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りんごを使って色んな離乳食を作ろう 初期・中期・後期別にご紹介

りんごは、離乳食初期から食べられる食材です。食物繊維や水分、ビタミン、カリウムなどが豊富に含まれ、栄養価の高い食材なので、赤ちゃんにもたくさん食べてほしいですよね。でも、毎日同じりんごのメニューじゃかわいそう。王道から変り種まで、離乳食の時期別に集めました。

りんごは離乳食に向いている

りんごは離乳食初期から与えられる食材です。
食物繊維や水分、ビタミン、カリウムなどが豊富に含まれ、栄養価の高い食材です。
また、高い整腸作用があり、離乳食を食べている乳児はもちろん、すりおろしりんごは離乳食が終わった幼児の胃腸にも優しく作用し、下痢や便秘にも有効です。

ただし、りんごはアレルギーの可能性がある果物です。食べさせる時には赤ちゃんの様子をみてゆっくりと与えてください。

りんごにはたくさんの品種がありますが、加熱しても荷崩れしにくい「紅玉」はもっとも離乳食に適しています。

りんごの離乳食をたくさん作って冷凍しよう

りんごは冷凍保存可能な食材です。離乳食期の頃はすりおろし、離乳食中期以降は小さ目に切ったあと加熱するのがポイントです。
製氷皿に入れ、凍ったらフリーザーパックで保存するのが一般的。

りんごの離乳食初期レシピ

離乳食初期はとにかく慣れることが大切です。
無理に進めることでアレルギーの心配やママのイライラの元になることも。
焦らずに「食べても食べなくてもいいから、とにかく体験させる」という気持ちでトライしてください。

口に入れたものをただ飲み込む「離乳食初期」は、飲み込みやすさを重視。すりつぶしたり、裏ごしたり、舌触りを滑らかにします。

離乳食初期レシピ:すりおろしりんご

材料(1食分)
りんご1/8個

1.りんごの皮をむき、塩水に漬けておく

2.おろし器で1をすりおろす

3.②を耐熱皿に入れ、電子レンジ(500w)で30秒加熱する

りんごを使った離乳食の基本の基。離乳食初期には砂糖などは使ません。

離乳食初期レシピ:りんごとバナナのトロトロ煮

材料(1食分)
りんご1/8個
バナナ1/6本
水少々

1.りんごとバナナの皮をむき、それぞれ細かく刻む

2.①のりんごを鍋に入れ、りんごが浸るくらいの水を加え、中火で煮る

3.りんごが柔らかくなったら、①のバナナを加えて、ひと煮立ちさせる

4.りんごとバナナを取り出し、すり鉢でトロトロになるまですりあわせる

すり鉢でなかなかトロトロにならないようなら、煮汁を足していきます。

りんごはバナナとの相性も抜群。赤ちゃんの大好物になること間違いなしです。

りんごの離乳食中期レシピ

離乳食中期はモグモグ期。
口をモグモグと動かして食べ物を舌で押し潰し、自分で喉の奥の方へ持っていくようになります。
食べ物もペースト状から少し粒が残る程度の状態のものを与えることができるので、調理の幅も広がります。

離乳食中期は、まだまだミルクとの併用が大切です。
様子を見ながら、一日2回、ほぼ同じ時間に与えます。
便の中に野菜がそのまま出てきても、下痢便でなければ与えるのを中止しなくても大丈夫。

離乳食中期レシピ:りんごと人参の寒天ゼリー

材料 (90ccカップ6個分)
りんご1/4個
人参5〜7cm
りんごジュース(ストレート果汁)200ml
水150ml
粉寒天小さじ1弱

1人参をすりおろす。りんごは5〜7mmの角切りに。

2.小鍋に人参・りんご・りんごジュース・水を入れて中火にかける。沸騰するとアクが出てくるので丁寧に取り除く。

3.アクが少なくなってくる頃にはりんごが透き通ってくるので一旦火を止め、寒天を入れてかき混ぜてからもう一度沸騰させる。

4.カップに移して粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして出来上がり。

あまり冷たいと赤ちゃんがびっくりしてしまうので、食べる少し前に冷蔵庫から出しておくといいです。

離乳食中期レシピ:コロコロポテトのりんごとカッテージチーズ和え

材料(1食分)
ジャガイモ     1/4
カッテージチーズ 小さじ1
りんご      1/8

1.ジャガイモを賽の目に切ります。たっぷりのお湯を使って舌でつぶれる柔らかさまでゆでる。

2.りんごをすりおろして20秒加熱する。

3.加熱したリンゴの中にカッテージチーズを入れて混ぜる。ポテトとも和える。

カッテージチーズはたんぱく質をとるのにいい食材です。
このレシピを使えば、炭水化物、たんぱく質、ビタミンが一度においしく食べられます。

りんごの離乳食後期レシピ

離乳食後期は「カミカミ期」と呼ばれ、歯茎でつぶせるぐらいのものが食べられるようになる時期です。そして、後期からは、1日3回食となり、食事のリズムが完成する時期でもあります。
自分の手で持って食べられるものをあげると喜びます。

離乳食後期では、一日3回、ほぼ同じ時間に与えます。だんだんとミルクの量を減らしていく時期です。
基本的に、大人の献立から取り分けることも可能になります。
取り分ける際には、塩分や食材の固さなどに注意してください。

離乳食後期レシピ:りんごの蒸しパン

材料(1食分)
りんご1/8個
ホットケーキミックス20g
レーズン5g
水20ml

1.りんごの皮をむき、5mmくらいの角切りに切る。レーズンは細かく刻む

2.ホットケーキミックスと水をボウルに入れ、泡だて器でダマが無くなるまでよく混ぜ合わせる

3.②に①を加え、ゴムベラで軽く混ぜ合わせる

4.③をシリコンカップに入れ、蒸し器で5分蒸す

5.竹串を蒸しパンに刺して、生の生地がついてこなければ出来上がり。生地がついてくる場合は、さらに2~3分蒸す

6.蒸しパンが冷めてからカップから取り出す

蒸し器がない場合は、電子レンジで加熱してもOKです。電子レンジの場合は、500wで3分を目安にしてください。

赤ちゃんが手づかみで自分で食べられるのがポイント。
始めのうちは、なかなかつかめなかったり、口に持っていけなかったりするかもしれませんが、辛抱強く見守ってあげてください。

離乳食後期レシピ:にんじんのりんご煮

材料 (作りやすい量)
人参小1本
りんご1/4個

1.人参とりんごをスティック状に切り、スチーマー等でそれぞれレンチンして軽く柔らかくする。

2.小鍋に人参、りんご、それぞれのつゆを入れて、ひたひたの水を足してコトコト煮る。

3.汁気が少し残る位で火を止め、蓋をしたまましばらくおけば、完成。冷める時に汁気を吸い味が入ります。

にんじん好きの赤ちゃんはなかなか多いです。
手づかみに慣れてきたら、少し小さめに切って、フォークやスプーンで食べることを勧めてみてください。

赤ちゃんが喜ぶりんごの離乳食レシピ まとめ

赤ちゃんは甘い味が大好き。りんごはもってこいの離乳食です。
野菜などを食べてほしいときにも、りんごを混ぜると、食べてくれることも多いようです。

離乳食は、食育の第一歩。
甘くて栄養価の高いりんごを使って、上手に離乳食を進めていってください。

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