ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/06/12 更新
アレルギーは実際に身近にいないとピンとこないことも多いものです。とくにいろんなところに使われている小麦粉は避けるのが難しいアレルゲンのひとつです。小麦粉アレルギーのお知り合いにアレルギーの原因となるものをすすめないように、注意したい食品を中心にまとめました。
まず最初に、このまとめは小麦粉アレルギーの方、もしくはその御家族向けではなく、その周りの方のアレルギー理解用のまとめです。一般的な知識であり、症状も人それぞれであることを前提にお使いください。
日常的に小麦粉アレルギーと関わっていく場合は主治医や専門書を参考に生活されることをおすすめします。また、周りの方もこのまとめに書いてあることよりも実際のアレルギーの方の意見を尊重してください。
食物アレルギーの中で、アレルゲンはさまざまなものがありますが、特にアレルギー患者数が多いものを5大アレルゲンとして指定されています。
卵、牛乳、大豆、落花生、そして小麦です。
さらに卵、牛乳、小麦、そば、落花生、えび、かには食品への表示義務があるものです。5大アレルゲン以外のえび、かには少量でも重篤なアレルギー症状がでやすいため、表示が義務化されています。この7品目のアレルギーならば原材料表示がされているものならきちんとチェックできるので便利ですね。
アレルギーというと蕁麻疹がでてかゆくなる、というイメージの方も多いと思いますが、実際はもっと多様な症状があります。皮膚症状の他に呼吸器への影響や血圧低下など直接生死に関わるものも多いです。また、食べたものが吸収されてから起こるので、食べて時間が経ってからアレルギーを発症することもあります。
小麦に限らずアレルギーは突然発症することもめずらしくありません。長くお付き合いしてきた方ほど突然発症した相手のアレルギーに気を遣うのは難しいかもしれません。今まで小麦粉など気にせず食べていた方だからといって、アレルギー症状が軽いというわけではありませんので軽く考えず理解をしていきましょう。
麦茶や茶葉がブレンドされているお茶には大麦やハトムギが入っているものも多く見られます。小麦粉でアレルギーの出る方はこれらでもアレルギー症状が出る方もいるので確認してからがいいでしょう。
特に小さいお子さんの場合カフェインの関係でも麦茶を選びがちですがよく親御さんに確認をしてくださいね。
料理をする方ならわかりますが、フライや天ぷらなどの衣にも小麦粉が使われています。また、パン粉も小麦粉が原料です。
カレー・シチューのルーやハンバーグのつなぎでも小麦粉は使われることがあるので、外食や市販品は表示をよく確かめてください。お子さんの好きそうなものだからとあげがちですが要注意です。
小麦粉アレルギーの方にクッキーやパンがNGなことはすぐに想像がつくと思います。
小麦粉はさまざまな食品に使われており、特にお菓子やおやつで食べられるものの多くに含まれています。ここでは基本的に小麦粉の含まれていないお菓子・おやつをご紹介します。
小麦粉は「生地」の部分に使われていることが多いためゼリーやプリンには使われることが少ないです。特にゼリーは卵や牛乳も使われていないものもあるため、アレルギーをもっている方へのおやつやお土産には重宝します。
こちらはレシピ次第になりますが、基本の材料に小麦粉は必要ない数少ない洋菓子です。ねっちりしっとりとした生地はアーモンドの粉で作られます。市販のものだと小麦粉を使っているキッチンで作られていることが多いので微量でもNGな方にはおすすめできません。
きちんとしたチョコレートは小麦粉やグルテンは含まれていません。ただこちらも製造過程や駄菓子のようなお菓子には小麦が含まれることが多いのでよくご確認ください。
和菓子は比較的小麦粉が使われていないお菓子です。練りきりなどの生菓子はつなぎに小麦粉が使われていることが多いので注意してください。
市販のものは原材料に小麦粉の記載がなくても、同一工場で使われていることでアレルギーへの注意書きが入っていることも多いです。アレルギーをお持ちの方へのおもてなしに、完全に小麦粉なしならば手作りが一番安心ですね。
アレルギーをもつのが小さいお子さんの場合には手作りのものをごちそうするのは万が一を考え控えた方がいいですが、ある程度症状が軽い大人の方ならばアレルギー源なしで手作りしたものは喜ばれるでしょう。
基本中の基本ですが、とてもシンプルな方法です。甘いものならばコーンフレークとチョコや、ヨーグルトとジャムなど組み合わせはたくさんあります。また、料理ならば目に見える材料のみで作るのでわかりやすいですね。市販の素やタレなどは使わないようにしましょう。
最近広がっている米粉を始め、小麦粉の代わりとなるものはいろいろあります。米粉や片栗粉、コーンスターチで代用可能な料理やお菓子がほとんどで、いまはアレルギーをもった方用にたくさんの小麦粉なしのレシピが紹介されています。
小麦粉はたくさんのものに使われているので気を遣うのもなかなか難しいものがあります。しかしお互いに楽しくおつきあいできるように、ぜひ知ってもらいたいことをまとめました。アレルギーの方とのおつきあいの手助けになれば幸いです。
ただ、最初にも書きましたが、こちらの情報だけでなく、アレルギーをお持ちのご本人や親御さんの意見を第一に心配りをしてください。それが一番の理解であると思っています。
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