活用しなきゃもったいない!重箱のかしこい使い方をご紹介します
2016/05/09
naonao_hsy
2016/05/19 更新
紅茶をもっと楽しむなら、お気に入りのティーポットを使っておいしく淹れましょう。間違った使い方では本当の紅茶の味は出せませんよ。ティーポットの正しい使い方と誰でも美味しく淹れられるレシピで紅茶の本当の味を引き出してみてくださいね。
おいしい紅茶を淹れるためには、ティーポットを選ぶことも重要です。ポイントがいくつかありますので、参考にしてお気に入りを見つけてみてくださいね。
ティーポットの中でお湯が上下に対流し、茶葉が上下運動(ジャンピング)する状態を作ります。おいしい紅茶を入れるためには、ジャッピングはかかせないので、丸い形状のティーポットを使用しましょう。
陶器製のティーポットは吸水性の良さと土に含まれる金属分から、紅茶のアクが取り除かれて、味がまろやかになると言われています。また、紅茶に大切な保温性が高いという利点もあります。
ガラス製のティーポットはジャンピングする様子や紅茶の色も見えるので、紅茶初心者でも扱いやすいですね。保温性が悪いので、すぐに冷めてしまうという欠点があります。
ティーポットの素材以外に注目して選びたいのが、注ぎ口です。湯切れの良いものを選ぶことで、紅茶のエキスが凝縮され一番おいしいとされる「ゴールデンドロップ」と言われる最後の一滴まで紅茶を味わうことができますよ。
おいしい紅茶を淹れるためには、作る分量に合った大きさのティーポットを使ってくださいね。お湯の量が半分以下で淹れた場合、丸い側面を使って対流するところを、うまくジャンピングせずに、せっかくの紅茶が台無しになってしまいます。
紅茶を淹れるときに使う水は汲みたての新鮮な水道水を使うようにしましょう。浄水器を使用しても大丈夫です。
5円玉くらいの泡がボコボコとたくさん出ている沸騰直後(100℃)の状態がベストです。ぬるかったり沸騰しすぎたお湯では紅茶の香気成分がよく出ません。
紅茶を淹れる前に、まず使用するティーポットとカップに適量のお湯を注ぎ、全体を温めておきましょう。茶葉からエキスを十分に抽出するためには熱いお湯を使うことが重要ですから、この工程も欠かさないでくださいね。
ティーポットを温めておいたお湯を捨て、ティーポットの中に茶葉を入れます。茶葉の量はティーカップ1杯につきティースプーン1杯(約2.5~3g)を一人分として、人数分の茶葉を入れます。
ティーポットに茶葉を入れたら、沸騰直後のお湯をちょっと高めの位置から勢い良く一気に注ぎます。その後、フタをしてしっかりと蒸らします。蒸らし時間は細かい茶葉で2~3分、大きい茶葉で3~4分が目安です。蒸らしている間にはティーポットの中で茶葉が浮き沈みするジャンピングという現象が起こりますが、このジャンピングが収まり、茶葉がティーポットの底にたまる頃合いがちょうどいい蒸らし加減です。
ティーポットの使い方②: 5.濃さが均一になるように
蒸らし終わったティーポットの中は、上部が薄く、下部が濃い状態。スプーンで軽くひと混ぜて濃さを均一にしてくだい。
ティーポットの使い方② :6.カップに注ぐ
そして、再びフタを閉めたら茶こしで茶葉を濾しながら、人数分のカップにまわし注いでいきましょう。紅茶を注ぎ分けた際のティーポットに残った最後の一滴は「ゴールデンドロップ」と呼ばれており、一番おいしい一滴だと言われています。ぜひ最後の一滴まで注ぎ切るようにしてくださいね。
おいしい紅茶をいただくにはティーポットだけでなく、小さな道具たちも使い方をマスターしてくださいね。
ティーポットの使い方③: ティーメジャーの使い方
適当に小さなスプーンで2杯、3杯とすくうとブレやすいので、1回分の茶葉が一度ですくえるティーメジャーをおすすめします。正確な量の茶葉を使うこともおいしい紅茶の必須条件なので、ティーメジャーも揃えておいて損はないですよ。
ティーポットの使い方③: ティーコージーの使い方
温度が大切な紅茶を温かく保ってくれる便利なアイテムです。被せるだけの簡単なものから、ティーポットを包み込むタイプのもの、ニットタイプのもの、たくさんの種類があります。お気に入りの素材や色、形を選んでくださいね。
ティーポットの使い方③: ティーストレーナーの使い方
ティーストレーナーとは茶こしのことです。ティーポットから紅茶を注ぐ際には、右手にティーポットを持ち、左手に茶こしを持つのが正しいスタイルです。正しいスタイルでスマートに紅茶を飲むと優雅に見えますね。
レモンの爽やかさが、紅茶をスッキリとさせてくれます。基本の紅茶の淹れ方に、レモンを加えるだけなので、簡単ですね。
ティーポットの使い方:レモンに合う淹れ方①
レモンを薄くスライスします。
ティーポットの使い方:レモンに合う淹れ方②
茶葉の分量は、ティーカップ1杯分に対してティースプーン1杯。細かい葉は中盛り、大きい葉はかさばるので大盛にします。
ティーポットの使い方:レモンに合う淹れ方③
熱湯を注いで蒸らします。渋みを出さないように短めに。2~2分半くらいが適当です。レモンは飲む直前に入れ、軽くかき回してすぐ引き上げます。
レモンを入れたまま飲むのは、レモンの皮の苦みが出てしまうのでNGです。飲む際も紅茶よりもレモンが口に当たってしまって、一概にも優雅とは言えませんね。レモンの香りを紅茶に移したら、すぐに引き上げてくださいね。
基本の紅茶の淹れ方にミルクを入れるのも良いのですが、茶葉を二倍にして濃い紅茶を作り、ミルクをたっぷり入れる淹れ方をおすすめします。
茶葉・・・8g(ティーメジャー2杯)
湯・・・300cc
牛乳・・・150ccくらい
砂糖・・・適量
※茶葉の蒸らし時間・・・3分
汲み立ての水道水を沸かします。浄水器の使用はOK。
温めたティーポットに茶葉を入れ、沸き立ての湯を注ぎます。蓋をして「3分」蒸らします。
蒸らし終わったら、蓋を開け、ティーポットの中を濃さを均一にするためにスプーンで軽く2回くらい混ぜます。あとからミルクをたっぷり入れるので、ストレートティーよりも少な目にカップに注ぎます。
濃い紅茶にたっぷりの牛乳を入れるため、ほんのりとひと肌に温めた牛乳を使用します。
ほんのり温めた牛乳をティーカップ1つに約50~60cc加えます。
砂糖を加えると、単なる「甘さ」が加わるだけでなく、紅茶コク、ミルクのコクがグッと増し、より一層おいしく飲むことができますよ。
砂糖の代わりにメープルシロップを使用し、マシュマロを浮かべると、雪深いカナダをイメージしたミルクティーになりますよ。
ティーポットやカップ、道具を正しく使うことで、より一層おいしい紅茶が楽しめるはず。
あとは、おいしいケーキと楽しい話題が一番のおもてなしですね。是非、ティータイムをおしゃれに楽しんでくださいね。
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