2016/06/07
りーかーまま
びわ茶はびわのこと理解して飲用する分にはノンカフェイン、ミネラル豊富で健康に効果的なお茶です。しかし、いまだに「アミグダリン」が病気に効くような効果を宣伝しているびわ茶のサイトが多数あり注意が必要です。通常の摂り方でびわ茶は健康に効果的なお茶です。
びわとはバラ科ビワ属の常緑木、10mほどの高さになることもあるそうです。原産は中国などで日本への伝来は古く、九州、四国、千葉でびわ茶や果物のびわが特産品とされています。また、びわの実は追熟せず、日持ちはあまりしないようです。加工品としてジャム、ゼリー、果実酒などがあります。
びわの花
びわの蕾と花
びわ茶のことを調べるとアミグダリンがビタミンで、病気に効果があるようなサイトが多数あります。アミグダリンについて国の栄養研究所は注意喚起をしているため、記しました。
びわは古くからびわの葉が民間療法に使用されていますが、「アミグダリン」について現在では根拠がないのに、病気に効果があるとしているサイトが多いです。アミグダリンのサプリメントや未成熟のびわを過剰に服用することはご注意してください。
※アミグダリンを皮膚へかゆみ止めのように使用する場合は、医療に携わっている方の指導のもとで使用してください。
新緑のびわ
アミグダリンとは、びわなどのバラ科サクラ属の植物、未成熟な果実の種の「仁」に含有されている青酸配糖体というものです。この青酸配糖体は、未熟な果実の実、未熟な葉、未熟な樹皮に含有されています。
以前はアミグダリンのことをビタミンB17という意見がありましたが、アミグダリンは代謝に必要な栄養成分でも、欠乏症の症例もないため、現在はビタミンB17とは認められていません。
アミグダリンに過度の効果を期待して、アミグダリンを多量に摂取すると健康に問題が生じるなど、最悪の症例などがあります、どうぞご注意してください。
びわなどバラ科さくら属に含有の「アミグダリン」は、以前ガン予防の効果あるような研究がされていましたが、現在はアミグダリンのガンに対する効果は根拠がないと結論がでています。
アミグダリンから発生する青酸が癌細胞だけを攻撃し死滅させるといった謳い文句が多く見られますが、 アメリカ国立癌研究所によると、「アミグダリンはがんの治療、改善及び安定化、 関連症状の改善や延命に対していずれも効果がなくむしろ青酸中毒を起こす危険性があるという結論を出している」 とのことで、我が国の国立健康・栄養研究所もこちらの見解を採用しているようです。
びわの果物としてのカロリーは低カロリーで、ビタミンAやミネラルが豊富です。果物のびわはダイエットに効果的と思われます。
但し、花粉症の方が果物のびわを食するとアレルギー症状がでる場合がありますので、ご注意をお願いいたします。
びわの実の断面
びわのカロリーは35g(1個(可食部))で14kcalのカロリー。びわは100g換算で40kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は200g。炭水化物が多く3.71g、たんぱく質が0.11g、脂質が0.04gとなっており、ビタミン・ミネラルではビタミンAとマンガンの成分が高い。
鹿児島県の根占地方のねじめびわ茶がお勧めです。アミグダリンの有害性を公式サイトに載せており、また、鹿児島大学とびわ茶の研究をしています。
ねじめびわ茶は、ミネラルが豊富、焙煎効果でアロマ的な期待もできます。タンニンが含有されていないので、鉄分の吸収を邪魔しないです。ノンカフェインで、カフェインが苦手な方やカフェインを控えたい方へお勧めです。ねじめびわ茶は飲みやすくおいしいお茶です。
無機質=ミネラルは、カルシウム、ナトリウム、鉄などで、人の健康に必要で不可欠な栄養素です。
ミネラルは普段の食事から摂取することが大切で、歯や骨など形成、体の調子を保ち調整する働きがあります。
ミネラルは、尿や汗によって日々、一定量が排泄されているため、欠乏症が起きやすいという特徴があります。ミネラルの摂取が不足した場合は排泄を抑制し、摂取過剰の場合は排泄を促進するよう腸や腎臓が調節していますが、過剰摂取が長期にわたれば過剰症を引き起こす可能性もあります。
鹿児島県の根占地方で栽培されている、ねじめびわ茶の栄養成分です。
①ねじめびわ茶の成分と効果
【カルシウム】丈夫な歯や骨を形成。エネルギーの代謝に作用している。
【リン】歯や骨の形成。代謝に作用している。
【マグネシウム】酵素の働きをよくし、骨を形成する。
➁ねじめびわ茶の成分と効果
【ケイ素】髪、爪、骨などの維持に必要。
【硫黄】髪、爪、骨などを形成。
【カリウム】利尿作用あり。高血圧になるのを抑える。※カリウムの制限を受けている方は要注意です。
③ねじめびわ茶の成分と効果
【鉄】赤血球の成分。酸素を運搬。不足すると貧血などに。
【マンガン】関節、骨の形成。体内の多様な代謝に作用している。
【亜鉛】不足すると味覚障害になるといわれる。粘膜や皮膚の維持に作用。
以上、ねじめびわ茶の成分と効果を簡単に記載しました。
ねじめびわ茶はミネラルのカリウムが豊富に含まれています。
カリウム制限・人工透析されている方・腎不全の方は、必ず主治医様にご相談のうえ、お飲みください。
諄いですが、びわのアミグダリンの過剰摂取は健康的な効果ではなく、逆の効果になる可能性が非常に高いので、充分にご注意をお願いいたします。
びわの種にはアミグダリンという成分が多く、成熟した果実を食べる程度で
あれば影響がありませんが、未成熟な種子や葉を大量に摂取すると体に
有害な成分なので、びわの種・生葉は取り扱っておりません。
びわの葉
びわの種子などに含有される「アミグダリン」という成分にはご注意していただき、きちんと熟したびわを食したり、普通にびわ茶をお飲みいただきますようにどうぞお願いいたします。アミグダリンのサプリメントなどの多量摂取にはご注意をお願いいたします。
ねじめびわ茶はノンカフェインで多様なミネラルがたっぷりの健康に効果的なお茶です。
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