食べたくなる料理おでん。万人に愛されるおでんですが、地方によって入れる食材や味付けが少しずつ違うので、故郷の味、おふくろの味でもあります。コンビニおでんの具にも牛すじがありますが牛すじを入れるのは関西おでん。今回は牛すじ入り関西おでんを調べます。
おでんの歴史は古く、平安時代にさかのぼります。拍子木形に切った豆腐に串を打ち焼いた「豆腐田楽」がそのルーツと言われています。
田楽に「お」をつけたのが「おでん」の名前の由来です。
その後 焼き田楽から煮込みおでんと姿を変えました。そして、地域の文化とともに発展し、地方色豊かなおでんが生まれるようになりました。
大阪のおでん
牛すじ、たこなどが入ります。
最近ではコンビニおでんにも牛すじが入っていますが、本来は関西地方のおでんの特徴。
牛すじを串に刺した牛すじ串。とろっとろで美味しいですよね。
関西のおでんには「牛すじ」、関東のおでんにはこの牛すじは入っていませんが、関東おでんに入っていて関西おでんでは見ることのないものは「ちくわぶ」と「はんぺん」です。
特に「ちくわぶ」は関西の人は知らない人も多い食材。小麦粉と水、塩を練って棒に巻き付け加熱した竹輪の形に似せた食品。関東では人気のおでんダネなのです。
独特の食文化を持つ名古屋のおでんと言えば この味噌おでん。
見た目から味が濃いのではとか、辛いと思われがち。
八丁味噌をベースとした甘目で濃厚な味わいは一度食べるとハマりますよ。
味噌ベースなので こんにゃくや牛すじが抜群にあうんです。
一時期ブームにもなった静岡おでん。
牛すじでだしを取りしょう油で調味した黒い煮汁で煮たおでん。
イワシやアジを骨ごとすり身にした黒はんぺんが特徴的な具材。
イワシの削り節のだし粉と青のりとかけて食べるのも独特ですね。
沖縄には豚足が入るおでんがあったり、北海道はツブやホタテなど貝が入ったりと、地方地方で色々な特色があります。
色んな味を試してみるのも楽しいですね。
最近ではスーパーで簡単に串に刺さっているおでん用の牛すじが売っています。
でもいい牛すじを手に入れたら自分で牛すじ串を作ってみましょう。
下処理をきちんとした牛すじは肉も柔らかく、濃厚な味わいで格別です。
手順としては以下のとおりです。
1.圧力鍋に牛のすじ肉を入れる。
2.鍋にひたひたの水(最低500ml)をいれる
3.10分ぐらい加圧。
4.圧が抜けたらふたを開ける。
5.ゆでた牛すじをざるに開ける
6.ていねいに水で洗って、水気を切る。
7.ゆで汁を捨てる。
1.牛すじをざるに開ける
2.煮汁はアクと脂を取り除き、取っておく
3.ざるに開けた牛すじを丁寧にお水で洗う
4.きれいに洗った牛すじの、水気を切る
5.食べやすい大きさに切る。
牛すじを手頃な大きさに切る際は、
固ければキッチンバサミでもOKです。
煮えた牛すじを今度は串に刺して「おでん用牛すじ串」にしましょう。
細かく切ってしまうと柔らかい牛すじがぼろぼろになってしまうことも。
ちょっと大きいかな?くらいでも大丈夫です。
こちらは定番の「たこ」と「牛すじ」が入った関西風おでん。
濃厚だけどやさしい味わいはどの年代にも喜ばれるおいしさ。
人気のルクルーゼを使っておでんを作れば このままテーブルに置いてもなんだかお洒落なメインに。
まだまだ寒い日が続きそうですから あったまるおでんの出番は多いかもしれません。
おでんはいれるネタやだしで色々と地方色豊かな味も楽しめます。
今回は牛すじをいれる関西おでんを取り上げました。
牛すじ入りおでんを作って肌プルプル、乾燥する冬の季節を乗り切りましょう。
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