2016/01/22
Kerokeropone
肝油は太平洋戦争以降、その高い効果が注目され、子供の栄養補給として取り入れられていました。子供が好きなドロップタイプから手軽に摂取できるサプリメントタイプまで様々な製品に加工され、効果を発揮しています。今回は肝油の効果を中心にまとめました。
肝油はサメやエイ、タラなどの肝臓から抽出した油で、その高い健康効果が注目を浴び、昭和初期から栄養補助食品として使われてきました。
その中でも特にサメの肝油にはスクワレン、オメガ3系脂肪酸、スクアラミンなどが含まれ、非常に健康効果が高いと言われています。
深海ざめは全重量の1/4が肝臓で、そのうち80%以上が油なんです。
今回はサメ肝油に焦点を絞って効果をまとめています。
肝油の持つ効果は幅が広く、老若男女問わず健康な体にしてくれます。
サメの生活環境は水圧、水温、酸素量などすべてにおいて過酷なため、その生命エネルギーの持つ効果なのかもしれませんね。
肝油に含まれるEPA(オメガ3系脂肪酸)は「エイコサペンタエン酸」と言い、血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化予防に有効であると報告があります。
酵素は近年、とても注目を浴びている成分です。
この酵素は人が生きていう上でなければならない成分で、体内でも作り出すことができます。
体内で作り出す酵素の他、外部からの酵素補給が多くなると体内酵素量が増え、代謝が活発化します。
健康は代謝からと言われるほどに重要な代謝を助ける効果が、のちの健康につながるのです。
女性はこの効果に魅力を感じるかもしれませんね。
肝油に含まれる炭素鎖27という成分が、血中の中性脂肪を下げ、血管内の善玉菌を増やします。
善玉菌が増えることで、血管に付着した悪玉菌が減少していくため、脂肪を燃焼させてくれるんです。
肝油に含まれるスクワレンは世界各国で注目され、研究が活発に行われています。
その結果、ガンを抑制する効果があることがわかり、更に放射線治療による副作用を軽減する効果も認められているようです。
白血球ないにはマクロファージというがん細胞やウイルスを取り込み、除去する細胞があります。
肝油は血小板や白血球を増加させるため、このマクロファージの活動を活発にし、がんを抑制する効果へ繋がっていると考えられています。
肝油に含まれるスクワレンは赤痢菌、黄色ブドウ球菌、溶連菌など様々な菌を取り除く効果もあります。
その他、肝油に含まれるビタミンAには夜盲症やドライアイ予防にも効果があると言われています。
肝油に含まれるスクワレンは、美容に非常に効果的な成分であり、肝油に限らず注目されている成分です。
スクワレンは人の体内にもあり、細胞膜を構成しているコレステロールを作り出すことで肌に効果を発揮します。
しかし、その量は25歳を境に減少していくため、外部から摂取することで美肌効果をはじめとするアンチエイジング効果が期待できるのです。
発痛物質とは人が痛みを感じる時の信号です。
肩こり、腰痛、やけど、外傷、、虫歯や虫刺されなど様々な原因による痛みを抑制します。
これは肝油に含まれるスクアレンを摂取すると、副腎皮質ホルモンに変わり、発痛物質を抑えることで発揮する効果です。
こちらも肝油に含まれるスクワレンによる効果です。
スクワレンが持つ体全体に酸素を送り届ける作用により、体内細胞を活性化し、新陳代謝を高めます。
この効果によって内蔵機能を正常化し、肝炎による肝障害や放射線治療による皮膚の潰瘍を改善します。
子供のころ、幼稚園などで先生からドロップをもらって食べた記憶がある人も多いのではないでしょうか。
そのドロップこそ肝油なんです。
肝油ドロップは太平洋戦争後、学校で給食の栄養補助として使われていました。
これは当時、栄養不良により夜盲症になる子供が多くいたため、予防対策だったようです。
その他にも、骨や歯の発育不良、くる病、目の乾燥などの予防にも効果があるそうです。
戦後の子供と現代の子供では、栄養状態は大幅に異なりますが、子供の健康維持にはとても効果のある食品ですね。
但し、ビタミンAは体内に蓄積されるため、過剰摂取すると健康被害が発生する可能性もあるため与えすぎには十分に注意してください。
肝油自体に副作用はほぼありません。
但し、脂溶性ビタミンのため過剰摂取により体内に蓄積され、吐き気、嘔吐、発疹などの中毒症状が出る可能性があります。
肝油に限らず、健康食品は自分に不足している栄養素をうまく取り入れる手段として用いることが大切です。
幅広い年齢層に効果を発揮する肝油はとても魅力的な健康食品ですね。
時間のない人でもサプリメントとして手軽に摂ることのできる、自然由来の食品のため過剰摂取に注意すれば健康的な体になります。
健康維持には1日1,000mg~2,500mgが適量とされていますが、自分の体調をよく観察し、各サプリの用法容量を守って、健康維持に役立ててくださいね。
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