活用しなきゃもったいない!重箱のかしこい使い方をご紹介します
2016/05/09
naonao_hsy
2016/07/22 更新
専門店で飲む紅茶はあんなにおいしいのにおうちで淹れるといまいち…そんなあなたにティーポットをはじめ正しい道具の使い方・紅茶の淹れ方を解説します。使い方に合わせたティーポット選びから紅茶を淹れる手順まで、詳しく丁寧にまとめました。
自宅でティーブレイクをする方も多いと思いますが、ティーポットを使って紅茶を淹れている方は減ってきているようです。使い方も手軽なティーバッグの紅茶も日々進化していますが、やはりティーポットで淹れる紅茶は別物です。
お客様がいる場合はもちろん、自分や家族のためにすこし手間をかけておいしい紅茶を淹れてみませんか?紅茶の香りが広がるブレイクタイムは豊かな時間をもたらしてくれるはずです。
ティーポットを持っていない方にもチャレンジしていただけるよう、道具の選び方・使い方から丁寧に解説しました。
紅茶の道具は気に入ったものを使うのが一番ですが、使い方の容易なもの・紅茶を楽しむのに向いているものならばよりおいしく紅茶をいただくことができます。機能性においての使い方、選び方をふまえてご紹介します。
茶葉を量ったり紅茶を混ぜるためのティースプーンに大きさや形に規定はありません。使い方としては毎回「めいっぱい」茶葉をのせると一回ごとの量のぶれが小さくなります。
茶葉を量る使い方のみならばティーメジャーがおすすめです。デザインも紅茶にちなんだものが多く、浅めの作りで茶葉がすくいやすくなっています。
ティースプーン・ティーメジャーともに茶葉が2〜3g量れる大きさのものがほとんどです。まず手持ちのスプーンが平均でどのくらいの量が量れるのか確認してみると安心です。
写真のティーカップは、紅茶をおいしく飲むための道具として使い方を考えたときに、究極の形と言われているカップです。
ティーポットとセットのティーカップや、デザインの気に入ったティーカップを使うのが一番ですが、「おいしく飲む」という使い方ならば紅茶専門のカップを使うのが一番です。口が広く飲みやすい温度に導きつつも、下の部分は深く足があることで冷めにくくなっています。
サーブ専用の使い方しかしないならば形・デザインは自由に選べます。その日の気分に合わせて変えてもいいですね!
ティーポットは抽出用の他にサーブ用の使い方もあります。たくさんの量を一度に淹れた場合でも、茶こしでこしてサーブ用のティーポットに入れれば濃くなりすぎることなくゆっくり紅茶を楽しむことができます。その場合は冷めないようにティーコージーなどを使うといいですね。
茶葉がジャンピングしているかどうかを外から確認するという使い方ではガラス製の透明なティーポットが一番です。どのようなお湯の注ぎ方、やかんの使い方でよりおいしい紅茶が淹れられるのか確認しながら淹れることができます。
容量が200mlの1人分を淹れるためのティーポットです。「1人で紅茶を楽しむ」使い方に限定されている分、いつも1杯だけ紅茶を楽しむ方にはうってつけのティーポットでしょう。
アフタヌーンティーをするならばぜひセットで揃っているティーポットを使いたいものです。セットのティーポットでは淹れるのに自信がない場合は、使いやすいティーポットで淹れて、セットのものはサーバー用のティーポットとして使いましょう。
自分のお気に入りのティーポットが見つかったら、きちんとした使い方でおいしい紅茶を淹れてみましょう。道具の使い方や手順を詳しく解説しました。
詳しい茶葉の量や抽出・蒸らし時間はそれぞれの茶葉で変わるので、購入したお店やパッケージを参考にしてください。
紅茶に向いていると言われるのは柔らかい水です。日本ではほとんどの土地が紅茶に向いている軟水なので、汲みたての水道水で十分です。ミネラルウォーターは硬水でないものでも酸素の含有量などから日本の水道水よりも紅茶に向いていないことが多いので避けましょう。
ティーポットにお湯をはってもOKですし、すぐいれるならばティーポットをお湯で流すくらいでも十分です。
おろそかにしがちな使い方のコツのひとつです。どんなにいいティーポットでも冷えきっていたらせっかく沸かしたお湯の温度を著しく下げてしまいます。お湯の温度が下がると抽出時間も変わってくるので、必ず淹れる前にティーポットを温めておきましょう。
ここで大事なのは「しっかり」沸騰したお湯を使うことです。やかんの底からでる気泡は、最初は小さく、温度が上がるにつれて大きな気泡に変わっていきます。大きな気泡がぼこぼこと沸いている状態の95℃くらいのお湯を使いましょう。
しっかり沸騰したお湯を30cmほどの高さから勢いよくいれると茶葉が「ジャンピング」します。しっかりジャンピングさせて蓋をして抽出、蒸らしを行うとおいしい紅茶を淹れることができます。
十分にジャンピングさせるためには茶こしのついていないタイプのティーポットが必須です。家庭用ならば茶葉がこせればどんな形でも大丈夫ですが、写真のようなカップにかけられる形だとお客様の前でもスマートな使い方ができます。
ティーポットの選び方や使い方・紅茶の淹れ方はちゃんと守っているのにおいしい紅茶が淹れられない場合、原因は何が考えられるでしょうか?
紅茶専門店ではこのぐらい勢いよく水を汲んでいるそうです
紅茶を淹れる水にはほどよいミネラル分と豊富な酸素が入っている方がおいしく入ります。水道から出したてでも酸素が豊富に入っていない場合もあります。また、沸騰を繰り返したり、長く続けると酸素含有量が減っていきます。水道から勢いよく出した水を使い、しっかり沸騰したらすぐに使うようにしましょう。
茶葉を悪くする日光・匂い・湿度を遮断できる紅茶缶は一番いい保存容器です。
とても基本的なことですが、茶葉の状態はどうでしょうか?
もともとの茶葉の質はもちろんですが、その後の保存状態で紅茶の質が大きく変わってしまいます。密閉できる容器に入れ必ず常温で保存し、早めに使い切りましょう。封を開けなくても劣化は進みます。
鉄のやかんは使い方云々ではなく、沸かしている間に水に鉄分が含まれてしまうため、紅茶には向いていません。鉄分の多く含まれたお湯で淹れると、紅茶の本来の色と味わいを変えてしまいます。
砂時計は雰囲気はでますが、正確に量ると言う使い方ではいまいちです。最初はキッチンタイマーやスマホなどで秒単位でおいしい蒸らし時間の見極めをしましょう。
紅茶の茶葉によってそれぞれ抽出時間や必要な茶葉の量は変わってきます。一律に何人分だからスプーン何杯、ではなく茶葉に合わせて量を決めてください。
好みの味にならない時は、途中で味見をして蒸らし時間を調節することも効果的です。
紅茶に親しんでいくとだんだん道具の使い方や量り方がおろそかになることもあります。慣れた方もこの記事でもう一度確認していただいて、基本の使い方を忘れずにいつでもベストの紅茶を楽しんでいただけると嬉しいです。
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