栄養満点!はちみつの気になるカロリーとその効能についてのまとめ。
2016/02/25
蒔子
はちみつは白砂糖と比べて栄養素が多いだけでなく低カロリー。栄養豊富なことに加え、抗菌作用に優れていることや二日酔いに効いたりや動脈硬化予防になるなど、名実ともにスーパー食材。ここではあまり知られていないはちみつの秘められた魅力についてご紹介します。
甘くて美味しい「はちみつ」。
実は「はちみつ」って、栄養豊富で思ってた以上にすごい食材なんです!
みなさん、普段から「はちみつ」食べていますか?
スーパーで売られているお手頃なものから、お取り寄せの高級な物まで種類はさまざま。
でもこれを読めばはちみつがきっと食べたくなる!はちみつの栄養や効能、選び方をまとめてご紹介します!
「はちみつ」は言わずもがな、ハチが花から花を飛び回って採蜜します。
ハチのおかげで栄養も豊富になるんです!
ハチ達の努力、知ってあげてください。
花の蜜を採りに行くのはすべて働きバチの仕事。1回の採蜜飛行で500もの花を訪れ、40mgもの花蜜で胃(蜜のう)を一杯にして巣に持ち帰ります。これはなんと、ミツバチの体重の約半分もの重さです。でも1匹の働きバチが一生かかって作るはちみつの量は、わずかティースプーン一杯に満たないくらい。
巣に戻ってきたミツバチは、蜜のうに蓄えた花蜜を貯蔵担当の働きバチに口移しで渡します。ここから貯蔵担当の働きバチが大活躍。35度という暖かい巣の中で、羽ばたいて風を送り、さらに口でかき混ぜて水分を蒸発させます。働きバチの唾液に含まれる酵素が加わって、花蜜のショ糖はブドウ糖と果糖に分解されていきます。
こうして成熟したはちみつができ、巣にいる働きバチやオスのハチ、幼虫たちの食事になるのです。だからこそ栄養豊富なんですね。
ハチ達が家族の為に一生をかけて採蜜した栄養豊富なはちみつを私達が食べていると思うと、ありがたさではちみつが更に美味しく感じられますね。
はちみつは、ハチの唾液によって栄養成分が増すんです!
そんなはちみつの栄養と秘められた効能、ご紹介します。
実は栄養豊富なんですよ!
はちみつの栄養は約8割の糖分と約2割の水分によって構成されています。約40%がブドウ糖、約50%が果糖からできており、その他に酵素、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなどの栄養成分が入っています。栄養豊富で健康食品と言えますね。
画像は「はちみつの結晶」です。
栄養豊富なだけでなく、すごい効能もあるんです。
はちみつは天然の薬と呼ばれます。実ははちみつは、傷の治りを早め傷跡が残りにくくさせる効果があるんです。火傷に塗れば、あまり水ぶくれにならずにすみます。手術後の傷に塗ったところ、3~6日間、無菌に近い状態が保たれて肌の傷が早く治ったという報告もあります。はちみつの抗菌力は、水分が少ないことと、糖の濃度が高いことによるものです。
では具体的な効能についてご紹介します!
・口内炎治療に
古代ギリシャ時代の哲学者アリストテレスも、「傷口の軟膏には、淡い色の蜂蜜がよい」と言っているほどです。
口内炎の治療には口の中を清潔に保つことが大切ですが、はちみつには強力な殺菌効果があります。ですのではちみつを口内炎の上に塗ると効果的です。はちみつを溶かしたはちみつ水でうがいをするのもいいでしょう。
また、口内炎の原因にはビタミンB1、B2の不足があげられます。はちみつはビタミンB1、B2を豊富に含んでいるので、食べても口内炎の治療に効果があるのです。
・二日酔いに
はちみつに含まれる果糖は肝臓内のアルコール分解を助け、血中のアルコール濃度を下げる効果を持っています。さらにはちみつに含まれるコリンやパントテン酸には肝臓を強化する効果があるのです。ですから二日酔いの防止や解消にとても効果的です。
・動脈硬化予防、高血圧に
動脈硬化とは血の通り道である血管の層が厚くなったり硬くなったりして血が流れにくくなった状態のことです。ふとしたことで血管が詰まってそこから先に血が流れなくなり、これが心臓や脳などの重要な器官で起こると、 心筋梗塞や脳血管障害を引き起こし死亡してしまうことさえあります。この動脈硬化を防いでくれる働きがはちみつにはあります。
はちみつに含まれるコリンは、血管を拡張させて血圧を下げる働きと、血管壁の悪玉コレステ
ロールの沈着を防いでくれる働きがあります。同じく、はちみつに含まれるカリウムは塩分を摂りすぎて高くなったナトリウムのバランスを整えてくれます。ナトリウムを摂りすぎると血液量が増え、血圧を上昇させてしまうのです。これを事前に制御してくれるのがカリウムです。その結果、塩分の摂りすぎによる高血圧の予防につながります。
このコリンとカリウムの効果で動脈硬化を防いでくれるというわけです。
栄養豊富でこの効能。食べずにはいられませんね。
はちみつの秘められた効能には驚きますね!
栄養豊富で効能もたくさんあるはちみつですが…
まだあるんです!はちみつのスゴさ。
白砂糖の主成分は「ショ糖(スクロース)」のみですが、はちみつは約40%が「ブドウ糖(グルコース)」で約50%が「果糖(フルクトース)」です。みつばちが訪れる花の蜜の主な成分はショ糖(スクロース)で白砂糖と同じですが、みつばちは体の中の酵素で分解してブドウ糖と果糖にしているのです。この他にも様々な栄養素をはちみつは含んでいるので、砂糖に比べて栄養豊富なんですね。
そして白砂糖に比べてはちみつのカロリーは低いのです。上白糖が100g当たり384 Kcalであるのに対して、ハチミツは294 Kcalです。それに砂糖に比べてはちみつは甘さを感じやすいので、白砂糖の半分の量で同じくらいの甘さを感じられると言われています。少量で甘く感じられ、カロリーも同量の砂糖より低く栄養も豊富とは…使わない理由はないですね。
最近では、はちみつのなかでも種類によっては低GI、つまり食後の血糖値の上昇がおだやかなものがあることもわかっています。砂糖代わりにはちみつをお料理に使えば糖尿病予防にも良さそうですね。
はちみつのブドウ糖には、エネルギーとして代謝されるのが早いという特長があります。ブドウ糖と果糖は、ともに「単糖類」と呼ばれ、これ以上分解される必要がないため、体に入るとすばやく吸収され、エネルギーに変換されるのです。食後約20分で体に吸収されるので、胃腸への負担も軽くすみます。また、はちみつは脳へのエネルギー供給にも優れています。体の部位によってエネルギー源となる栄養素は異なりますが、たとえば心臓を動かす筋肉では主に脂肪酸、骨を動かす骨格筋では脂肪酸とブドウ糖の両方が使われます。そして、脳のエネルギー源になるのは、ブドウ糖だけなのです。
比較すると、ブドウ糖は非常にすばやく、果糖はブドウ糖より長い時間をかけてとりこまれます。つまり、はちみつの主成分の単糖類は、早く吸収され、脳を助け、長く効率よく働くエネルギー源になってくれるというわけです。
大事な会議やテスト前など頭をフル回転させたい時、チョコレートを食べる方も多いのでは?これからはそれを「はちみつ」に代えてみてはいかがでしょうか!?
栄養豊富で効能もたくさん!ぜひ日常生活にはちみつを取り入れましょう!
ここではたくさんの種類があるはちみつの、選び方のポイントをご紹介します。
すでにご紹介したように、ハチは35℃の巣の中ではちみつを作っています。それくらいの温度がはちみつに最適ということですね。逆にはちみつは加熱すると、ビタミン類が壊れたり香りが飛んでしまうことがあります。それにも関わらず、蜂蜜業者の中には加熱処理をしたはちみつを売っている方もいます。はちみつは加熱処理しなくても特に衛生上問題があるわけではありません。
もっとも品質が良いのは「純粋はちみつ」です。
本物かどうかを区別するには一概に難しいのですが、以下の4点に注意するといいでしょう。
・本物の純粋はちみつは透明度が低いです。 花粉などが含まれていて、ぼんやりした感じがするので前方を透かして見る事ができません。
・瓶を逆さにすると、本物には色々な酵素が含まれているのでキメ細かな泡が立つ傾向があります。 なにもしなくても、瓶の中でハチミツが発酵を続け「泡」を吹く状態が続きま
す。
・本物のはちみつは、温度を下げると結晶化して固くなる傾向があります。 これは決して砂糖が混ざっているのではなく、はちみつ本来の性質です。
・純粋はちみつの場合、業者が「全国はちみつ公正取引委員会」の会員であるなら、公正取引マークがついています。
いかがでしたでしょうか。以上のポイントで、良質なはちみつを見つけてください!
ただ1点注意点があります。天然のはちみつにはボツリヌス菌が混入していることがあるため、1987年に厚生省(当時)から、はちみつを胃腸が未発達な一歳未満の乳児に与えてはならないという通達が出ています。この点だけ注意しましょう。
栄養豊富なはちみつ、毎日食べよう!
いかがでしたでしょうか。
はちみつは栄養豊富、低カロリーで効能もたくさんありましたね。白砂糖よりも栄養があってカロリーも低いということで、ダイエットにも良さそうです。今までお砂糖を使っていたところ、どこか一つでもはちみつにするだけで簡単に日常生活にも取り入れることができそうですよね!
はちみつを食べる時は、ハチが一生をかけて採蜜したものを口にしているんだなぁと考えるとありがたみが増してさらに美味しくなりそうです。
栄養豊富なはちみつ、ぜひ食べてくださいね!
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