”ヒラメVSカレイ”見分け方の通説は日本だけ?似ているけど違いは?
2016/03/08
f.yoko
カレイとヒラメの見分け方として、「左ヒラメに右カレイ」という言葉があり、目の位置で見分けると言いますが、実は種類によっては、その言葉通りではありません。そんなカレイとヒラメの生態の違いや料理の仕方についても徹底解明しちゃいましょう!
カレイとヒラメの見分け方として、昔から『左ヒラメに右カレイ』と言われています。
みなさんはそんな言葉をご存じでしょうか?
一般的に、目を上にして置いたとき、頭が左向きになるのがヒラメで、右向きになるのがカレイという意味の言葉です。
でも、ヌマガレイや海外のカレイは左に目がついている種類もあるので、その言葉とおりとはいかないんですよ。
では、カレイとヒラメの生態についてみていきましょう。
カレイとヒラメは、平べったい魚でよく似ていますが、でもよく調べると、生態は少し違うようです。
ヒラメは、周りの色に合わせてとても上手に変化しますが、カレイは色を変化させるのが苦手で、砂の中に潜ります。なので、ヒラメの目はあまり飛び出していませんが、カレイの目は飛び出しているのです。
カレイとヒラメは、海の底で自分とは違うものに成りすまして隠れる習性があります。それを擬態といいますが、その擬態の仕方もカレイとヒラメでは違います。
ヒラメの目はハート型なのも見分けるポイントで、口が大きいのがヒラメで、口が小さいのがカレイです。
カレイとヒラメは形や色は似ていますが、いろいろと違いがありますね。
では、カレイとヒラメの栄養はどうでしょう。
カレイは、低脂肪で高タンパク質な魚です。
タウリンが多く、動脈硬化の予防や血圧の正常化、コレステロール値の低下、血糖値の上昇抑制などに効果があります。
カレイのタンパク質は良質で、体力向上や代謝を促したり、免疫を上げる働きを持っています。
消化吸収もよく、病中や病後の人の体力の回復にうってつけの食材といえます。
カレイはダイエットにもおススメの食材ですね。
ヒラメも高タンパク、低脂質です。
ヒラメにはミネラルやビタミンなども含まれていて、うまみ成分であるイノシン酸が豊富に含みます。
カリウムは血行促進によく、アセトアルデヒドを分解したり、血液をさらさらにするナイアシンも豊富に含まれているんですよ。
とくにエンガワといわれるヒレにはコラーゲンやエラスチンが豊富に含まれています。また、コンドロイチンもヒレの部分に多いとされていて、がんの予防にも期待されています。
ヒラメとカレイの料理といえば、ヒラメは高級魚でお刺身のイメージが強く、カレイは煮つけやから揚げがポピュラーですよね。
カレイは、やはり煮つけがおススメです。
から揚げ、塩焼き、ムニエルもよいですね。カレイの干物おいしいですね。
カレイの煮つけ
カラスカレイのムニエル
ヒラメは動きが俊敏で、身が締まっているのでお刺身が向いています。
そのほか、昆布締めや、カルパッチョもおススメですが、煮つけ、ムニエル、塩焼き等もよいでしょう。
ヒラメの刺身
ヒラメのこぶ締め
材 料(1人分)
ヒラメ 柵でお好きな量
昆布 適量
塩 少々
酒 適量
酢 適量
作り方
1 ヒラメは柵全体に塩を軽くふって、10分から15分置きます。
キッチンペーパーにくるんで水分を取りましょう。
2 昆布をヒラメの長さに合わせて切っておきます。
3 酢と酒を1対2の割合で昆布全体がしたる程度の量を準備する。
昆布に調味料をすりこみます。
4 ラップを敷いて、昆布を広げます。そこに水分を取ったヒラメを置いて上にも昆布を置いて
ヒラメをはさみます。冷蔵庫で、1晩から1日置い、て昆布をはずして切れば完成です。
みなさんいかがでしたか?
カレイとヒラメって形や色は似ているようで、その生態や料理にはいろいろと違いがありましたね。
今回は、カレイとヒラメのおおまかな違いについてご説明しましたが、種類によってももっと違いがあります。みなさんも、市場やスーパー等でカレイやヒラメを見かけたら、よく見てみてください。
きっと違いがわかっておもしろいですよ!
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