一味唐辛子と七味唐辛子は何が違う?愛すべき日本の味を徹底解説!
2016/06/07
くれころ
知っているようで意外と知らない一味と七味の違い。一味はトウガラシだけだけど七味には一体どんなものが入っているんでしょう、あなたはちゃんと知っていますか?今回はそんな一味と七味の違いを特集、おすすめの食材までバッチリご紹介します。
日本のおいしい薬味一味と七味。
うどんや焼き鳥などピリッとさせたい時に使うとちょっと味が変わっておいしいですよね!
でもその違いってご存知ですか?
入っているものが違うというのはわかるけど・・・という方も多いですよね。
今回はそんな一味と七味の違いについてご紹介します!
まずは一味から見ていきましょう。
一味はご想像の通り、トウガラシのみで作られています。
乾燥したトウガラシをすり潰せば一味の出来上がりです!
でも一味と七味の二つを比べた時一味の方が辛いことをご存知でしたか?
同じ辛さの唐辛子を使用した場合、『一味唐辛子』のほうが辛くなります。
七味の中の原料で辛さの成分としてもっとも辛いのが唐辛子ですので、同じ辛さの唐辛子を使用して一味と七味を作った場合は、唐辛子のみしか使用していない一味のほうが辛くなります。
ただし、トウガラシはひと口にトウガラシといっても辛さには幅があって、一番辛味のないものと一番辛味のあるものとでは200倍もの差があるんだとか・・・
なので七味でも使うトウガラシが一味よりも辛ければ七味の方が辛いことも十分あり得るんだそう。
基本的には辛くしたいなら一味がおススメですが、使っているトウガラシに注意しましょう。
それでは次に七味についてみていきましょう。
こちらはその名の通りトウガラシ以外にもいろいろ入っています。
実は七味に決まった種類はなく、トウガラシをメインに他6種類の物が入っていれば七味とされています。主に芥子・麻の実・青海苔・麻の実・紫蘇・陳皮・生姜・胡麻・菜種・山椒の10種から選ばれるそうです。
ちなみにご存知の方も多いS&Bの七味は唐辛子、黒胡麻、陳皮、山椒、麻の実、ケシの実、青海苔が入っています。和の材料が多いですよね、七味って日本で作られたって知っていました?
七味唐辛子は別名薬研堀(やげんぼり)とも呼ばれる。この名は、江戸時代にからしや中島徳右衛門(徳兵衛)が両国薬研堀にて漢方薬を参考にして作られ江戸名物になったことに由来する。
このように七味唐辛子は江戸時代につくられ、日本で縁起がいいとされる七を使って七種類にしたそうです。なので世界にはない日本オリジナルのスパイスです。
逆に一味はインターナショナルなもので、日本で最初に作られた、というわけでもないようです。
なので日本以外にも日本で一味に当たるスパイスは存在します。
ご存知でしたか?
二つの違いを見たところでこの使われ方の違いについてご紹介しましょう。
実は一味と七味、推奨される使い方が違うんです。
七味唐辛子は
日本料理などの和食やお蕎麦、漬物、お味噌、焼き鳥、天ぷら、牛丼、豚汁などにもっとも相性がいい!
一味唐辛子は
世界共通の辛味調味料という事もあって、麻婆豆腐、カレー、ピザなど和洋中すべての料理をシンプルに辛くする際に重宝される!
七味は日本生まれ、一味は世界各国にあるもの、この違いも当然かもしれませんね。
またもう一つ違いとして七味はいろいろ入っている分熱を入れると風味が飛んでしまいます。
逆に一味はトウガラシのみですので火を入れても辛味が飛んでしまう事はありません。
つまりはこういうことで、一味は調味料として、七味は薬味としての役割が大きいと言えます。
いかがでしょうか、二つに使い方についてわかっていただけましたか?
いかがでしょうか?なんとなく使っていた一味と七味ですが実は結構違いがあること、わかっていただけましたか?
シンプルに辛さを加えたいなら一味、山椒などの風味も加えたいなら七味を使えばよりおいしいお料理になりますよ!
ぜひこれからはなんとなく一味と七味を使うのではなく
あなたの好みにあった使い方をするようにしてみてくださいね!
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