卵についている小さな白いアレ…意外と知らない『カラザ』のこと
2016/06/29
青山25
卵を割ると白いひも状の物があります。それが「カラザ」です。料理や生卵で食べる時に、あなたは取り除きますか?それとも、そのまま食べますか?実は「カラザ」には栄養があるんです!そこで、「カラザ」について紹介したいと思います。
卵を割ると白い紐のような物がありますよね。それが「カラザ」です。なんとなくそのまま食べている人もいれば、気になって取ってしまう人もいると思いますが、この「カラザ」とはいったい何でしょうか?
卵を割ったときに見える白いヒモ状の部分、これは「カラザ」と呼ばれる卵白の一種です。
卵黄を卵の中心に固定させ、外部からの衝撃から守るという、卵黄にとってはハンモックのような役割をしています。
「カラザ」は卵白だったんですね!「カラザ」のおかげで卵黄がいつも中心にいることがわかりました。新鮮な卵ほど「カラザ」が硬く形がはっきりしてるそうです。卵白の一種ならやっぱり「カラザ」にも栄養があるという事なんでしょうか?
カラザの成分は主にたんぱく質。さらに、最近の研究でカラザにはシアル酸が含まれており、このシアル酸とは細胞を構成する成分のひとつで、細胞の一番外側にあって外敵から保護する役割があるので、そのまま食べたほうが栄養学的にはよい。
シアル酸は、人体では細胞の表面にあり、細胞を保護する成分で、細胞の接着剤の役割をしたり、細胞破壊やウイルスから細胞を守り人体の免疫力の向上に役立ち、ガンの転移を防ぐ作用もある。
「カラザ」には栄養分「シアル酸」があり、免疫力の向上やガン予防の効果があるようですね。せっかくの栄養を捨ててしまうのも勿体無いですよね。生卵で食べると気になる「カラザ」も加熱して食べてみてはいかがでしょうか。
それでも生卵を食べる時は、やっぱり「カラザ」の舌触りが気になる!取り除きたい!という人もいると思います。「カラザ」は、箸だとなかなか上手く取れなくてイライラしますよね。そこで、便利な道具をご紹介します!
「クローバースプーン」
生卵のカラザを取る目的で作られた幸せを呼ぶ四ツ葉のクローバースプーンで、梅屋敷のエジソンといわれている「永田栄吉」が発明しました。
「まぜ卵」
カラザも取れて、生卵をなめらかにまぜる便利グッズです!いや~な白身のどろり感がなくなります。舌触りも良く、料理の仕上がりもきれいになります。
材 料(3~4人分)
卵 3個
砂糖 大さじ1
醤油 小さじ1
塩 ひとつまみ
みりん 大さじ1
材料をいれまぜ普通に卵焼きを焼き完成
シンプルで簡単!子供も喜ぶ少し甘めな卵焼きです。これなら「カラザ」を気にせず食べられますね!栄養も満点♪
材 料 (2人分)
卵(Mサイズ) 2個
■冷たいだし汁 300cc
■酒 小さじ1
■塩 小さじ4/1
■薄口醤油 少々
■みりん 少々
ピザ用チーズ 40g
あらかじめ器にチーズを入れておく。 卵をしっかりほぐし、■を合わせて卵液を作る。チーズの上から茶こしを通して卵液をそっと注ぎ入れる。
器が半分浸かるくらいの湯を鍋に沸騰させて器を並べ入れ、菜箸を1本かませてフタをして湯煎にする。
強火で2分、弱火で10〜12分、卵液の表面がぷっくり膨れたら出来上がり。竹串を刺してすぐに倒れなければOK。
卵液は必ずこして。このひと手前がなめらかな茶碗蒸しへの第一歩。だし汁をチキンスープにしてもGOOD!
簡単なのに、バツグンに美味しいレシピです。卵とチーズさえあればすぐに作れるお手軽茶碗蒸しです。「カラザ」も美味しく食べましょう♪
いかがでしたか?
卵の「カラザ」についてご紹介しました。「カラザ」には栄養があることがわかりましたね。今まで取り除いて食べていなかった人も、加熱すると気にならなくなるので料理に使って捨てずに食べてみてくださいね。
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