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意外と知られていないかぼちゃの旬!いったいいつが美味しいの?

ほっこりした甘味が特徴なかぼちゃは、和食・洋食・中華でも素材の味を発揮させてくれるだけでなく、プリンやチーズケーキなどのスイーツでも大活躍する、スーパー野菜です。今回は、そんなかぼちゃの意外と知られていない旬の時期と旬のかぼちゃのおススメの料理をご紹介します!

かぼちゃの旬っていつ?

かぼちゃの旬がいつかをご紹介する前に・・・

まずは、野菜の旬とは何でしょう?

日本には四季があります。季節ごとに食べごろを迎える食材があり、それを「旬のもの」と呼びます。
 
旬の食べ物は、安価で、新鮮で栄養価も高く、その時期に起こりやすい体調不良をカバーする効能が期待できる成分が多く含まれています。

出典:http://www.city.koga.fukuoka.jp

つまり、その野菜が1年で一番おいしく食べることができ、栄養価にも優れている時期のことですね

かぼちゃの旬は?

一般的なかぼちゃは、
7~8月に収穫され、
1~3ヶ月貯蔵した頃が水分が抜けて美味しい食べ頃、つまり旬となります。

では、なぜ、
貯蔵したほうが美味しいのでしょう?

かぼちゃは貯蔵した方が甘くて美味しいのはなぜ?

まずは収穫したてのかぼちゃの状態を見てみましょう!

<収穫したばかりのカボチャ>
果柄の切り口は瑞々しい

<およそ2ヵ月経った頃のカボチャ>
果柄は、カチンカチン

じつは・・・
収穫したてのかぼちゃは、
糖度が低くパラパラのサラサラの湿った粉のような状態なのです。

そのため、
かぼちゃに含まれるでんぷんを糖分に変化させ、甘くするため、「熟成(キュアリング)」が必要ということです。

また、一般的なかぼちゃは保存性がとても高いので
輸送中の腐敗を防止し保存性を上げるという点からも、「熟成(キュアリング)」が必要なのです。

さらに・・・熟成(キュアリング)したあとの旬のかぼちゃは、栄養豊富!!!

そう、さらに旬のかぼちゃは、とっても栄養豊富で、摂取するだけで女性にうれしい効果がたくさんあるんです!!

旬のかぼちゃは、「冬至にかぼちゃを食べると風邪をかない」と言われる程、
ビタミン、ミネラルが豊富で、栄養に富んでいるバランスのよい優れた野菜です。

では、詳しくご紹介していきますね。

旬のかぼちゃは、Bカロテンの量が豊富で免疫力を高めてくれる!

Bカロテンの量が少ない月の2倍!

βカロテンは
活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があることから、
・免疫機能を高める
・がん細胞の発生を予防する
という働きがあるといわれています。

旬のかぼちゃは、加熱しても壊れにくいビタミンCが豊富!

豊富なでんぷんがビタミンCの流出を守ってくれる

旬のかぼちゃは、でんぷんは加熱に強く、本来水に溶けだしやすいビタミンCの流出を守ってくれます。

ビタミンCは
活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があることから、
風邪の予防や美肌・美容効果が期待できます

ビタミンEの含有率が野菜の中でトップクラス!

旬のかぼちゃには、ビタミンEが100g中に5.1mg!

ビタミンEには、
体に害のある活性酸素を撃退する抗酸化作用があり、
老化防止の効果があることから
「若返りのビタミン」とも言われています。

さらに、動脈硬化やがんの予防、風邪の予防や冷え症や肩こりを緩和する働きもあるといわれています。

旬のかぼちゃをつかったおススメ料理ベスト3!

では、旬のかぼちゃを使った
おススメの料理をご紹介していきます。
かぼちゃは、洋風・和風となんにでも会う食材なので
かぼちゃを使った料理はたくさんありますが、その中から厳選しましたので
どうぞお試ししてみてください!

旬のかぼちゃを使ったおススメ料理・・・ベスト1・・・かぼちゃの塩煮

素材の味を楽しむ「かぼちゃの塩煮」

旬のかぼちゃの甘味を感じられるレシピになっています。

旬のかぼちゃ、素材の味をそのままお試ししてみてください!

かぼちゃの塩煮の材料

材料 (作りやすい分量)
・かぼちゃ 大1/4(約500g)
●砂糖 大さじ3
●塩 小さじ1/2
●水 200cc

かぼちゃの塩煮のレシピ


①かぼちゃは一口大に切って鍋に入れ●と一緒に強火で沸騰させます。

②そのまま2~3分煮たら弱火にして蓋をし、蒸し煮します。

③かぼちゃの大きさによって5~10分くらい煮て、火が通ったらできあがり。

旬のかぼちゃを使ったおススメ料理・・・ベスト2・・・かぼちゃのスープ

美容力アップの「かぼちゃのスープ」

南瓜の自然な甘さに深いコクがプラス…いつもとはひと味違うスープの完成です。

ミキサーにかけた後、再び鍋で温めるとさらに旬のかぼちゃの甘さが引き立ちます。

かぼちゃのスープの材料

材料 (2~3人分)
・かぼちゃ 350g…皮を剥く
・牛乳 150ml
・塩 適量
・黒胡麻 適量
■茅乃舎だし 1袋
・水 250cc

かぼちゃのスープのレシピ


①鍋に水と茅乃舎だしを入れて火にかけ、沸騰したら1~2分煮出して取り出す

②1に南瓜を入れて柔らかくなるまで煮る。

③2をミキサーにかけ、牛乳でのばしてお好みで塩を加え味をととのえる

④器に注ぎ、黒胡麻を飾っていただく

旬のかぼちゃを使ったおススメ料理・・・ベスト3・・・かぼちゃのチーズ焼き

かぼちゃ×チーズの黄金コンビ「かぼちゃのチーズ焼き」

かぼちゃのほっこり・ねっとりした食感と、チーズをミックスしたおつまみにもなる料理です!

大人から子どもまでみんなが大好きなチーズは、家族みんなに喜ばれますね!

かぼちゃのチーズ焼きの材料

材料(2人分)
・かぼちゃ…200g
・粉チーズ…大さじ3
・塩、こしょう、オリーブ油

かぼちゃのチーズ焼きのレシピ

①かぼちゃは種を取り除き、横2つに切ってから6mm厚さのくし形に切る。耐熱皿に平らに並べ、ラップをして電子レンジで2分加熱する。

②塩小さじ1/2、こしょう少々、粉チーズ、オリーブ油大さじ1/2をかけ、オーブントースターで4~5分、焼き色がつくまでゆっくり焼く。

旬のかぼちゃをつかったおススメお菓子ベスト3!

ごはんのおかずだけでなく
デザートとしても大活躍してくれる、かぼちゃ。
次は、ハロウィンにも使えるおススメのお菓子ベスト3をご紹介します!

旬のかぼちゃを使ったおススメ料理・・・ベスト1・・・かぼちゃプリン

旬の坊ちゃんをまるごと使った「かぼちゃプリン」

見た目もとてもかわいい、かぼちゃのプリンです。
小ぶりな品種の坊ちゃんをまるごと使った素材を生かしたレシピです!

かぼちゃの中身をつぶす時は、つぶし過ぎず食感を残してもおいしいですよ!

かぼちゃプリンの材料

材料 (坊っちゃんかぼちゃ2個分と直径5cmのココット型2個分)
・坊っちゃんかぼちゃ(正味)2個(約100g)
・卵 2個
・ラム酒 小さじ1~2杯
・グラニュー糖 50g

〖キャラメルソース〗
・グラニュー糖 50g
・水 25cc

かぼちゃプリンのレシピ

①坊ちゃんかぼちゃは、ヘタの部分を横に切り、種を出して500wの電子レンジで5~6分加熱する。外側は器に使うのでやぶかないように気をつけながら中身をスプーンなどでくり抜き、適当につぶす。

②キャラメルソースを作る。鍋にグラニュー糖を入れて火にかけ、溶けて全体に焦げ色がついたら水を入れて冷ましておく。

③ボウルに卵を入れて溶き、グラニュー糖を加えて全体によく混ぜ合わせる。

④3に1でつぶしたかぼちゃを入れてラム酒を加え、かぼちゃの器とココットにそれぞれ流し入れる。蒸気の上がった蒸し器に入れて、弱火にして15分蒸す。

旬のかぼちゃを使ったおススメ料理・・・ベスト2・・・かぼちゃのチーズケーキ

ハロウィンのパーティーでも人気の「かぼちゃのチーズケーキ」

旬のかぼちゃが主役のチーズケーキです!

持ちやすい大きさにカットすれば、ハロウィンパーティーでも気軽につまめる人気のデザートになりますよ!

かぼちゃのチーズケーキの材料

材料(18×1cmのスクエア型 1台分)
・かぼちゃ(正味)300g
土台
・ハニーグラハムクラッカー(市販)100g
・ブラックココアパウダー 15g
・溶かしバター 30g
・クリームチーズ 200g
・生クリーム 200cc
・溶き卵 2個分
・薄力粉 大さじ3杯
・グラニュー糖 120g

かぼちゃのチーズケーキのレシピ

①かぼちゃは、種、皮は取り除き、電子レンジでやわらかくし、フォークなどでペースト状につぶして冷ましておく。

②土台を作る。グラハムクラッカーとブラックココアパウダーはフードプロセッサーなどで粉々になるまで砕き、溶かしバターを加えてさらにフードプロセッサーにかけ、全体にバターが混ざったら型の底に敷き詰める。

③ボウルにクリームチーズを入れて泡立て器などでやわらかくなるまで混ぜ、グラニュー糖を加えてよく混ぜる。溶き卵を3回に分けて加え、分離しないようにその都度よく混ぜ合わせたら、生クリームを加えてよく混ぜ合わせる。

④3に1を入れてよく混ぜたら、薄力粉を加えてよく混ぜ合わせる。 
型に注ぎ、180度のオーブンで20分から30分焼く。

⑤焼きあがったら冷まして型から抜き出し、好きな大きさにカットする

旬のかぼちゃを使ったおススメ料理・・・ベスト3・・・かぼちゃのタルト

旬のかぼちゃの甘味を生かす「かぼちゃのタルト」

旬のかぼちゃの香りと甘味と蜂蜜を使った
優しい味わいのかぼちゃのタルトです。

低カロリーなのもうれしい旬のかぼちゃのスイーツですね!

かぼちゃのタルトの材料

材料(21cm丸型(底が抜けないもの)
・カボチャ350g
・牛乳250cc
・バター20g
・ハチミツ50g
・お湯60cc
・薄力粉50g
・卵2ヶ
・グラニュー糖(カラメル用)100g
・バター(型に塗る分)5g

①型にバター(分量外)を塗っておく

②小さい鍋にグラニュー糖を入れて大さじ2の水を入れ、火にかけカラメルを作り、バターを塗った型に流しておく

③カボチャの皮を剥き、2cm角ほどに切り鍋に入れて、牛乳を注ぎ火にかけカボチャに火を通す

④カボチャが柔らかくなったら裏ごして、再び鍋に戻しておく

⑤ハチミツをお湯で溶いたものと、バターをパボチャの鍋に入れて良く混ぜる

⑥薄力粉をダマにならないように少しずつ入れながら、よく混ぜる

⑦火からおろし、ボールに移し冷ましておく

⑧卵を卵黄と卵白に分け、卵白をメレンゲにし、卵黄を良く冷ましたカボチャが入っているボールに入れて混ぜる

⑨卵黄を入れた後に、メレンゲを加え、ざっくりと混ぜる

⑩カラメルが固まった型に流し、170℃のオーブンで30分焼く

かぼちゃのタルトのレシピ

旬のかぼちゃを楽しもう!

収穫から
貯蔵を経て、旨ほうみ・甘味・保存性をアップさせたかぼちゃは栄養も豊富で
なにより美味しいのが特徴です。

ぜひ、秋から冬にむけて旬を迎える国産のかぼちゃをいろいろなレシピでお試ししてみてください!

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