ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
いくらは醤油漬けに食べることはもちろん、丼や軍艦にしても美味しいですよね。そんないくらはピーナツに並んで多いとされるアレルギー要因の一つとされています。もし、自分・お子さんがアレルギーだったらどういった症状・対策を講じればいいのかを見ていきます。
日本では、サケの卵巣から取り出したもの(筋子)と粒状にばらしたもの(いくら)を区別する名称がなかったが、あるとき、ロシア人が粒状にばらしたサケの卵を「いくら」と呼んでいるのを見た日本人が、これを「いくら」と呼ぶものと思ったことに由来するとされ、実際、筋子と区別するのに都合がよかったために「いくら」と呼ばれるようになったとされる[3]。
産地によって成熟時期に差異はあるが、平均的に10月くらいになると卵が成熟してきて、いくらに適した状態になる。11月頃になるとさらに卵は成熟し、粒がさらに大きくなる。なお、いくらの皮は消化されにくいため、アレルギー源となりやすい蛋白質である。
魚卵は、アレルギーの原因食物として上位に挙げられています。また、重症な症状を引き起こす場合があり、とくに乳幼児では注意を要するアレルゲンです。厚生労働省による食物アレルギー対策検討委員会の結果によると、魚卵によるアレルギーの頻度は、8番目と報告され、特にいくらは、ショック症状の原因食物として7位、入院を要した原因食物として5位に挙げられています。
そんないくらのアレルギーについて以下で見ていきます。
卵アレルギー・そばアレルギー,いくらアレルギーなど全ての食べ物におけるアレルギーを耳にします。
では、そもそも食べ物アレルギーとはなんでしょうか?
食べ物アレルギーとは
2011年の厚生労働省の調べによると、アレルギー保持者の保育園児は全体の4.9%、小学生では2.8%と、子どもが幼いほど症状が現れやすいという結果が出ています。アレルギー原因となる特定のものを食べてから、だいたい2時間以内に症状が現れるため、注意が必要です。
特定のアレルギー症状として、じんましんや嘔吐、呼吸困難などの症状としてあらわれます。中には痙攣や意識がなくなったり、気道の粘膜がアレルギー反応で腫れる「アナフィラキシーショック」という症状が出て、呼吸困難で命を落とす危険もある場合もあります。
そのため、早くから自身のアレルギーをきちんと知っておく必要があります。
アレルギーのメカニズム
アレルギー反応は、アレルギーを持つ特定の物質(アレルゲン)によって引き起こされます。
アレルゲンに触れると、身体は外からの侵入者を察知し、身体が有害だと察知した外敵を退治するため、全身に瞬時に運ばれていき、体の局所で炎症を引き起こします。
発現する症状は、鼻水、眼の痒み、涙眼、息切れ、肌の乾燥は全て、肥満細胞が局所で反応している徴候です。
乳児がアレルギーを発症する場合
主に新生児時に、牛乳が原因でまれに発症します。嘔吐、血便、下痢などの消化器が主に症状として起こりますが、2歳頃までにほとんどが治るとされています
乳児期の食物アレルギーの症状として、もっとも多いタイプです。生後間もなく、顔からはじまる湿疹が、治療によってもなかなか改善しない傾向にあります。
しかし、乳児期のなかなか治らない湿疹がすべて食物アレルギーに関係するわけではありません。診断はお医者さんの判断のもとに行なわれなければなりません。鶏卵・牛乳・小麦・大豆などが主な原因食物で発症しますが、多くは成長とともに自然と治っていきます
大人がアレルギーを発症する場合
食後、速やかに症状が表われます。もっとも表われやすいのは皮膚症状ですが、他に呼吸器や消化器などにも非常に多彩な症状(アナフィラキシー)が表われ、中にはショック状態に陥る場合もまれではありません。
食物は年齢によって異なり、乳児では鶏卵、牛乳、小麦が多く、学童期以降では甲殻類や果物類、小麦などが多くなります。
特殊型には次の2つがあります。
特定の食べ物を食べた後に運動をするとアナフィラキシーが起こります。
原因となる食物は小麦や、えび・かにが多いのですが、それらを食べても運動しなければ症状は起こりません。また、運動してもそれらを食べていなければ症状は出ません。小学生以上から高校生に多くみられます。
果物や野菜を食べた直後に、口の中がイガイガしたり、口の中が腫れたりする症状が特徴的です。
花粉症のある大人に多く、特定の花粉と関連する果物や野菜に反応(交差反応)することで起こります。どのような果物や野菜でアレルギーが起こるかは、どの花粉にアレルギーがあるかによって異なります。
アレルギー症状も軽度なものから重度なものまで様々にあります。
また、人によっても同じ食べ物がアレルギーだとしても症状がことなります。食べ物によっても現れやすいアレルギー反応もことなります。
即時型食物アレルギーの症状でもっとも多く、じんましんやかゆみ、赤みなど、患者さんの約9割にみられます。
皮膚症状の次に多く、くしゃみ、せき、呼吸困難、ゼーゼー、ヒューヒューなどの症状です。
口の中がイガイガしたり、唇や口の中、まぶたが腫れる、のどの粘膜も腫れてくるなどの症状が出ます。気道がせばまり、オットセイの鳴き声のようなせきや、声がれ、声が出なくなってきたりします。さらに進行すると窒息する可能性もあり、迅速な対応が求められます。
腹痛や吐き気、嘔吐などの症状が出ます。
以上のような複数の臓器症状が全身に出るものが「アナフィラキシー」です。特に、血圧低下、それにともなって意識を失うなどの状態はショックと位置づけられ、命にかかわる危険な症状です。
いくらアレルギーに多い症状
いくらアレルギーの症状で、最も多いのは蕁麻疹などの皮膚症状で、他にも咳や喉などの呼吸器症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状があげられます。
食物アレルギーは、アレルゲンのいくらを食べてから、アレルギー反応が起こるまでの時間が短い(速い)のが特徴で、その代表的な症状が皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状などと言われています。
以前は3大アレルゲンと言われた「鶏卵」・「乳製品」・「大豆」のうち、最近は大豆が減少して小麦がこれに代わりました。鶏卵、乳製品、大豆、小麦以外にも食品に対するアレルギーはさまざまに増加しており、特に乳幼児期のピーナッツと魚卵(いくら)に注意が促されています。
人によって、アレルギーを引き起こす原因(アレルゲン)はさまざまです。アレルゲンを知ることが対策のスタートです。
◇食事の後に、くりかえし「おかしいな?」と感じたら?
まずは医師に相談を。原因食物(アレルゲン)をきちんと診断してもらう。
病院では、何を食べたか?ーどれだけ食べたのか?など、食習慣や食物アレルギーが出たときの状況、家族歴などについてくわしく問診をとります。
食物アレルギーが疑われたら、いつ、何を、どのくらい食べて、どれくらい後に、どのような症状が出たかがポイントになります。「食物日誌」に記録しておくと、役立ちます。
食物アレルギーの人にとって、ときに命を脅かすアナフィラキシーの症状が出ることもあります。もしもの時にあわてないよう、自身のアレルギー反応が出た食べ物を認識し、少しくらいなら大丈夫など甘い認識を持たずに備える必要があります。
アレルゲンがはっきりしたら、医師の指導のもと、原因食物を食べない「食物除去」をおこないます。アレルギーを持たない人と食事をした場合など少しは大丈夫じゃないかなど、無責任なことを言われて食べないこと。アレルギー反応が軽度の症状だから大丈夫など根拠のない理屈です。アレルギー反応が出たものは食べないと自分を強く持つことも、必要です。
特に小さいお子さんでまだ食べたことがないもの等には注意が必要です。親御さんの監視下のもとで初めてのものは食べる、一度アレルギー反応が出たものに関しては徹底的に食べさせないようにしたほうが良いです。
ただ、今回のいくらに限らず食べないことで栄養不足になるものに関しては医師と相談する必要があります
特定原材料とは、卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生7品目のことを指し、極めて少量でも容器包装された加工食品に入っていれば、原材料表示されます。いくらに関しては、特定原材料に準ずるもの20品目に含まれ、表示が奨励されています。(表示の義務はありません)
企業によってわかりやすく表示することで、アレルギーによる事故を防ぐ工夫をしています。
推奨されているだけで、表示されていないこともしばしば。いくらが含めれているのではないかと思った時にはいくらが含まれているか確認する、手をださない必要があります。
また、旅行先などどんな料理が出てくるかわからない場合などは事前に旅館等に伝えておくのも一つの手段です。
◇アドレナリン自己注射薬を携帯しましょう
過去に強いアナフィラキシーの経験があったり、その危険があると思われたりする場合は、アドレナリンを自分で注射する自己注射薬(アナフィラキシー補助治療剤)を常に携帯しておくとよいでしょう。
自己注射薬は、患者さんの状況に応じて、医師が必要だと判断した場合に処方されます。2011年9月に保険適用となり、一部負担で購入できるようになりました。
いくらのアレルギーについてまとめてみました。
私自身もいくらのアレルギーがあります。物心がつく前にアレルギーを発症し、食べた時には呼吸困難や湿疹・痙攣が起こり本当に苦しい思いをしたことだけは記憶しています。私は命に別状はなかったものの、もし命を落としていたらと考えると本当に恐ろしいです。
一人でも多くの人がアレルギーについてきちんと理解し、事前に自身のアレルギーを理解すること、そして、もし自身がいくらに限らずアレルギーであった場合はアレルギーの原因となる食べ物と上手く付き合うことで食べることがより楽しくなることにつながると考えます。
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