生卵の栄養って何が含まれている?気になる健康との関係をみてみよう
2016/04/24
hiro1439
毎日何気なく食べている卵ですが、良質なタンパク質やアミノ酸を含む完全栄養食なんです。心配なコレステロールも1日数個なら問題なし。1年中手軽なお値段で買える嬉しい卵。生で、オムレツに、卵とじに、と美味しくて栄養満点♡今日から卵をもっと食べましょう!
昔から日本の食卓に必ずと言っていいほど出される「卵」。健康なひよこが生まれて来るための栄養がたっぷり入っている「完全栄養食」と言われています。一年を通して安価に購入できる、とっても有難い食材ですよね。
良質なタンパク質に必須アミノ酸をバランス良く含み、ビタミンCや食物繊維などを除く、ほぼ全ての栄養素が含まれています。生でも食べられますし、オムレツや半熟卵、ゆで卵、卵とじなどなど、いろいろな料理に登場する卵。その栄養と食べ方についてご紹介します!
卵に含まれるタンパク質はとても良質で、タンパク質の栄養価を示す基準でも「最も優れた食品」とされています。タンパク質は体にとってとても大切な栄養素です。筋肉や血液などの材料になり、酵素やホルモンのもとになります。そのため、タンパク質が不足するとだるく、疲れやすくなり、体の抵抗力も落ちてしまうのです。タンパク質は体の中に蓄えることができない栄養素なので、毎日食事から摂取する必要があります。その意味でも、卵を毎日食べる習慣には意味があるのですね。
卵には、私たちの体に必要な8種類の必須アミノ酸が全てバランス良く含まれています。このアミノ酸が免疫力を高め、風邪やインフルエンザにかかりにくい体にしてくれます。卵に含まれるアミノ酸は緑茶に多く含まれる「テアニン」と一緒に摂取することで効果が高まるため、卵料理の後に緑茶を飲むととても健康にいいんですね。
全卵100g当たりに含まれる栄養成分は以下のようになります。
エネルギー151カロリー、タンパク質12.3g、カルシウム51mg、鉄1.8mg、ビタミンA150μg、ビタミンD3μg、ビタミンB10.06mg、ビタミンB20.43mg
このように卵には良質のタンパク質のほか、カルシウムや鉄分。各種ビタミンが豊富に含まれているのですね。
生卵を割ると、卵黄にくっつくような形で白いヒモ状のものがありますね。これは「カラザ」と呼ばれるもので、卵黄の位置を中央に固定するためにあるそうです。ただし、このカラザは良質なタンパク質から出来ていて栄養分が高いので、捨ててしまうのはもったいないようです。今後は積極的に摂取したいものですね。
卵はこんなに栄養豊富な食品なのに、「コレステロールを含むから1日に1個しか食べてはだめ」と勘違いしている人が多いようですが、これは間違いです。ある研究結果では、毎日2個の卵を食べてもほとんどの人でコレステロール値が上がらないという結果が出ています。
実は卵の中にはコレステロールを除去する「レシチン」という栄養素が含まれているので、健康な人なら1日数個食べても問題はありません。ただし、コレステロール値が高い人は、血中コレステロールを抑える「不飽和脂肪酸」を含む植物油を使用して卵を料理するとよいでしょう。
卵に含まれているビタミンBの栄養素は熱に弱いので、栄養面から見れば生食がベストです。昔から食べられている「卵かけご飯」は実は健康な食べ方だったのですね。ただ、栄養の消化吸収率を考えると、温泉卵や半熟卵のように少し加熱したほうが吸収効率は高くなります。
また、卵にはビタミンCや食物繊維が含まれていないので、これらの栄養素を含む食品を食べ合わせるようにしましょう。ビタミンCや食物繊維を多く含む果物や野菜などを組み合わせてメニューを考えることで、栄養バランスにすぐれた食事をとることができます。
完全栄養食と言われる卵。実は豊富な栄養を含み、コレステロールも心配しなくてよい優秀な食品なのですね。卵に含まれる優良なタンパク質は体に蓄積することができない栄養素なので、出来れば毎日食べたいものです。健康とお財布に優しい卵、今日からもっと積極的に食べましょう♡
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