2016/06/07
az2az
しそという和風料理の薬味としては活躍を見せる食材ですがしそは他にしそジュースとしての楽しみもあります。しその効能を美味しくも確実に摂れるしそジュースは良い事尽くめのジュースです。今回はしそジュースの効能・作り方、出し殻も有効活用するレシピを紹介します。
原産は中国、ミャンマー、インドなどですが、日本でも古くから栽培されている馴染みの深い香味野菜で、特に和食の薬味としては用途が広く、少しあると便利です。日本への来歴ははっきりしませんが縄文時代の遺跡からタネが発見されているようです。
しそは主に青じそと赤じその2種類を料理に使います。
青じそは刺身のつまと共に盛りつけられたり、天ぷらや麺類の薬味として活用されます。刺身では魚の毒素を殺菌・解毒する作用があり、食中毒を未然に防ぐ防腐効果を持っています。
赤じそは梅干しや紅ショウガ・しば漬けといった漬物の着色や防腐に役立ちます。漬物以外には赤じそで作ったふりかけ「ゆかり」があり、しその効能は昔から日本人の健康を支えていました。
しそにはα-リノレン酸という成分があり、体内に入るとEPA(イコサペンタエン酸)という成分に変化して、花粉症・アトピー性皮膚炎のアレルギー症状を軽くする効能を持っています。
しその独特の香りはペリルアルデヒド・リモネン・ピネンという成分がり、ペリルアルデヒドには強力な殺菌作用・防腐効果があり、刺身の薬味として置かれます。
殺菌作用の他に食欲増進・胃の調子の整えるという効能は薬味という名の通りでした。
しそに含まれるロズマリン酸という成分が糖・脂肪の消化・吸収を抑える効果があり、カロリーもとても低いのでサラダといったダイエット食のドレッシングに使うとダイエットとしての効能を発揮します。
その他にカリウムという成分がしそには含まれていて、むくみの原因となる余分な水分を出す効果があります。
しそという葉物には鉄分を多く含み、鉄分の吸収を促すビタミンCは同じく多いのでしそで女性の悩みの一つの貧血予防ができます。
しそと豚レバーを食べるとより鉄分の吸収が良くなるので合わせるとしその効能は強力になります。
青じそに含まれているβ-カロテンは野菜の中では最高量でかぼちゃの10倍以上を持っていて、β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、視覚・聴覚・皮膚や粘膜を保護し、体を病気から守る効果持っています。
青じそでしそジュースすると簡単かつたくさんのβ-カロテンを摂取する事が可能で成人病予防の効能があります。
赤じその赤紫とした色素はシソニン・ポリフェノールという抗酸化作用がある成分で美容としての効能も見込め、成分は青よりも赤にあるので赤じそを使ったしそジュースでアンチエイジングの効能があります。
しそに多く含まれるカルシウムで精神安定をさせ、カルシウム不足で起こる骨粗しょう症予防としそで心身の病気予防の効果があります。
しその中のビタミンB1は糖質をエネルギーに変える力があり、不足すると疲労の原因となる乳酸を分解出来なくなります。しそジュースとクエン酸を混ぜ合わすと疲労回復の効能は強くなります。
ストレスに感じると人間はビタミンCを消費します。ビタミンC不足で心の病気になってしまい危険です。しそにはビタミンCとカルシウムがあり、現代社会で受けるストレスを緩和する効果があります。
青じそと赤じそではそれぞれに特徴的な成分があり、体調に合わせた効能でしそを選べます。
材料
水6リットル
赤しその葉400g
砂糖700g
酢500cc
しその葉をよく洗い、沸騰したお湯で色が無くなるくらい茹でる。5~10分程度
しそつゆに葉のカスが残らないようにしその葉を取り除く。
葉を取り除いたつゆを弱火に温め、砂糖を加えて溶かす。
火を止め、酢を回し入れる。つゆ全体がワイン色から明るい紅色に変わる。
粗熱が取れたら、ペットボトルなどに入れ、よく冷ましてから冷蔵庫で保存する。
氷に注いでそのままでも炭酸割りや焼酎割で楽しみましょう。
しっかりと洗った赤じそを湯がくとこれほどの色素が液体に流れ、豊富な栄養のジュースになります。青じそでもしそジュースは作れるので混ぜるという一工夫も良いです。
味付けは砂糖のみと簡単でレシピでは酢を使いましたがクエン酸の粉末でも可能です。酸性の調味料を入れるとしそジュースは濃い赤が鮮やかになるので、使うことをオススメします。
材料(2個分)
無糖ヨーグルト200cc
紫蘇ジュース(濃縮)大さじ2~
☆ゼラチンパウダー 小さじ1
☆水大さじ1
紫蘇ジュース(仕上げに)~小さじ2
ヨーグルトは常温に戻しておく、急ぐ時は電子レンジ500wで20~30秒加熱しましょう。
ヨーグルトにしそジュース加えて
よく混ぜる。
容器に☆を入れて、ゼラチンをふやかす。
電子レンジで500wで20秒加熱する。
③を②に加えてよく混ぜる。
容器に入れて冷蔵庫で冷やし固め
仕上げにしそジュースをかければ、出来上がりです。
しそジュースを大量に作った時・飲む方法に飽きた方はヨーグルトプリンにする事で口が変わり、味わい方も変化が生まれます。
材料
しそジュースのあまりの葉っぱ適量
塩お好み
雑魚適量
ごま適量
梅干し数個
しその葉をレンジ500wで様子を見ながら5分ほど加熱します。この時に梅干しも少し小さく刻んで一緒に入れる。
チンした葉っぱはまだ粗熱が残っているので少し冷ます。
雑魚とごまをフライパンで炒り、カリッとなったら完成です。
しそジュースの出し殻といえど、まだ栄養はあるので捨てるのはもったいないです。
梅干しの酸味と合わせて、ゆかりとして再利用するとしその栄養を余すことなく、吸収をできます。
しそと梅干し・しょうがを合わせると魚介類による食中毒予防があります。
しそと梅干し・しょうがの殺菌作用で効能は大きく、生の刺身と和えた料理で食中毒予防が出来ます。
しょうがと里芋やネギでイライラの影響を弱くします。
しょうがのビタミンC・カルシウムでイライラ緩和・里芋のムチンでストレスによる潰瘍も予防できます。すりつぶした里芋をしそとはさみ焼きにするとおいしくも効能が得られます。
しょうがと大根でせきを抑えます。
しょうがの殺菌作用と大根の粘膜の健康維持や炎症を抑える効能がありますが大根の成分が熱に弱いので大根おろしなどの生の状態で食べるとより良いです。
しその効能のすごさを実感できましたでしょうか?豊富な栄養もしそジュースで効率よく摂れ、出し殻も無駄にならないのでエコです。
しそで手軽なしそジュースから試して、しその効能を実感しましょう。
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