お料理には欠かせない砂糖ですが、賞味期限てあるのでしょうか?
2016/04/15
はるとママ
グラニュー糖はていすぴ~に掲載されているレシピでもよく使用されていますよね。でも「砂糖って色んな種類があるけど、何が違うんだろ・・・?」って疑問、誰しもが一度は抱いたことがあるのではないでしょうか?そこで、今回は砂糖の中からグラニュー糖を掘り下げてみましょう!
スーパーの売り場やレシピで見かける砂糖の種類。中でも、
■グラニュー糖
■上白糖
■三温糖
■黒糖
がよく目にする種類ではないでしょうか?
まず砂糖は基本的に、サトウキビや甜菜(テンサイ)という植物から作られています。
その主原料を洗浄、絞ってジュース状の液体にし、不純物を取り除きます。
不純物を取り除いた後、煮詰めて結晶化させる。・・・ここまでは、どの砂糖も同じです。
簡単に言うと、
■砂糖の結晶を遠心分離して、原料糖と呼ばれる砂糖の元となるものだけを使用するのが、
グラニュー糖、上白糖、三温糖などの“分蜜糖”。
■砂糖の結晶を分離せずその他の成分も使用して作られる砂糖が、黒糖などの“含蜜糖”
に分類されます。
原料糖を溶かし、ろ過などの工程を繰り返すことによって無色透明な糖液を作ります。
この糖液を煮詰めてできた結晶を遠心分離して乾燥させたものが、
グラニュー糖、上白糖の元となる“精製糖”と呼ばれるもの。
反対に三温糖は、ここで分離した蜜を煮詰めて結晶にする工程を繰り返したもの。
煮詰めることによりカラメル化を起こし、あの独特な色がつくのです。
“転化糖”は、ここまで説明した製造工程中に抽出されるショ糖をブドウ糖と果糖に分解したもの。
この転化糖をまぶして作られる砂糖が、上白糖。
そして、まぶされずに作られる砂糖が今回取り上げているグラニュー糖なのです。
粒が大きめでサラサラとしているグラニュー糖は、淡白であっさりとした甘さの砂糖です。
甘さにクセがないため、紅茶やコーヒー等の飲み物に入れることに多く使用されます。
また焦げ付きにくいという特徴や、サクサクした食感になる特徴から、
ケーキや焼き菓子を作る際に適した砂糖と言われています。
上白糖
しっとりした手触り。
コクがあるが濃厚過ぎない砂糖。
幅広い料理、菓子作りで使用される。
三温糖
手触りは上白糖に似ているが、
濃厚で独特の風味とコクのある砂糖。
煮物や漬物等に使用される。
料理や飲み物の風味を損なわずに使用することが出来るグラニュー糖。
見た目が大事なスイーツ作りにおいては、焦げ付きにくさも大きなポイントになります。
日本では“砂糖”の使用率は上白糖が多くを占めているのですが、
海外ではグラニュー糖の使用率が高くなるのも違いのひとつです。
作り方も味の特徴も適した使い道まで知ったら、
次は具体的にはどんなレシピに実際に使われているか知りたくなりますよね♪
グラニュー糖が使われているレシピは多々存在しますが、
中でも特徴を生かしたレシピを3つ紹介します!
材料(3人分)
♡グラニュー糖:40g
熱湯:600ml
ゼラチン:5g
冷凍ラズベリー:50g
きび酢:大さじ1
ミントの葉:3枚
ボウルに入れた熱湯にグラニュー糖とゼラチンを加え、よく混ぜる。
冷蔵庫で6時間程じっくり時間をかけて冷やし固める。
ジュレ状になったら、冷凍ラズベリーときび酢を混ぜる。
グラスについで、ミントの葉を飾ったらできあがり♪
ラズベリーが丸ごと吸える、太いストローを使って飲むのがおすすめ。
ジュレの透明感が失われると、見た目の美しさが半減・・。
なのでグラニュー糖を使用して作るのがおすすめ!
また、きび酢の風味を邪魔しないところも大きなポイント♪
材料(6人分)
♡グラニュー糖:90g
無塩バター:100g
卵:2個
薄力粉:200g
ベーキングパウダー:小さじ1/2
紅茶リーフ:小さじ1/4
(ティーバックの中身でもOK)
バニラビーンズ:3~4cm分
柔らかくなる程度に溶かした無塩バターにグラニュー糖を混ぜる。
紅茶リーフとバニラビーンズも加えて混ぜ、溶き卵も加えて更に混ぜる。
①に薄力粉とベーキングパウダーを加えヘラで混ぜる。
生地ができあがったら、スプーンで落とすようにクッキングシートを引いた天板に並べる。
この時、押して平らにしておくと焼き上がりがキレイになります。
180度に予熱したオーブンで12~15分程焼く。
こんがりきつね色になったらできあがり♪
網の上に乗せて、しっかり冷ましてください。
クッキーの大事なサクサク食感を生み出すにはグラニュー糖が砂糖の中でも最も適正!
そして、レシピの名前にもなっている紅茶とバニラの風味を損なわないことも、
このレシピではとっても大事なポイントになっています♪
材料(3~4人分)
♡グラニュー糖:大さじ2
バケット:25㎝
バター:50g
シナモンパウダー:適量
2㎝角に切ったバケットを、バターと溶かしたフライパンでこんがり焼いていく。
こんがりしてきたら、グラニュー糖を入れて更に炒める。
仕上げにシナモンパウダーをお好きな量ふりかけて、絡めたらできあがり♪
その独特な香りにファンの多いシナモンの風味を邪魔しないのはもちろん、
ラスクにとって黒焦げは大敵!
なので、他のお砂糖に比べて焦げ付きにくいグラニュー糖の使用がおすすめです♪
グラニュー糖について、知っていただけました?
「何使っても大して変わらないでしょ。」と思っていた人もきっといると思います。
ですが、今まで他の砂糖で代用していたレシピを、グラニュー糖で作ってみてください!
食感や風味の仕上がりの違いに、きっと驚くことでしょう!
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