身体が喜ぶ!!栄養満点なむかごの効能やむかごを使った料理
皆さんは『むかご』って聞いたことがありますか?あまり聞きなれないかもしれないこのむかご、実は栄養満点の食材なんです!!聞いたこともないしそもそも美味しいの・・・?と疑問に思われている方も、むかごがどれだけ栄養満点かを知れば、きっと興味津々になるはず!?
まずは『むかご』が一体何なのかを説明しましょう。
むかごというのはわかりやすく言うと『ナガイモやヤマイモの赤ちゃん』のような存在です。皆さんもご存知のナガイモやヤマイモというのは土の中で成長しますが、このむかごは山芋の葉っぱの付け根あたりになる実のことを言います。
味や食感はホクホクとした芋類にとてもよく似ており、小さいながらも栄養が豊富に含まれています。
むかごの収穫のピークは10月〜11月(秋ごろ)とされて、その栄養価の高さから昔から重宝されてきた食べ物だと言われています。
栄養素①ムチン
ムチンは『保湿効果』に優れている栄養素で、オクラや納豆などのネバネバした食べ物に沢山含まれている栄養素だと言われています。むかご自体に粘り気はありませんが、山芋の赤ちゃん的な存在ですので、栄養が共通している理由がわかりますよね。
このムチンという栄養素には、アンチエイジングや疲労回復、現代病でもあるドライアイの予防も含まれていると言われており、健康だけではなくて美容も気にしている方にはうってつけの栄養素ではないでしょうか。
栄養素②カリウム
むかごにはカリウムという栄養素が多く含まれています。このカリウムという栄養素は、体内の過剰なナトリウム、すなわち『塩分』を身体の外に排出する働きを持っています。自分の食事の塩分摂取量が気になる方には良い栄養素かと思います。
特に、高血圧やむくみを気にしている方にも効果的な栄養素だとも言われています。
栄養素③アルギニン
アルギニンという栄養素は、一言で言えば『成長ホルモンを合成する働き』を持つ栄養素で、これは身体の成長を促進させたり、筋肉を維持したりするのに大切で、総合的な健康を維持するのに必要不可欠な栄養素になります。
疲労回復の効果や、血流を改善する効果があると言われていますので、小さな子供からお年寄りまで、元気に生活をおくるためには欠かせない栄養素ですね!!
むかごの炊き込みご飯
お醤油やお酒、そしてむかごと一緒に炊飯器で炊くだけで、栄養満点な御飯にグレードアップです!!
むかごの五目煮
むかごは冷めても美味しいので、お弁当にもぴったりですね。
いつもの五目煮がさらに栄養満点になっちゃいます!!
むかごのキーマカレー
むかごの食感は芋類に似ています。
カレー味にすることで、子どもも抵抗なくパクパク食べてくれるかもしれません。
選び方
むかごはあまりスーパーには出回らず、見かけることが少ない方も多いかも知れません。。しかし、10月〜11月頃の収穫時期になると、山里の道の駅などでよく見かけるようになります。
良いむかごの選び方ですが、なるべく皮にしわがないものを選びましょう。むかごは時間が経って乾燥してくると、皮にしわが寄るのが特徴です。
しわがないつやっとしたむかごを選ぶことが、より新鮮で栄養満点なむかごを選ぶポイントです。
保存方法
むかごの保存方法でとにかく大切なのが『乾燥させないようにする』ということです。むかごをより長く保存させるには、湿らせたキッチンペーパーでむかごを包み、保存袋などに入れることが望ましいです。こうすることによってむかごの乾燥を防ぐことができます。
そしてその状態で冷蔵庫で保管しましょう。
常温でも保存は出来ますが、むかごの栄養を逃がさないためにも適切な保存方法を知って長持ちさせましょう。
いかがでしたでしょうか。意外と知られていないむかごですが、こんなに栄養満点で素敵な食材だということが伝わっていれば嬉しいです。
むかごは特別な下処理をする必要はなく、綺麗に洗って火を入れるだけで食べれるというのも簡単で魅力的なポイントです。
塩茹でをするだけでもじゅうぶんに美味しく食べれます。
ご飯にもなるし、おつまみやおやつ代わりにもなるとっても便利な食材です。
また上記でも述べたように小さいながらも栄養満点なので、すすんで食べたい食材でもあります。
まだ食べたことがないという方は、むかごを見かけたら是非食べてみてください!!
そして、むかご知らないという方に、是非ともむかごの魅力を教えてあげてください。