海苔の賞味期限が過ぎてる！…賞味期限過ぎても食べられるの？

一般的に売られている海苔は、約21cm×19cmで約3g。このサイズがいわゆる「全形（全型）」で、8切サイズとか4切サイズとかはそれぞれ全形の8等分のサイズ、4等分のサイズということになります。基本的に下記説明での1枚＝全型サイズです☆

海苔に含まれる12種類のビタミンの中で特に多いのがビタミンA、B1、B2、Cの4種類。全型2枚で1日に子供に必要なビタミンAを、3枚で成人女性が1日に必要なビタミンB1・B2を摂取することができます。特にビタミンB1・B2は糖質をエネルギーに変えてくれるので、炭水化物が好きな方にはぴったり！また、1枚でみかん1個の1.5倍ものビタミンCがとれます。しかもこのビタミンCは熱に強く壊れにくいのです。
さらに、A・C・Eといった抗酸化ビタミンは悪玉コレステロールの酸化を防いでくれます。

約5枚でレバー1切れ分に相当します。牛乳200ccの8倍、卵の1.7個分の鉄分なのだとか。

植物性では珍しくEPAと少量ですがタウリンが含まれています。EPAは血流をスムーズにし、血清コレステロールや中性脂肪を低下させ、タウリンもコレステロールなどを乳化して消化・吸収・排出を促進させてくれます。

海苔には水溶性食物繊維ポルフィランが含まれていて、コレステロールを吸着・排出させてくれ、さらに中性脂肪も低下させます。また、海苔の食物繊維は野菜に比べて柔らかいため胃腸の負担も少ないのが特徴です。

海苔はそもそも水分をあまり含んでいないため、微生物が繁殖しづらく多少賞味期限が過ぎたところで神経質になる必要はないようです。風味は落ちますが、食べられます。ただ、賞味期限にかかわらず開けたらカビが来ていたというときは捨ててくださいね。
また、袋を開けたとき湿気ているときもあるかもしれません。そんな時はコンロで少し炙ってあげると、元通りとはいかないですがパリッとしやすくなりますよ。

海苔って、みなさんどこにに保存していますか？実は、一番適した保存場所は冷蔵庫や冷凍庫だったんです。理由は、冷蔵庫の中は乾燥しているから。できれば乾燥剤を入れたまま保存し、常温に戻してから開封して使い分だけ取り出し封をしてまた保存するといいみたいです。めんどくさくなければ使う分だけ小分けにして冷蔵庫に入れておくのがベスト。

何度か出てきているワードですが、湿気た海苔は炙ってしまいましょう。もともとのパリッとまではいかないまでも、海苔の香りが漂う美味しい海苔に戻ってくれますよ。
<正しい海苔の炙り方>
1、海苔の表面（ツルツルしている方）を内側にして2枚を重ねる
2、重ねたまま裏面だけを炙る（コンロから20cmぐらい離したところから）
直火でやるので、やけどには十分注意してくださいね！

湿気てしまったのならいっそのこと佃煮ににしてしまおう！という方法です。賞味期限の切れた海苔の大量消費にも向いています。作り方はいたってシンプルなので気軽にトライできますよ♪

1、お鍋に海苔をちぎりながら入れ、お水でふやかします。
2、1を火にかけ、涼味量を加え弱火で煮詰めます。
3、水分が飛んできてトロッとして来たら好みの固さのところで火を消しましょう。
4、粗熱を取った後、煮沸消毒された瓶などに移しかえれば出来上がり！

一味唐辛子や梅、わさび、ゆず胡椒、きのこ類などお好みのアレンジで楽しんでみてください♪
賞味期限としては具によっても違いますが1～2週間以内に食べきってしまいましょう。1食分ずつ冷凍してしまっても良いですね♪

お弁当にも最適！な海苔グッズが今たくさん出てますね♪少しご紹介しましょう！

さて、海苔の賞味期限を見てまいりましたが、いかがでしたでしょうか。意外にも賞味期限にこだわらず長期保存が可能な海苔。ダイエットにもいいですし栄養豊富。湿気てからの再利用もしやすいですし、なかなか使い勝手が良いですね。おやつに、ご飯に、これからもっと活躍しそうな予感がする海苔でした！